パチンコで自然に玉掛かりした場合、打ち続けてOK?ブドウを崩さないように店側に要求可能?-回答

今回は、不可抗力による玉掛かり(前留まり)についてのご質問2件に、まとめてお応えします。

 

たこす さんからのご質問

こんにちは楽太郎さん。

 

いつもブログ、楽しく拝見しています。

 

今回は、つい先日目撃した内容について質問致します。

 

現在ホールで稼働している必殺仕事人v。

 

小当たりラッシュというギミックを搭載しており、確変中にハマればハマる程出玉が増える…

といった宣伝内容を聞いた事があります。

 

回る回数が長ければ長いほど出玉として返ってくるという理屈はわかるのですが、今回は「玉詰まり」についての質問になります。

 

小当たり時に解放するアタッカー部分の下に釘があり、その場所に玉が詰まった状態で確変を消化している人を見ました。

 

アタッカーを通過した玉が下に流れずに、アタッカー周辺に玉が溜まります。そして小当たり時に溜まった玉が一気にアタッカーに流れ込み、大量の出玉を獲得…

といった感じです。

 

一回の確変で3000や4000といった感じです。

 

玉が詰まっている事は店員さんに「確変中」には報告せず、「確変終了時」に報告していました。

 

ここで疑問に思う事が、これは客が悪いと扱われるのか、店が悪いとする事になるのかの判断です。

 

ゴト等にこの行為は含まれるのか?

 

出玉を返す必要があるのか?

 

釘の調整が悪い店に責任があるのか?

 

お店によりルールや判断基準は変わるのか、疑問が絶えません。

 

回答、宜しくお願い致します。

________

ここまでが、たこす さんからのご質問です。

(全文そのままです)

 

次に、TwitterのDMでお寄せ頂いた、こちらのご質問をご覧下さい。

 

枠下@夜勤ホテルマン さんからのご質問

取り上げていただきたいことがあります。

 

昨今、SNSや動画投稿などで盤面にブドウが出来てヘソ入賞率がアップ、それを打ち続けたなど見かけます。

 

これは許される行為なのでしょうか?

 

もちろん、ゴト行為はご法度ですが偶然出来上がった場合、客側は店に報告する義務はあるのか、店側がブドウ解除をしようとしたら客側は拒否して打ち続けることが出来るのか。

 

違法な釘調整が原因ならば、どうなるのか。

 

打ち続けて大当たりしたら有効? 無効?

 

景品交換したら窃盗? 詐欺?

 

このような場合、店側、客側、法律側からの意見を聞きたいです。

________

ここまでが、枠下@夜勤ホテルマン さんからのご質問です。

(全文そのままです)

 

それでは、回答です。

ぶどう

回答

遊技契約/ハウスルール掲示の有無

営業時間中に不意に玉掛かりが発生して、そのまま遊技を続ける事に関しては、

 

  • 違反/不正行為か
  • 不可抗力によるため、お客さん側は一時的な得として良いか

 

この判断には、権利義務関係の案内がしっかりと掲出されているかによって違いが生じます。

 

端的に申し上げれば、こうしたイレギュラーな事象が発生した際に、お店側としてはどのように扱うのかを、遊技契約/ハウスルールとして客先の周知になる場所に常設掲示しているか否かが重要です。

 

「故障、その他不可抗力により正常なご遊技ができないような場合には、スタッフから声掛けさせて頂き、ご遊技を中断して頂いたり、稼動を停止させて頂いたり、景品交換をお断りさせて頂く場合がございます。また、その際に、返金や出玉補償等も致しかねる場合がございます」

 

こんな感じの包括的な文言であれば、お店側目線では、玉掛かりも含めて多様なイレギュラーに対して柔軟に対応できるかと思います。

 

釘曲げしたから?不可抗力?

