パチンコスロット機のスペックダウンの流れは今後も継続すると思いますか?-回答

今回は、ぱちんこ業界における諸規制や、スペックダウンの傾向(射幸性の抑制)等についてのご質問にお応えします。

 

たこす さんからのご質問

いつも楽しくブログを拝見しています。

 

早速なのですが、楽太郎さんにお聞きしたいことがあります。

 

ここ数年でパチンコの規制が一気に進み、それはお店の環境にも少なからず影響を与えているものだと思われます。

 

これ以上の継続率や出玉数の規制はお店、客ともにマイナスの要素にしか働かないと私は考えていますが、これら規制に関する事案には、反対意見等も少なからず出たものと思われます。

 

それらの意見があっても全く聞き入れようとしない上の業界の雰囲気がヒシヒシと伝わってきます。

 

長々と失礼しましたが、ここで楽太郎さんに質問です。

 

これからも、このような規制は進む一方になってしまうのでしょうか?

 

お店は魅力のある台を入荷できず、お客はハイリスクローリターンの台ばかり打つ事になる。

 

どちらも数年後には、共倒れになりそうな感は否めません。

 

カジノ法案の導入によりそちらに客を・・・といった話も聞きましたが、高い入場料や特定の県にしかない少ない場所ではそんな事は期待できないと思います。

 

依存症対策と言っている割には、他のギャンブル(競馬など)は規制もされませんし、台の出玉率の低下などは持ち球を少なくし、現金投資の時間を増やすだけになり、本末転倒になりかねません。

 

一人のパチンカーとしては、少ない楽しみが奪われるようでなんとも複雑な気持ちです。

 

ご回答、宜しくお願い致します。

白クマぐったり

回答

識者の見解

まず、カジノ関連の動きやぱちんこ業界における依存問題対策への取り組み全般で、日頃から情報提供して下さっている知人の見解を紹介します。

 

これは、今月中旬にメール遣り取りした際の、一部です↓

 

「レスポンシブル・ギャンブリング(責任あるギャンブリング)」として知られているカジノの依存対策では、プレイヤー、業界、政府の3者が「責任」を負うとされているのですが、プレイヤーが自分のプレーに責任を負うことができるためには、政府がギャンブリングのリスクについての情報を、そして業界がプレーに関する公平かつ十分な情報を、プレイヤーに提供する義務があるとしています。

 

政府は今、その準備中なのですが、ぱちんこ業界は動き出してすらいません。

 

特にメーカーサイドは、「依存対策はホールの問題」というスタンスです。

 

完全にアウトで、将来的にはカジノ業界からぱちんこ業界へ、厳しい圧力がかかると予想しています。

 

ここまでが、識者である知人の、現時点での見解です。

 

次に、業界、特にホール側の私のような役職者が、カジノ関連の動きについて心配している事はどのようなものなのかについてお話しします。

 

ホール側の懸念

まず、その懸念とは何なのかについて結論からお話しします。

 

それは、新興産業としてのカジノ(IR)が、半ば国策として取り組んだ過程/一定期間における結果として、成果があろうが無かろうが、ぱちんこ業界の扱いは厳しいものになるのでは、という事です。

 

国が本当にそれを推進したいのであればですが、国内利用客の成果数字が見劣りするものであれば客層の属性が近いと目される(それが事実か否かは別として)パチンコ業界から持って来ようと考えるのは自然ですし、もしカジノが人気の娯楽になれば、可処分所得の範囲で遊ぶ中でホールで使ってくれる金額はやはり減るのでは、という懸念です。

 

当面の見通しは?

業界史における年表上では、良く言われるように、パチンコスロットどちらかが悪くても他方は比較的良い、規制上お目こぼしを受ける、こういったパターンであったのは大体イメージして頂けるかと思います。

 

しかし、直近年だけ見れば、営業面及びパチンコスロット遊技機の性能面など総合的に見て「悪い」流れが続いています。

 

しかし、ぱちんこ業界は、風適法の下で発展していく、行き過ぎた射幸性を抑制し依存問題にしっかり対応して行くと宣言していますので、「悪い」流れというのは、こういった文脈で捉えれば「健全化への過程」であると解釈されます。

 

それによって、監督官庁からも世間からも、余暇産業のひとつとして認められる、また「こういう遊びも、あってもいいかな」と許容されるような健全な大衆娯楽の姿に戻して行くというのが業界全体の方針と言えます。

 

なので、

 

  • 広告宣伝規制
  • 物で釣るような営業手法に対する規制(総付景品規制)
  • スペック面の見直し
  • 釘曲げに対する指導の強化
  • 不正行為が蔓延しないような遊技機流通システムの構築
  • 遊技機性能をモニタリングできる仕組みの構築
  • 依存問題への取り組みの強化
  • 依存問題への取り組みを評価する第三者的な機関の新設(現時点では、着手しているか否かも含めて情報無し)

 

こういった流れは、私見では当面継続すると見て良いと思います。

 

まとめ

そんなこんなで、今回お寄せ頂いた

 

これからも、このような規制は進む一方になってしまうのでしょうか?

