物騒な表題ではありますが、ぱちんこ業界における暴力団絡みの事犯について、ごく簡単にではありますが注意喚起させて頂きたいと思います。
はじめに
2016年(平成28年)12月末時点でのデータでは、暴力団の構成員数は18,000人規模であり、これは警察庁が統計を取り始めてから初めて20,000人という大台を下回ったものになっています。
その背景には、各地域において暴排条例が施行されたり、各業種において暴排宣言が発出されたり、警察庁が指定暴力団の取り締まり姿勢を厳しくしているという現在進行形の事情があります。
また、これは私見ですが、一般社会にも見受けられる旧来的なコミュニティの崩壊が彼らの業界内でも起こっていて、組織分裂したり、暴力団ではないものの「半グレ」と呼称される輩もあったりと、いわゆるヤクザ映画にみられるようなものとはまた違った様相を呈しているのが現状なのかな、と思っております。
主要な事犯について
そうした中で、必然的に暴力団を離脱する者が沢山発生する訳ですが、閉じた社会から世に解き放たれた元暴力団構成員が、何をもって収入減としているのかと言えば、典型的な犯罪である「万引き/窃盗/詐欺など」が占める割合が高い事から、彼らは経済的に困窮してそのようなケチな事に手を染めている事が窺われます。
また、暴力団構成員として活動している者に関しては、総検挙人員のうち、警察庁が「伝統的資金獲得犯罪(覚醒剤取締法違反、恐喝、賭博及びノミ行為など)」という表現で定義している事犯での検挙人員が占める割合はここ数年来3割前後で推移しており、依然として、これらが資金源の多くを占めているように見受けられます。
この事犯の中でも特に、「危険ドラッグ」と呼称されるものも含めて見れば、違法薬物、特に覚醒剤の密売に関しては乱用者のニーズが途絶える事は無い訳であり、彼らにとっては非常に魅力的な資金源になっている事が窺えます。
そして、この覚醒剤の密売や取り引きにおいて、ホールがその舞台にもなり得るという事について、過去記事で触れさせて頂いております。
【参考】
2017年6月30日公開
近年は、いわゆる「みかじめ料(用心棒代、ショバ代)」などに代表される、暴力団が威力を背景に行う資金獲得は大っぴらには出来ないご時世なので、上記のような事犯が増えている、或いは暴力団構成員数の減少の割には大きく減ってはいないとも考えられるかと思います。
こういった状況において、ぱちんこ業界、またそのファンも、場合によっては彼らにとって手軽な資金獲得手段になり得る場面があるため、注意が必要です。
[参考]
『平成28年における組織犯罪の情勢【確定値版】』
作成:警察庁組織犯罪対策部 組織犯罪対策企画課
※前述の数値や事犯の傾向などについては、こちらを参考にしております。
詐欺にご注意!
わざわざ言うまでもありませんが、パチ屋は多額のお金が出入りする場所であり、それは射幸性が抑制された遊技機主体の時代になっても世間一般の業種よりは多くのお金が動く事に変わりはないでしょう。
こういった状況で、昔も今も後を絶たないのは、暴力団構成員による、ホール内外における違法な貸し付け行為です。
これは、私が業界入りした頃には頻繁に話題になっていた事であり、駐車場に停めてある車のワイパーに
- 「負けた方には即貸し出します、電話番号090-●●●●-■■■■」
- 「一発逆転の資金を提供!10万円までなら即融資!」
などどいったチラシを挟んでおいて、利用客には法外な金利で貸し付けるという「パチンコ金融(パチ金)」と呼ばれるものです。
こういったものは、最近はあまり聞かなくはなりましたが、現金が絡んだ事犯、或いは特殊景品の交換の場面で暴力団構成員を匂わせて、威力を背景に騙し取ろうとしたりといった話は、SNS上などでも見聞きする機会があるかと思います。
当たりを追い駆けて大きく負けが込んでしまったが、肝心の遊技機は規則改正によりリターン期待値が低減されているので、当てても取り返す事は出来なかった。
そこに、「パチンコ金融(パチ金)」の付け入る隙があるかも知れません。
なので、打ち手の皆さんは、騙されない、被害に遭わないように可能な限りの警戒/自衛をして頂きたいですし、ホール側としても、警察を最大限頼ってお客さん側に危険や不利益が生じないような体制を敷く事が必須と言えます。
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闇スロには行かないで!
