スロット新機種は、どのような考え方に基づいて、どのタイミングで減台/撤去判断するのか?-回答

今回は、新機種の運用に関するご質問にお応えします。

 

ザンギエフ さんからのご質問

はじめまして

 

ブログ、楽しく拝見させて頂いております。

 

今回ご質問したいのは

 

「人気の出なかった新台はどの段階で見切るのか?」

 

という事です。

 

人気シリーズの続編であるバ○3や、G○Dポセイドン 最近ですと星○SPや蒼天の○などの

 

「世間に期待されながらリリースされ、シマ単位で導入したものの、今一評判のよろしく無い台」

 

というのがあると思います。

 

お店側は、導入した以上、ある程度までは稼働をつけようと様々な工夫を凝らされると思うのですが どの段階で諦める=抜きに走る・減台するものなのでしょうか?

 

というのも、最近行きつけのホールが蒼天の○を8台導入して、毎日56を使っている(確定が何度も出ているので間違いでは無いはずです)のですが、台の評判が良いとは言えず、私が高設定をブン回ししている以外はほぼ回っていないといった有り様です

 

お店としては

 

「どうせあのハゲがツモってブン回すから、稼働つくまでのアピールとして置いておこう」

 

と思うのか

 

「クソハゲが毎日ツモってムカつくから入れるのやめよう、稼働もないし撤去しよう」

 

と考えるのかどちらなんでしょうか?

________

ここまででが、ザンギエフ さんからのご質問です。

(全文そのままです)

 

それでは回答です。

動物バス

回答

結論

まず先に、結論からお話しします。

 

一応ユーザー注目度が高い状態で出て来て、自店にとっては多めの台数を頑張って導入したが、蓋を開けてみたらユーザー評価が悪くて、扱いに困るような状況になってしまっている機種を、どの段階で見切る(減台/撤去判断する)のか?

 

という主旨のご質問ですが、これに対しては

 

①シビアにデータ判断して自店の「営業数字(=売上/稼動/粗利)」への貢献度が見込めないと判断した時点

②それまでの営業益+売却益で、機械代分がペイできる時点

③中古価格が、売却するのに妥当だと判断し得る時点

④入れ替えるのに妥当な新機種の導入目途が立った時点

 

…こんな感じになります。

 

もちろん、こういった事は営業規模や購入/売却責任者の考え方によるのであくまでも参考程度にして頂きたいのですが、経験的には①の判断ができるのは適当な営業規模のホール企業/店舗に限られます。

 

中小ホール企業は、②③④を選択する傾向が強いか、或いは選択するのではなく

 

「その時に、そうせざるを得ないような状況になり、減台/撤去に至る」

 

ような場面の方が多いと言えます。

 

後段で、例を挙げつつ解説させて頂きます。

 

解説

まず、先ほどの①に関してですが、機種のパフォーマンスを査定する際にポイントとなる項目をいくつか挙げます↓

 

  • 常連客の店内移動による稼動だけではなく、新規客を呼び込む力があるか否か
  • 売上の水準はどの程度か
  • 「新機種として旬な期間」が過ぎた後の粗利イメージは良好か否か
  • 自店の平均稼動との比較上、稼動の水準は今後どの程度のものになりそうか

 

こんな感じです。

 

旬な期間よりも、導入数か月後の方が売上/稼動の水準が高いという事はまずありませんので、大体は導入2週間くらいの時点で集計してみて、取り敢えずのパフォーマンス査定をするお店が多いと思います。

 

この時点で、見通しが悪いと判断した場合には、④で挙げた通り

 

「1か月半後に■を導入するから、その時に半分撤去するかな」

 

などと、既に決めてしまうような場面はあります。

 

これは、一見

 

「見切りが早すぎるのでは?」

 

と思われるでしょうが、箱が大きいお店(=設置台数が多いお店)は、特にこういった査定にシビアです。

 

店内の全体的な稼動水準が大きく下がった場合のロスの大きさと、その状態から回復させる事の困難さを知っているからです。

 

なので、リスク回避の観点からも、例えば自店のスロットコーナー平均稼動が10,000枚だったとして、チェック中の新機種の稼動が導入2週間時点で10,000枚であれば、その後は稼動においては足を引っ張る事がほぼ決定的になりますから、この時点での減台/撤去判断は決して早すぎる訳ではないという事になります。

 

より一層突っ込んだお話をすれば、ここら辺の判断を誤らないホール企業/お店は、減台する台数の判断も誤りません。

 

これが適正であれば、そんなにパフォーマンスが高くない機種であっても、延命する事ができます。

 

