さよならプリティーハート-ある「みなし機」の思い出

今回は、思い出話をさせて頂きます。

 

「地元の名店」が危ない・・・

読者の皆さんは、長らく贔屓にしていたホールが残念ながら廃業してしまった、という場面も結構あるかと思います。

 

大手とは一線を画した独自の営業スタイルで「地元の名店」や「老舗」と呼ばれて、一定の支持を得ていたお店であっても、存続が難しいご時世と言えます。

 

その要因にはいくつかあるのですが、最も大きいのは4点↓

 

  • 遊技機代の高騰および販売条件の難化
  • 集客力があるスペック機の減少
  • 釘調整へのチェック目線の硬化
  • 広告宣伝規制

 

これらであると言えます。

 

新台が25万円程度で買えていてホール側が「お客さん」として優位であった時代と、45万円水準で大手メーカー優位の今とではここでわざわざ比較するまでもないでしょう。

 

また、広告宣伝規制に関しても、釘調整などを示唆したイベントを実施したり煽って集客するのがパチ屋の営業だというのが当たり前であった当時と今とでは、比較するまでもないと言えます。

 

では、独自の機種構成で差別化できるかと言えば、歴史を紐解けば規則改正の節目にはみなし機の撤去問題が持ち上がり、いくら常連客から長らく愛顧されていた機種であっても、設置しておく事が行政処分の対象にもなるのであれば、そういった営業手法にも限界があります。

 

つまりは、2018年2月の規則改正でも、同じような状況に陥るホールが残念ながら発生してしまう事は明白です。

 

そんなこんなで、特定の機種があるからそのお店に遊びに行っていた、というタイプの打ち手には、受難の時期に突入しようとしていると言えます。

 

振り返ってみれば、この楽太郎にも、そんな場面がありました。

 

思い出のお店と機種

あまり具体的に自分の生活圏の事をお話しすると身元バレするので、控えめにしなければならない訳ですが、過去記事で「店内で鳥を飼っていたお店がある」とお話しさせて頂いた事があります。

 

【参考】2017年8月20日公開

『駅前タイムスリップ-あるパチ屋の思い出』

 

この記事で紹介したお店と同じエリアで、たしか7~8年前に廃業してしまったかと記憶していますが、私が20代の頃、ある機種を打つためだけに、たまに顔を出していたお店があります。

 

そのお店で打っていた機種とは↓

 

プリティーハート(1996年 ニューギン)

プリティーハート

[参照]「777@nifty」

©NIFTY Corporation

 

<スペック>

  • 実質1/326
  • 3種(3回権利物)
  • TY(3回権利完走時の獲得個数)=6,000~6,500個

 

<備考>

※2段階抽選

① デジタル抽選=1/81.5(低確率)

② ①当選後に開放される電チュー内チャッカーにて1/4で抽選

※TYは釘調整の影響を大きく受けるため、変動幅大

※3種(権利物)という区分は、2004年の規則改正にて消滅

 

プリティーハートと楽太郎

私がこの機種を初めて打ったきっかけは、「なかなか面白い盤面だな」という第一印象でした。

 

あまり詳しく説明すると、たぶんgoogleさんから怒られてしまうので、ごく簡単に説明しますと↓

 

  • 男性の股間に、局部隠し的に、黄色いニコちゃんマークがデザインしてある
  • 女性の股間に、局部隠し的に、ベースに関係するトンネル穴(直下に一般入賞口あり:ギンパラと同様の構造)が配置してある

 

こんな感じです。

 

なので、最初にこの盤面を見た時には、「ふふふっ」という笑いがこぼれて、これは軽く弾いてみない訳にはいかないだろうと、すぐさま着席した記憶があります。

 

※別デザインの盤面もあるらしいですが、私はこっちの方のデザインしか見た事がありません。

 

5,000円ひと勝負!

