「スロット機に”タイマー機能”はあるのか?」「保通協試験に適合した型式の性能、メーカー公表値、ホール営業での性能、これらの数値は同じか?」-回答

今回は、開発周りの事情に詳しい情報提供者から動いて頂きました。

 

すー さんからのご質問

楽太郎様、いつも楽しくブログ、Twitter拝見しています。

 

いろいろクレームで対応なさったり大変かと思いますが、非難する人よりも応援する人の方が圧倒的に多いと思いますので、これからの発信も期待しております!

 

さて、今回の問合わせですが、ホールの楽太郎様にお聞きするのが正しいのか微妙ですが、スロットの性能について質問があります。

 

1:検定時の性能、メーカー公表数値、ホール割、これらは間違いなく同じ数値なのか?

それとも、何らかの原因で違いがある、という可能性はあるか?

 

2:嘘かホントかは別にしてホールの方もよく「これはタイマーがついている機種だ」とか言っているのを目にします。オープン当初の頃のホール割と、何週間~何か月か経過したときのホール割が違うくなるように、タイマー機能を付けてメーカーが台を売ることは可能なのか?

 

質問はこの2つです。

 

変な質問ですし、大変お忙しいお方だと思いますので、ご返信頂ければラッキーくらいに考えております。

 

どうぞよろしくおねがいします。

________

ここまでが、すー さんからのご質問です。

(全文そのままです)

 

それでは、回答です。

イケメンうさぎ

回答

分からん!

本件は、すー さんもご指摘の通り、ホール側の私では何とも回答ができない性質のご質問と言えます。

 

なので、このブログではこういった際に何度も動いて下さっている、メーカーの開発周りの事情に詳しい情報提供者(以下、「A氏」)から協力して頂きました。

 

以下、A氏との、DMでの遣り取りの内容を、紹介させて頂きます。

 

それによって、本件に対しての、ある程度の回答にはなるかと思います。

 

それでは、ご覧下さい。

 

遣り取り内容

以下、DMでの遣り取り内容です↓

________

楽太郎

「うーむ、また回答に困る問い合わせが…」

 

「要点としては、スロット機において、

 

①型式試験適合時の設計値

②メーカー公表値

③ホールに設置されている当該機種の性能

 

これら3つは同一か?

 

それとも、異なる可能性があり得るのか?

 

「この質問がまず1つ」

 

「ほんで、もう一つが、

 

技術的に、いわゆる”タイマー”的な機能を内蔵する事は可能か?

それによってホール設置時当初の数値と、数か月後の数値が異なるように開発する事は可能か?

 

「・・・こんな感じです」

 

「完全には調べようがない事かと思いますが、もしもコメントできる事がありましたら、”開発周りの事情に詳しい情報提供者からのコメント”として紹介させて頂きたいです」

 

「宜しくお願いしますm(_)m」

 

A氏

「ご苦労様です」

 

「聞ける人も限られてきますが、仕入れられる限り聞いてみます」

 

「タイマーというか、いわゆる”アイス”みたいなものは本当にあったようですがね…旧時代には」

 

「まあ、当時のハード開発側は、”なんとも言えない…” といった感じでしたね〜(笑)」

 

「昔、■(注:メーカー名)の機種に、”え?この基板て、何のためについてんの?”みたいなのがありまして、それの出所を調べて欲しいって、●(注:メーカー名)に聞かれたことがありますね(笑)」

 

「私、当時は●社と取引したくて必死だったんで、結構調べましたけど、ふかーいとこまではハッキリしませんでした」

 

「とりあえず、身バレしない範囲でですが、聞ける範囲で聞いてみますね」

 

「ちなみに余談ですが、ちょっとツイッターから離れていたのですが、楽太郎さんの業界ブログと楽太郎さんからなにかDM来てないかのチェックだけは欠かさずしてました」

 

「どうですか?エライですか?」

 

「でしたら、楽太郎さんのホールでGRTのアルペジオの6打たせてください」

 

「冗談です…」

 

「まあ、お互いに素性までは知らないという事で、どこの店長さんなのか分からないから、そもそも打ちにいけないんですけどね!」

 

「すみません…久しぶりの依頼でテンション上がったので、ちょっと調子に乗りました(笑)」

 