問題は、0.01mm単位における釘調整のようなものではなく、一般客から見ても明らかに釘曲げされている台でそのような事が起こった場合についてです。

 

玉掛かりは、複数個の玉が盤面~釘~ガラス(或いは入賞口のハッタリなどのプラスチック部分)付近で立体的に重なり合う事で、仮に無調整やそれに近い状態の台でも発生する事はあります。

 

また、玉の表面に微細な錆ができていたり、店名の刻印部分に脂汚れ(手垢)やタバコの灰などの付着物が生じてサイズアップする事で、釘間隔が狭い箇所において引っ掛かってしまう場合もあります。

 

いずれにしても、打ち手側からしてみれば、釘曲げによるものか、不可抗力によるものか、そこら辺の明確な区別がつくか つかないかは別として、とにかく玉掛かりしたという事実だけは確かな事です。

 

前述のように、遊技契約/ハウスルールを掲示して、一切のケア(玉による補償、返金等)はしないと明言している場合であれば、とりあえずは「そういうお店」という事で説明責任は果たしていると言えます。

 

しかし、一切の遊技契約/ハウスルール掲示が無い場合には、どうなるのか?

 

いくつかのパターンに分けて解説させて頂きます。

 

パターンごとの解説

Q1:正常な玉の流れが阻害されて、始動口に入賞しにくいなどの遊技上の不都合が生じた。

使用金額の返金を求める事は可能か?

 

A:私見では、可能。

 

釘曲げ箇所で玉掛かりして遊技に不都合が生じた場合は、不正改造を施した事が原因で発生したものであるから、「使用金額分や、相当する金額/貸玉で補償して欲しい」という遊技客の主張は正当なものである。

 

この求めに一切応じない場合には、検定機を営業の用に供するという観点や損害賠償という観点ではおそらくは債務不履行となり、お店側が悪くなる。

 

Q2:玉掛かり状態で、遊技客側が店側に申告せずに遊技続行して得た玉は景品交換上有効か?

 

A:私見では、有効。

 

店が意図したものでも、遊技客側が不正を働いて玉掛かり状態を作り出したものでもない偶発的な事であり、遊技上、一時的に有利な状態になってそれで遊技客側が得をしたとしても問題は無い。

 

あくまでも、遊技の結果得た玉が景品に換わるだけである。

 

また、玉掛かりした旨を、自ら進んで店側に伝える必要性までは無い。

 

Q3:玉掛かり状態のまま、遊技客が遊技を続行する事を要求した場合、それは認められるか?

 

A:私見では、認められない。

 

お店側にとって不利益を被る状態を放置する事になり、それを認めるように遊技客が求める事は不当要求にあたる。

 

・・・ざっと、こんな感じです。

※上記はあくまでも私見であり、法曹関係の方からの見解を得た上での回答ではありません。

 

サービス玉について

次に、玉掛かりの発生に絡んで、お店側が何らかのケアをしようとした場合の事についてお話しします。

 

先程申し上げた通り、正常な遊技が出来ない状態の台で起こった事であれば、遊技客が不利益を被った分を返金したり相当個数の貸玉を戻す、という対応は債務の履行や損害賠償という観点で認められると思います。

 

ただし、お店側が長らく慣例的に行って来て、おそらくは今でもそのような事を継続して実施しているお店も多いであろう「サービス玉(始動口/入賞口への手入れ)」に関しては、認められないばかりか明確な風適法違反行為であると言えます。

 

パチンコは、遊技の結果得た玉が、その数量に応じた景品と交換できる遊技です。

 

しかし、上記の場面では遊技の結果得た玉ではないものが提供されているため、物で客を釣る行為、射幸性心をそそる行為、等価交換の原則に違反する行為にあたると解釈されるかと思います。

 

また、もしも遊技客側が、このサービス玉を要求した場合には、これは不当要求にあたると解釈されるかと思います。

 

同じ観点で、

 

・閉店時に確変を取り切れない場面において、確変補償として玉を提供する行為

 

・機械故障等により、例えば大当り4回1セットタイプの機種で1回しか大当りを消化できない状態で遊技続行不可能になった場合などに、遊技継続していれば得られた(はずの)玉を、補償する行為