20代の頃はお金がなく、お財布には5,000円入っているかどうか、といった場合も沢山ありました。

 

かといって、技術介入レベルを上げてパチンコスロットに職業的に接するようなタイプの打ち手ではなかったので、まあ、典型的な養分であると言えます。

 

当時出入りしていたその界隈は、たしか40~44個交換のお店が多かったでしょうか。

 

なので、先ほど紹介したプリティーハートを打つ時の私の感覚としては↓

 

  • 5,000円以内に当たる事だけを祈る
  • 当たる=10,000円儲かる
  • 当たらない=お財布が空っぽになる

 

このように、ごくシンプルなものでした。

 

収支表的なものが現存しないので、トータルでどうだったかまでは定かではありませんが、思い出補正も加えれば「遊べて勝てた機種」という事になるかと思います。

 

そんなプリティーハートですが、板張りの床が何とも言えない雰囲気を醸し出す店内の一角、バラエティーコーナーに1台根気強く設置してあり、腰までしか”背もたれ”が無い金属製の椅子に座って銀玉とデジタルの動きに一喜一憂していた蜜月の時は、規則改正によって終わりを告げる事になります。

 

機種の切れ目が縁の切れ目となり、そのお店にはほとんど寄り付かなくなった訳ですが、時は一気に過ぎて2017年10月。

 

2018年2月の規則改正まで、そんなに日がありません。

 

ホール側は今、どの機種を残して、どの機種を撤去するのか、思案している真っ最中です。

 

読者の皆さんにも、

 

  • 他人が何と言おうと、自分にとっては良台
  • 爆勝ちの思い出がある機種
  • ボロ負けの思い出がある機種

 

そんな1台があるかと思います。

 

その1台が、なるべく長い期間遊べる事をお祈りしつつ、この記事を締めようかと思います。

 

 

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[記事公開]

2017年10月17日

8 comments on “さよならプリティーハート-ある「みなし機」の思い出

  1. のぶ

    自分にとって思い出の1台は一発台の「カーニバル」です
    盤面の穴に消えていく瞬間に悶絶してました

    しかし厳しい逆風ですね
    パチ・スロともに危機的状況は過去に記憶がございません
    何とかメーカー様とホール様がお互いを尊重し乗り切って下さい!!

    Reply
    1. 楽太郎 Post author

      のぶ さん
      カーニバルはたしかに名機ですね。
      2~3回権利物の釘をひん曲げて一発台仕様にする時代、もう戻っては来ません。。。

      Reply
  2. 伸治

    牙狼レッドレクイエム、牙狼ファイナル、エヴァ始まりの福音、北斗剛掌辺りが思い出の機種です。
    ほぼ絶滅した台ですが、始まりの福音は今でも打ちたいなと思います。
    p-worldの登録店舗数が9,700店程になりましたが、今後も徐々に減っていくんでしょうね(´・ω・`)
    業界に追い風が吹くことはおそらく無いと思いますが、
    どんな形であれ娯楽の場として生き残って欲しいと思います。

    Reply
    1. 楽太郎 Post author

      伸治 さん
      やはり、経営者次第ですね。
      本当に遊技場経営したい経営者が居るホール企業が生き残るのであれば、店舗数の減少も「まがいもの」の淘汰として結果的にはOKでしょう。
      しかし、あくまでもビジネスとしてだけ捉えているホール企業しか残らない場合は…

      Reply
  3. パチスロでは根強くペガサスなどの1.5号機を置いていたお店もあったのですが、強制撤去でなくなってしまいましたね。個人的には、羽根モノが一掃されてしまったのが悲しく思いました。平成元年あたりの新要件以降の機械はあまり好きでないのですが、ぶんぶん丸とか、復刻版のビッグシューターとか、結構遊ばせてもらった記憶があります(実際にはパチスロ4号機に夢中でそんなに打ってないはずですが)。やっぱりパチスロよりパチンコが楽しいですよねぇ・・

    Reply
    1. 楽太郎 Post author

      獣 さん
      私にとっては、ブンブン丸は初代じゃなくて新しい方ですかね。
      多種多様性という観点では、1985~1995年当時のパチンコに勝る時代はないですよね。

      Reply

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