「とりあえず、なにか情報入ったら、連絡します」

 

楽太郎

「毎度、お手数ですが…」

 

「どうぞ、よろしくお願いしますm(__)m」

________

上記の遣り取りは、4月初旬のものです。

 

以下、つい先日の遣り取り内容です↓

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________

A氏

「ご苦労様です、連休入りしますね」

 

「ホールの方はいかがでしょうか?賑わってますか?」

 

「…さて、早速ですが」

 

「だいぶ時間を要してしまいましたが、以前ご質問いただきました内容についての返信です」

 

メーカーの技術及び開発の方から、出来うる限りの回答をいただけましたので、以下で展開いたします」

 

「まず、

 

①型式試験適合時の設計値

②メーカー公表値

③ホールに設置されている当該機種の性能

 

これら3つは同一か?

 

⇒②と③は設計上の問題なので、多少の±誤差は出る可能性はありますが、ほぼほぼ同一と言って問題ないはず

 

「特に、今はメイン管理ATになり、メインをいじくらないことには出玉の設計値はいじりにくいのが現状です」

 

「となると、余計に設計値で大きな誤差が起こることは、ほぼないと思ってくれていいと思います」

 

「①と②③の比較についてですが…」

 

開発部署ではない方にも聞いてみたのですが、”正直、わからない”という回答でした」

 

「5号機以降は、特にこういった差異の疑いについて耳にすることが多いですが、申請適合するかどうかギリギリのラインで機械設計をするのが、今のメーカーです」

 

「それで、結果的に通ればラッキー、通らなければ、再申請…ということの繰り返しですから、申請適合したものがギリギリの設計値で型式試験時にたまたま適合できたものの場合、メーカー想定よりは設計値は低いものになっている可能性が高いです」

 

「とはいえ、メーカーも出玉設計的に飛び出るものを設計しているわけではないので、大きな誤差はないんじゃないんだろうか?とのことです」

 

「基本的にはブラックボックスである保通協型式試験ですが、主基板に関しては、電子部品の使用にかなりの制限があります」

 

「主基板と、その他基板の部品使用のレベルで例えて言えば、”ショルダー型の携帯電話”と”スマートフォン”くらい、大きな差があります」

 

「要は、あまりに性能の高すぎる基板にしてしまうと、保通協の方で理解できない、或いは現状のまま検査できないってことが起きてしまうから、主基板の部品の高性能化を許可できないのではないか?という話もあるくらいですから…」

 

「とはいえ、それを想定した上での設計値であり、適合した型式は適合できるだけの性能を持ったものなわけですから、メーカー公表と適合型式で大きな差があるとは考えにくいと思います」

 

「次に、2つ目のご質問への回答に移ります」

 

技術的に、いわゆるタイマー的な機能を内蔵する事は可能か?

 

それによってホール設置時当初の数値と、数か月後の数値が異なるように開発する事は可能か?

 

…という主旨のご質問でしたね。

 

これに対しては、

 

⇒今やっているところがあるかはわかりませんが、タイマーは可能だと思いますし、実際、サブ基板管理時代は普通にやってたんじゃないか?って声は聞きますが、今はそれをつける方が面倒だ、なんて声もあります」

 

「■(←伏せてお願いします。注:メーカー名)の申請部署の方にも聞いてみましたが、基本的には馬鹿みたいに分厚い資料も同梱で申請に出すので、メイン管理にあたってメインの性能を型式試験時にだけ落とすようなタイマーなんて今つけたら、すぐにばれて即不適合になるんじゃない?って言われました」

 

「以上、回答としては、こんなところでしょうか?」

 

「私の方で身バレしない範囲内での調査回答になりますので、楽太郎さんにとって十分な回答、明確な回答にはなっていないのかも知れませんが、今回はこれくらいでご容赦ください」

 

楽太郎

「詳細に、ありがとうございます」

 

「お互いに、身元バレしないように、と考えると、頂戴したご回答で十分過ぎるほどです」

 

「ご協力、ありがとうございました、早速記事にしてみますm(__)m」

________

開発周りの事情に詳しい情報提供者A氏との遣り取り内容は、上記の通りです。

 

追記

この記事の公開後に、TwitterのDMで

 

