「グランドクローズ」が決まると法令や規制を無視してヤケクソで営業する事はありますか?-回答

今回は、「ヤケクソ」営業についてのご質問にお応えします。

 

ふわふわ さんからのご質問

当方京都在住の者なのですが、京都は他の県よりも少し早くからライターの来店告知等が禁止されており、一応芸能人の来店やTwitter等での匂わせは行われていたのですが、sns上で大っぴらに名前をあげて宣伝することはございませんでした。

 

しかし、下記画像の店舗のピーワールド上でこのような画像が張られておりました、これは明らかに京都の来店告知規制に引っ掛かっておるものと私は考えるのでしょうがどうでしょうか?

 

また、このお店は昔は珍古台を売りにしていた店舗である程度栄えていたのですが、規制で撤去となり今は閑古鳥が鳴いている店舗でございます、閉店前の最後のやけなのでしょうか?

 

画像ダウンロード用URL(省略)

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ここまでが、ふわふわ さんからのご質問です。

※省略画像は、演者/ライター/広告代理店さん招致によるイベント日程がスクリーンショットになっているものです

 

それでは、回答です。

猫のんだくれ

回答

結論

まず、結論から先にお話しして、続いてその理由を簡潔に述べて行きます。

 

経験上ですが、派手な告知/広告宣伝やイベント施策などと「直近の閉店(廃業、グランドクローズ)」には関連性がありません。

 

何故かというと、第一に、閉店が決まっているお店はそのような事に費用を掛けたりはせず、仮に店長クラスが起案しても、上長が承認しません。

 

第二に、末期のお店の場合は、今回話題にしているお店のように外部発信など変わった事はせず、ただひたすら閉店の日まで粗利主眼で営業する以外の選択肢はありません。

 

今ある物を限りなく消費して行くだけであり、人員補充もしなければ、特殊賞品以外の賞品なら在庫補充すら控える場合もあります。

 

例外があるとすれば、名の有るホール企業が系列店へのマイナス影響を生じさせないように還元施策をとったりする場合があるくらいで、一般的な中小ホール企業店舗だと、とにかく省コストでひっそりと店仕舞いするというパターンがほとんどだと思います。

 

今回ご指摘のお店は系列が2店舗のようですから、残った1店舗の営業上の集客を考慮してほぼ毎日演者/ライター招致系或いは広告代理店の取材系イベントを実施する、という可能性はゼロだと思います。

 

別の観点で、イベント乱発に走っての法令/規制違反という事は無くても、他の面にその兆候や傾向が出て来る事はあります。

 

例えば、最近話題になっている「検定/認定切れ機」の継続設置がそのひとつですが、これについての解説は最後に述べさせて頂こうかと思います。

 

後段では、話を今回のイベント営業に戻して補足的に解説して参ります。

 

なぜ急にイベント攻勢に出たか

従来は一応広告宣伝規制に従って粛々と営業していたお店が、一転して何故悪目立ちするような営業手法に切り替えたのか、という事についてお話しします。

 

これは、既にふわふわ さんがご指摘の通りです。

 

「珍古台を売りにしていた店舗である程度栄えていたのですが、規制で撤去となり今は閑古鳥が鳴いている店舗」

 

という事ですので、機種の魅力で近隣の他店舗と差別化したり集客したりする事ができなくなり、それによる営業数字減(売上/稼動/粗利)を補填するために、「外見」を良くして集客しようとする施策と言えます。

 

なので、閉店する事が決まったのでヤケになって、というのではなく、その反対に閉店に追い込まれるような状況にならないようにある程度の危険を冒してでも外部発信する方向に舵を切ったのだと言えそうです。

 

私は当該エリアにおける組合の申し合わせ事項遵守の温度感は分かりませんし、京都府警本部/所轄の取り締まり姿勢やチェック目線がどの程度なのか不明なのであくまでも推量の範囲で述べますが、「危険を冒して」発信し出したのではなく、