 

これらもやはり、前述したサービス玉にあたるため、違法であると判断します。

 

余談ですが、後者の場面は特にスロットのAT/ART機において見受けられ、上乗せしたG数/枚数分を、遊技続行していれば得られる「権利」があるから、これを保障するようにと要求する遊技客も多いと言えますが、ぱちんこ営業にはそのような権利はなく、どこまで行っても遊技の結果得た玉/メダルが、その数量に相当する景品に換わるだけの遊技に過ぎません。

 

お金を使って遊んでいる以上、なるべく自分にとって有利な状態にしたい、損をした分を取り戻したい、機械故障しなかったら得られたはずの分を補償して欲しい、と思う事は当然です。

 

しかし、風適法や各都道府県の条例という法令によって、その希望通りの対応をして貰えない場面も沢山ありますので、こればかりは「そういう遊び」としてご容赦頂かなくてはならない場面も沢山あります事をお含みおき頂きたいと思います。

 

 

以上、十分な回答になったかは分かりませんが、今回はこれくらいにしておこうかと思います。

コメント頂ける方は、下の方からお願い致します。

 

 

「釘曲げや広告宣伝違反など、法令違反をしている店側から ”それは法令違反だから出来ません” などと言われても、全然納得出来ない!、と思う方は、下のボタンをそっと押して頂きますと、楽太郎の人気ランキングが上昇します。

※「なんだかんだで、毎日覗きに来ている」という常連読者の方は、1日1回のPUSHにご協力願いますm(_)m
にほんブログ村 スロットブログへ
にほんブログ村

 

ご批判頂く事も多いですが、それ以上に応援して下さる読者の方々が多く、とても励みになっております。

皆さん、いつも、ありがとうございます。

 

[記事情報]

2018年6月6日公開

6 comments on “パチンコで自然に玉掛かりした場合、打ち続けてOK?ブドウを崩さないように店側に要求可能?-回答

  1. かぶ

    法律の解釈とかハウスルールとかの事は正しいと思います。

    思いますが、楽太郎さんが記事末でお書きになっているように、堂々と違反しているホール側からそれは違反だからとか言われてもユーザーは納得できないです。 
    かといって、出るところに出てやる、というユーザーもほとんどいないでしょう。
    遊びなんだから普通裁判とかそこまでの事は考えないですしね。

    Reply
  2. 徳名

    ブドウができているのを気付いているのに遊技をするのはゴト行為にあたる可能性があります
    気付かなかったと言えばそれまでですが・・・

    あと本来なら獲得できるはずだった大当りの出玉を補償するのは禁止されていますが、
    本来なら楽しい大当りの時間を損ねたことによる謝罪(慰謝料)は
    しても良いんじゃないでしょうか?
    詭弁ですけどね

    Reply
  3. しょうゆ味

    玉がかりやブドウの処理後の手入れサービス「店員チャンス」が大好きだったので淋しい限り
    過去に2~3回店員チャンスで大当たりした記憶があります
    良い思い出です

    Reply
  4. Pingback: パチンコで自然に玉掛かりした場合、打ち続けてOK?ブドウを崩さないように店側に要求可能?-回答 | パチパチスロスロあんてな

  5. 匿名

    もし、確変中、ヘソ保留とかあったら止められませんものね。そのお客さんの対応は普通ではないかな。
    基本、ハウスルールに従うとしても、1回きりなのか複数回に渡って起こるのかによっても対応は違うと思いますが。
    1回目は店員さんを呼ぶ。その時に、もし、また玉が詰まっても店員はイチイチ呼ばない旨を告げる。店員さんが発見して処理する旨を告げられたら勿論、従う。で良いのでは?

    Reply

コメントをどうぞ! ※2018年に入ってから、本社業務が加わって忙しい立場になってしまいました。返信ご希望のご質問などは、お問い合わせフォームをご利用下さいませm(_)m