「現開発の立場で、補足したい事がある」

 

と、ご連絡を頂戴しました。

 

以下で、その内容を紹介させて頂きます。

________

「歴15年程度の現開発者」氏からのご連絡

 

いきなりDM失礼致します。

 

4月28日(日)公開の記事、拝見致しました。

 

内容について、現在開発に携わる者の観点で、若干ですが補足したい部分があります。

 

まず、いわゆる”タイマー”についてですが、サブ管理時代には、実際にありました。

 

もちろん、全メーカー/機種ではなく、ごく一部のメーカー/機種のみです。

 

例えば、■さん(注:メーカー名)や●(注:機種名)では、やっています。

 

ですが、記事にもありました通り、今ではメイン管理になりましたので、そのようなメーカー/機種は、もう無いかと思います。

 

次に、性能数値の違いの有無についてお話しします。

 

メーカー公表の出率についてですが、保通と市場での比較上は、大差はありません。

 

ただし、保通での試験が最大値と言えます。

 

全役の取りこぼしが無いように試験を行うためです。

 

また、メーカー公表値と市場との差の有無についてですが、これは販売時に営業部署/営業マンが盛る場合があるため、差がある場合があります。

 

こういった事を検証するにあたっては、モードSIS(注:ダイコク電機が提供する、設定別の営業実績データ)が全てと言って良いかと思います。

 

また、これは公表はできませんが、一部のメーカーで、試験抜けの目的で、市場では普通しない打ち方で申請する機種も、あるにはあります。

 

自分が知っている範囲ですと、いわゆるスラッシュAT機(注:通常時にリールの特定範囲を狙わせる事で意図的にベースダウンさせ、その代わりにAT中の高純増を可能にしたタイプ機)と▲(注:機種名)は、試験と市場の打ち方が異なります。

 

・・・以上です。

 

記事にして頂く際は、あくまでも「歴15年程度の現開発者」から、という事であれば、構いません。

 

駄文失礼しました。

________

ここまでが、本記事を公開した直後に、ご連絡を頂戴した内容です。

 

 

以上、今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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[記事情報]

2019年4月■日公開

7 comments on “「スロット機に”タイマー機能”はあるのか?」「保通協試験に適合した型式の性能、メーカー公表値、ホール営業での性能、これらの数値は同じか?」-回答

  1. ジャグキチ

    すぐにばれて即不適合になるんじゃない?

    おいおい、メーカーさんよ、白々しい事言うなよ(笑)

    実際バレて、(次こんな事やったら営業禁止にするぞ)って言われたんですよね、サミーさん、ユニバーサルさん。

    特にユニはコンチネンタルで3年間の営業禁止喰らってますしね、あの頃の(彼らにとっての)悪夢がフラッシュバックしたんじゃないでしょうかね。

    まぁでもバレてかないメーカーは今でもタイマー仕込みしていると思います。

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  2. 匿名

    バックアップ電池の電圧低下をトリガーに誤動作させる・・
    ような手法はバレないのでは?
    このアイデア使っても良いですよ!

    Reply
  3. ゴンザレス

    「”ショルダー型の携帯電話”と”スマートフォン”」、そりゃなんとも恐ろしい差が・・・

    しかし、その分厚い書類を書いたり読み込んだり、面倒な実機試験を自分等なりの対策をしたり裏道を探したり、その対策や裏道を潰したり、お互い面倒なことをしてるんですねぇ(´・ω・)

    時たま出る「なんで試験を通ったんだろう」という台は、単に運が良かっただけか。少なくとも『今』の時代は。今の定義が何年かによっても、印象が変わりますがね。

    Reply
  4. 匿名

    なんか最近の楽太郎は釣りしかしなくなったな
    これがストレスを溜めないブログ術ということですかね
    バカなりに少しは学んだということか

    Reply
  5. 匿名

    変なもの仕込んで申請通したとして、それがバレた時には今後の申請通過に影響が出る。
    今はこういった状況なので危ない橋を渡るメーカーは少ないハズ。
    既に設置済み6号機機種にてモゴモゴ

    Reply
  6. 匿名

    そりゃ、やってようがやってなかろうが「今はやってない(と思う)」と言う答えしか返ってこないですわな
    質問がバカすぎるわ

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