なぜかと言うと、減台数が適当であれば、稼動の圧縮効果が生じてパフォーマンスを維持できるような条件が整う場面も多々あるからです。

 

パフォーマンスをシミュレートする際には「稼動(アウト、IN枚数)」の項目を入力する必要がある訳ですが、4台では今後の見込み平均稼動が先行した他6号機と同水準である6,000枚程度となり営業数字の見込みが悪かったとしても、2台であれば10,000枚以上は期待しても良いだろうという見込みが立ち、それによって導き出される営業数字の見通しも快方に向かう場面が出て来たりします。

 

また、稼動貢献度はそこまで期待できないが、高粗利体質なので目を瞑っても良い、もうしばらく様子を見よう、という機種もあります。

 

時間帯別に稼動分析して、夜時間帯の賽銭箱、すなわち売上の大部分が粗利として残りやすい体質の機種などは、これにあたります。

 

更に言えば、本当に強いお店というのは、常連客のホール内の動きを心理的な面からもしっかりと分析しています。

 

4台全台がガラ空きで、データも連日ゼロのまま…というのと、2台が適当に稼動して直近数日間の過去データでも適当に特賞回数等が上がっているのとでは、打ってみたいと思わせる事ができるか否か、かなりの違いが生じて来ます。

 

後段で、今お話しした事について、具体例を挙げます。

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台数維持?減台?

例えば、G1優駿倶楽部2の場合は、前段でお話ししたような状況になっているお店がかなり多いかと推察します。

 

導入後の約2週間は、新機種効果によってまともなパフォーマンスになったものの、その後の他の新機種のリリースや「旬な時期」が過ぎた事などによって、自店におけるパフォーマンス低下が如実に出て来て、さて、どうしようかと考えた際に

 

  • 高設定を使用しないと適当な差枚数が発生しにくいので、まともな設定配分で運用して、今の台数規模で機種寿命の延命を試みるか?
  • 中古価格が上がっている内に売却値に変えてしまうか?

 

こういった判断を迫られます。

 

一応、稼動し易い土日祝のパフォーマンスとしては

 

  • 稼動=10,000~12,000枚水準
  • 台売上=20,000~22,000円水準
  • 台粗利=5,000円水準

 

こんな感じになっています。

 

前述したように、稼動貢献度の査定にシビアなお店や、同日に導入してより高めのパフォーマンスにあるヱヴァAT777と比較して

 

「同様の期待はできない」

 

と判断したお店などは、今後の営業数字の見通しと中古価格の双方を考慮して、例えば4台設置していた場合には、

 

「4月中に、2台売ってしまおう」

 

という判断なら、妥当と言えます。

 

理由としては、目下中古市場では42万円という高水準の価格が付いており、結論の③で述べた通り「中古価格が、売却するのに妥当だと判断し得る時点」という条件を満たしているからです。

 

同機は、一旦は28万円前後まで価格が下落したものの、一気に戻してこの水準での推移になっています。

 

  • 「ユーザー支持が高かったタイトル機の新作だし、新機種査定の段階でも悪い造りには見えなかったから4台買ったが、残念ながら”当たり機種”ではなさそう…じゃあ、軌道修正するか」
  • 「残すのが2台なら、適当なパフォーマンスは維持できるだろう」
  • 「買値に近い水準で売れる内に、売ってしまおうか」

 

という判断をする時期としては、相応しいという事です。

 

ですが、やはり先ほどお話しした通り、営業レベルや経営/運営の規模によってその判断は実行に移されるか宙ぶらりんになるか、かなりはっきりと分かれます。

 

規則改正における経過措置期間内に、必ず新規則機へと入れ替えて行かなければならないという状況で、

 

  • 営業データに基いて、非情な判断が出来るか否か
  • 中古価格を見て、打算的な判断ができるか否か
  • 「取り敢えず、パフォーマンスが悪かろうが何だろうが、どんどん新規則機のシェアを上げて行かないと、先々のまとまった機械代負担という憂いを抱えたオーナーが経営意欲を失っては困る」と考えてしまい、パフォーマンスが悪くても放置してしまう

 

例えばこんな感じに、目の前にあるのが同じ機種であっても、どう振る舞うかはお店によってかなり違って来るという事です。

 

 

以上、

 

  • 「人気の出なかった新台はどの段階で見切るのか?」
  • 導入した以上、ある程度までは稼働をつけようと様々な工夫を凝らされると思うのですが どの段階で諦める=抜きに走る・減台するものなのでしょうか?

 

こちらのご質問に対して、私見ではありますが状況別に例を挙げながらお応えして参りました。

 

 

十分な回答になったかは分かりませんが、今回はこれくらいにしておこうかと思います。

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2019年3月26日公開

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