 

「エリア内の様子を見渡す限り、この程度なら違反行為を指摘されたり何らかの指導を喰らう可能性は低い」

 

と判断して、集客意図がかなり具体的に見えるイベントでも外部発信に踏み切った、という可能性もあるかと思います。

 

営業の王道としては、機種やイベントではなく「お店自体」にお客さんを付ける努力をするべきと言いたいところですが、では具体的にどうするのかと聞かれますとお店ごとに個別に状況が違いますので一概にこうだとは説明しにくいため、ここでは割愛させて頂きます。

 

最後に、後段で、今回のようなお店ではなく「本当に閉店が近いお店(特に中小店舗)」の特徴について触れて、締めさせて頂く事にします。

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グランドクローズが近いお店の予兆

以下、ユーザーの立場で視認/体感できるものとできないものも含めて、箇条書きで挙げて行きます↓

 

①ユーザーが直接的に操作/使用する設備/サービスの維持が雑になったり廃止される

例)ユニットサンドが劣化して紙幣がスムースに入らない、椅子の穴空きを修繕/座面交換しない、新台導入するたびに専用の旗/札や椅子カバー等を用意していたのを止める、毎月実施していた床のワックスがけを止める、空調設備の定期清掃をやめる、「ご自由にどうぞ」系のアメニティ類のサービスを廃止する、花やフレグランスなどのプラスα的な装飾設備の使用を止める、営業中に随時実施していた入会案内を止める、近隣の他業種との提携サービスや駐輪場利用券の提供などを止める など

 

②店舗に常備する金銭を減らす

金庫に保管している「精算用の準備金」を減らすため、営業時間中に頻繁にユニットサンドから回収してそれを精算機に補充するようになる

 

③エリアの組合の会合を欠席(退会)する

大体は月に1回開催されている単位組合の定期会合に顔を出さなくなる

※退会にあたっては、組合に対しての預け金等の返還を受けたり上位組織である都道府県遊協への伝達等の事務処理が必要なため、閉店する1~2ヵ月前に所属組合長に知らせて定期会合でも伝達されるという手順を踏む。これにより、会合に出席している他店舗の役職者や関連業者経由で、「某店が近々閉店する(かも知れない)」という情報が、当該店舗が公式に発表する前に外部に洩れる事もある

 

④定期/日常的に更新している物(デジタル含む)の管理が雑になったり廃止される

入替があるたびに利用していた告知用のチラシを止める、デジタルサイネージの内容を更新しなくなる、店舗/新台案内のラベルを封入した街頭でのティッシュ配布が無くなる、ポータルサイトの更新が止まる、SNSでの発信が止まる など

 

⑤常時実施していた求人を止めたり、主要スタッフが退店する

HPや店舗内外に掲出していた求人案内物が無くなる、「ベテラン」や「看板娘」的なポジションのアルバイトの姿を見掛けなくなる、ワゴンサービスやキャンペーン時などに利用していた派遣(イベント、キャンペーン)スタッフ等が居なくなる など

 

⑥設置機種の管理が雑になる

入替頻度が明らかに落ちる、釘の状態が明らかに悪くなる、設定変更/リセットの仕方が雑になる、故障機を修理せず放置するようになる、営業貢献度が高い「メイン機」でも中古価格が高い内に売却してしまう、検定/認定切れ機を撤去しない など

 

【参考】

①2020年12月16日公開

『【金玉乱太郎通信vol.6】ハーデスを撤去する/しないで、オーナーと幹部社員/店長が押し問答になった都内ホールあり』

 

②2020年1月24日公開

『①みなし機の設置が所轄にバレたお店②ガイアの夜更け【金玉乱太郎通信vol.8】』

 

…他にも色々とありますが、ざっとこんな感じです。

 

 

以上、十分な回答になったかは分かりませんが、今回はこれくらいにしておこうかと思います。

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2020年2月9日公開

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