最後に、過去記事でもお話しした事がありますが、ここで改めて「闇スロ」への注意喚起をさせて頂こうかと思います。
これは私見ですが、スロットの規則改正によるスペックダウンは、より強いスペック機である4号機や5号機(高純増/高継続AT機およびART機)でお客さんを誘惑しようと目論む輩が自然発生するきっかけにもなると見通します。
思い起こせば、5号機時代の初期(2007年:平成19年10月以降は5号機に移行)にも「闇スロ」が横行し、
- 初代北斗
- 初代ゴッド
- 金太郎
- アラジンA
- 吉宗
こういった爆裂AT機/ストック機が「目玉機種」として悪用されていました。
業界側としては、ホールから撤去された遊技機がそういった場所に持ち込まれないように管理/廃棄体制を徹底した訳ですが、強い悪意はいかなる管理網をもすり抜けるため、完全にはそれを防ぐ事はできませんでした。
これは現在でも同じ状況であり、「闇スロ摘発!」という報道を度々目にする機会があるため、読者の皆さんにおかれましては、そういった場には出入りしないようにして頂きたいと、私としてはそのように思っております。
【参考】
2017年1月2日公開
『闇スロには行かないで!5.9号機へのスペックの変わり目には要注意』
以上、大変僭越ではありますが、ホール内外における暴力団構成員の活動について、ごく簡単にではありますが注意喚起させて頂きました。
今回は、これくらいにしておこうかと思います。
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「パチ屋は社会の底辺業種だが、暴力団構成員はそれ以下の裏社会の住人であり、本当にどうしようもない連中である!」という方は、下のボタンをそっと押して下さい↓
[記事公開]
2017年11月8日
毎日利益調整の為の違法釘曲げという犯罪を平気で行なっている上に、平然とどこの店でも行なっていると正当化してる人が犯罪の注意喚起をしてるなんてとても面白いですね
納入された台の釘を叩いて曲げて出玉を削ってほとんどやってる事は詐欺まがいなんですよね
その事も注意喚起したらどうですか?笑
そんな釘の台を打ってたのは貴方ご自身ですよね。詐欺と思われたなら警察には当然ご相談されてますよね?こちらに書き込んでいる余裕がおありなら全ての関係者に注意喚起される余裕もおありでしょう。頑張って下さいね(笑)
間抜け さん&匿名店員 さん
この手の話題だと必ずこういった「お前が言うな」展開が待っていますが、まあそれこそが業界の実情なんですよね。
間抜け さんのご指摘は正しいです。
どうやっても堂々とできないのがパチ屋な訳で。
以前、パチンコ店内のATM設置をやめよう的な話題があったような、なかったような。
パチンコ闇金に手をださないように消費者金融や銀行系カードローンの無人契約機を設置したらよろしいかと。
と、いってもパチンコで負けて消費者金融などから借入しようと考えている人は審査を通らないブラックリスト登録者でしょうけど。
銀行系カードローンも総量制限がかかりはじめた昨今、やはり闇金融は必要悪かもしれませんね。
ねこたろう さん
ホール内ATMは見た目もイメージも最悪ですよね。
すぐに引き出して追い銭する事が可能な設備を、よく設置するな~と思います。
或いは、万枚出して交換した後に、すぐに入金できるように、とでも言うんでしょうかね。
昨日のホール攻略読みました?
楽太郎さんが見捨てた読者がクロロさんを頼って連絡して、クロロさんはしっかり店を晒して応えましたよ?
ホール営業と同じです。
期待に応える者だけが残ります。
カグラ さん
需要がなくなれば消えて行くだけ、というのはweb上でも同じでしょうから、見守って頂ければと思います。
ホールで横行する犯罪の一つであるゴト行為。
これに携わる人間も、暴力団もしくは元暴力団の人が多いというイメージがありますが、これは少し偏見を持ちすぎでしょうか?
ファウ介 さん
プログラム解析系ではなくローテクなアナログゴトに関しては、そういった事情もあるでしょうね。
ちょっと話はズレますが、闇スロ摘発で回収したスロット機を報道陣に見せる時の並べ方が、メーカーや販社の発表会のような見事さで思わず笑ってしまいました(笑)
しかし怖いですね。買取所は地域によっては、ホールから随分離れた路地裏にあったりしますから、怖いお兄さんに絡まれたら逃げる所が無い。とりあえず腹にジャンプでも仕込んどきますか(´・ω・)
ゴンザレス さん
ジャンプだといかにも対策している風で、実際に攻撃されてそれで防御成功した時のドラマ感的には弱いです。
なので、ゴンザレスさんには沖スロメダルをお勧めします。
これなら、「ヤ●ザが放った銃弾がゴンちゃんの腹部を撃ち抜いた!次号、”さよならゴンちゃん”」で終わって、翌週は「凶弾によって命尽きた…と思われたその刹那、ユラリと立ち上がるゴンちゃん、その手には、キラリと光る30Φメダル!」といった感じで劇的に演出できるかと思います。
ジャンプなんかじゃ防げないんだよなあ
空砲でもジャンプを貫通するので防ぎたかったらガロみたいな黄金の鉄の塊の鋼の鎧を召喚して、どうぞ
ソウルメタルは並みの金属ではない(迫真)