今日が仕事初め、という方も結構多いのではないでしょうか?
季節感が無い職場事情…
クリスマスにしても、大晦日~元日~三が日にしても、世の中的には季節感がある日程でいつも感じる事ですが、パチ屋をやっていると、自分たちで無理やり季節感を出さないと「普通の」生活にならないのが悲しいところです。
13~14時間営業で、365日 年中無休、みたいなお店が全国には多い訳ですが、これはあくまでも営業時間であり、役職者クラスは早朝7時に店に出て来たり、閉店後深夜2時まで店に居たりと、ハッキリ言って無茶苦茶な働き方をしている方もかなり多い事と思います。
この楽太郎は、と言いますと、時間拘束されていない立場であり、古い体質の会社ですので、粗利ノルマさえクリアしていたり、或いはショートしても「こんなもんかな」で済む程度であれば、いつどこで何をやっていても会社から文句を言われる事はありません。
極論を言えば、営業数字さえまともなら、仮に丸一カ月間管理店舗に顔を出さなくても、お給料は満額頂けます。
ですが、会社の先輩世代には大変申し訳ないのですが、そういう上司をずっと見て来て、私自身そういう役職者の事が心底嫌になってしまいました。
なので、営業現場のチェックはもちろん、部下に「示し」をつけるという意味も含めて、ホールにも出たり、煙たがられながらも事務所に居たりと、割と「真面目に」管理業務にあたっておる次第です。
同業の若手の皆さんへ
パチ屋の役職者に限った事ではないのかも知れませんが、「手抜き」が上手い者が実は本当に能力があって、「真面目に」業務にあたると社畜扱いされるリスクがある、というのもまた事実かと思います。
この私も、会社や上司からの、かなり理不尽な要求に応えながらキャリアを積んで来たという経緯があり、振られる業務には自分なりに全力で応えながらやって来た、典型的な社畜だと自認しております。
幸いにして、パチンコスロットはもちろんパチ屋が大好きでしたので、辛いとか辞めたいとか、そんな思い詰めた事までは考えずに済み、またそういった余計な事を考える暇も無いくらい忙しい若手時代を過ごしましたので、社内的にまともなポジションを得た今は、キャリアの中でやっと一息つけたという印象です。
まともなポジションを得る事が出来たのは、能力が高かったからではなく、単純に対抗馬不在だったというのがリアル事情です。
例えて言えば、かの漫画『花の慶次』のワンシーンで、同世代の皆で露天風呂に入っていた所に豊臣秀吉が入って来て、戦場を駆けずり回って、信長の後継者は?と周囲を見渡した時に気付いたら自分しか居なかったので天下人になれた、と述懐するシーンがありますが、まあ、あんな感じです。
効率良く、力の入れどころを間違えずにピンポイントで成果を出す同僚がいる中で、自分はどうも鈍臭いし成果アピールもショボい…
などと悩んでいる若手役職者の方もいらっしゃるかも知れませんが、私のような前例もあります。
技術を要する業務でうまくいかなくても、デキる人よりも多く時間を掛けたり、事前に予備知識を得た上で準備して臨む事でカバーできる事は結構沢山あります。
他の業種に進んだ友人たちが、季節ごとの行事に興じたりする様子を見て、一般社会とパチ屋はやっぱり違うな、と愕然とするような場面もあったりするかと思いますが、そんなパチ屋でも店長以上のポジションを得れば自由度が一気に増して楽しく働けるようになります。
年末年始のこの時期、アルバイト/派遣スタッフが連休をとっていて、シフトの穴埋めでホールを走り回ったり、時間外業務もあって苦労しているかも知れませんが、そんな取り組み姿勢をしっかりと見てくれている上司は居ますし、不幸にもそんな上司が居なくても、そうやって身に付けた実力は後々より上のポジションに就く際の証明書になりますから、挫けずに励んで頂ければと思っております。
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年末年始のフルタイム営業に意味はあるか?
さて、そんなこんなで、あっという間に三が日も終わりです。
自店の営業エリアの、12月30日~1月3日期間の営業を見ていて思ったのですが、ホール状況と営業数字、その他社内事情を総合的に考慮した際に、
短縮営業、つまり早仕舞いした方が良いのでは?
と感じるお店が、結構沢山ありました。
具体的に申しますと、ホール状況を見るに、21時前後の全体稼動が6名というお店がありました。
時期に関係なく、来店してくれる常連客には、いつも通りの営業で最後まで楽しんで頂くという考え方は理解できます。
また、営業時間を変更すると、混乱するお客さんも居るから、あまり好ましくない、というのもまた正論です。
もっと言えば、隣近所にライバル店があるような立地条件の場合は、早仕舞いするとそっちにお客さんが流れてしまうリスクもありそうだから、できない、というのも分かります。
早仕舞いの告知を出すと、その閉店時間よりも早く稼動が引いてしまうので、売上が止まるのがより早まってしまうという心配もあるかも知れません。
しかし、営業数字の事を考えると、21時から通常の閉店時間である23時くらいまで数人のお客さんが持ち玉遊技した場合は、売上の伸びよりも、削られる粗利の方が大きくなるという場面も多々あるでしょう。
別の観点では、社内事情としてアルバイト/派遣社員等の人件費の節約にも繋がります。
ひいては、日々かなり無茶な働き方をしている役職者をはじめとして、より多くの従業員が「季節感がある」生活を送る事ができて、リフレッシュしてまた業務にあたる事ができるようになるというメリットも生じるでしょう。
こういった事は、経営者も関わって来るので、店長よりも上のポジションでないと判断できない会社も多いのかも知れませんが、ひと昔前のように、
「年末年始の暇潰しはパチ屋で」
というファンは減っているという事情もありますから、今後、短縮営業を検討した方が良いお店は、結構沢山あるのではないかと、そのように思った次第です。
以上、今回はこれくらいにしておこうかと思います。
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[記事情報]
2019年1月3日公開
逆に自分の周りは年々短縮営業を行わない店が増えています。
自店はその流れに逆らい、例年通り時短営業を行っていますが…
アニメの笑ゥせぇるすまんが好きでパチンコで出るたびに打っているのですが、今月新台導入される笑ゥせぇるすまんは触らない方がいいですかね?
あまり長期稼働しそうにない新台はやっぱり回収から入りますよね?
助言お願いします
経営者とその仲間たちが変わらんなら無理でしょうね、意識が変わるというか人そのものが変わらんと。
「年末や正月は開いていなければならない」という先入観や「昔は年末年始で大儲けできた」という成功神話があるような方々の方針や信条を変えるのは、相当難しいですね。仮に「年末年始の稼ぎのおかげで乗り切った!」なんて過去があれば余計に難しい(´・ω・)