 

というご質問に対しては、

 

・諸規制の流れは当面は継続すると思われる

 

・ただし、「進む一方」になるかどうかは、現時点では分からない

 

・それは、ぱちんこ業界の取り組みが監督官庁(より大局的には「国」)や世間から認められるかどうかにかかっている

 

たこす さんが懸念している遊技機性能の抑制はある段階で落ち着いたとしても、その他の面での規制があるかも知れない

 

このようにお応えして締めようかと思います。

 

 

以上、十分な回答になったかどうかは分かりませんが、今回はこれくらいにしておこうかと思います。

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[記事公開]

2018年4月24日

10 comments on “パチンコスロット機のスペックダウンの流れは今後も継続すると思いますか?-回答

  1. daidai

    カジノの話ですが、最近仕事で海外に行き、ついでにちょいとカジノのスロットを回してきました。ゲーム性はドラクエのカジノみたいでしたね。50ドルほど使って、一時的に倍ほどになりましたが飲まれました。大規模かつ寡占ですね。できる場所が限られているところが日本のパチ屋と一番違うところです。

    日本のカジノ法案がどうなるのか全く知らないのですが、割数管理をするのかが気になるところです。公営ギャンブル(競輪競馬競艇オート)は75%ですね。20年ほど前、JRAが異常に収益を上げていたとき、これを80%以上にしたいと行政と掛け合ったのですが、他の公営ギャンブルの経営に差し支えるという理由で認められませんでした(JRA内の知人の話、当時)。要は地方競馬が潰れる、という理由。

    この例を考えると、行政は他の公営ギャンブルとの公平の観点、という意味の分からない理由でカジノの割数規制(出し過ぎるなという規制)をする可能性があるのではないか。そんなとこに誰も行かなくなるのですぐにカジノも閑古鳥、しかしそのころにはすでにパチ屋はオワコンになるのではないか。
    その結果、清廉で健全で面白くもなんともない社会ができていくのかな、ということを少しばかり懸念しています。

    なお、カジノはスロットはライトユーザーがほとんどで(これもベットする基本金額によって多少客層が異なる。イメージとしては5スロとか10スロとか20スロって感じ)、慣れた人はブラックジャックやルーレット、バクチ打ちはバカラって感じで分かれてました。いろんな台(一発台、羽物、セブン機など)がいろんな客層で打たれていた昔のパチ屋を少し思い出させてくれました。

    Reply
  2. 匿名

    旧基準機を再認定やらで延命しなから悪足掻きしてる現状の業界に規制緩和などあるわけないでしょ

    全国全部のパチンコ店に旧基準が全て無くなって、規則改正によってスペックダウンした新基準の機種のみになって3年ぐらいは規則改正による依存症対策効果の検証期間が必要ですから、その時までは業界の被害者面作戦に騙されないように警察はしっかりして欲しいですね

    そもそも、まだ一台も規則改正後の新基準機が出てないのに規制で苦しいとかパチンコ業界の被害者面作戦が始まってることにびっくりします

    文句を言える元気を奪うぐらいパチンコ業界には規制がもっと必要ですね

    Reply
  3. Pingback: パチンコスロット機のスペックダウンの流れは今後も継続すると思いますか?-回答 | パチパチスロスロあんてな

  4. 匿名

    外から見れば無くても良い業界なので、規制は厳しくなるのでは?
    スロットが好きなら「アプリで遊べば?」と言うのが一般的な見方だと思います。パチンコの北斗無双やスロットのバジリスク絆を面白いと思って打ってる人も居るとは思いますが、ほとんどの人が、出るから打ってるのでは?そうなるとみんなパチンコやスロットが好きなのではなく、ギャンブルが好きなだけという事になります。
    さらに新台を甘く使わないのに業界の未来は無いと思いますよ。
    新台のパチンコは30回転/千円のスタート、スロットは新台に限り全6設定にすれば、みんな打つと思いますよ。
    何故出来ない?業界の将来より目先の利益しか見えないから?
    一般的に理解しやすい行動を取ってから交渉のテーブルにつくべきだと思いますよ。規制のみならず、業界自ら自分の首を絞めているのでは?

    Reply
  5. kj

    このサイトができるのがあと数年早かったらと悔やまれます。

    不毛なイベント情報、コンサルのような一部の連中が有料で発信するサロン的な情報、自称業界人の昔話や新台解説、業界メディアによるただの業界ニュース、特に何の志もなく面白可笑しく業界事情を垂れ流すだけの下世話な発信者・まとめサイト

    そういうのとは一線を画した情報をここでは閲覧できます。
    無料で得られる情報は無価値だと思っていましたが、それがここでは完全に破壊されました。

    楽太郎様の発信活動を阻害するものは、全て業界の未来に対する抵抗勢力だと思っております。
    勝手ながら、応援させて頂きます。

    Reply
  6. 十全

    規制は強化される一方ですよ、残念ながら。打ち手にとって、ハイリスクローリターンな台ばかりになります、特にスロットは。仮に、出玉もゲーム性も魅力的な機種がでてきたとしても、それを活かしながら営業できる店舗は、もはやほとんどないと考えられます。
    今後、控えている規制では、甘デジに対する出玉規制というものがあります。まだ文言では案の段階ですが、これは1パチにもモロに効いてくるので、年寄りのパチンコ離れも急激に加速すると予想します。
    店舗経営は、一層難しい局面に突入します。

    Reply
  7. ゴンザレス

    物の本では、国によってはカジノには会社設置の物以外に国の機関の監視カメラがあったり、ルーレットの出た目一覧を一年分以上公表する義務があったり(ホンマかいな)、毎日税務署が来たり、良い意味で信用してないから、データ公表や監視がしっかりしてる・・・らしい。残念ながら、カジノには行ったことがないので詳しくは知らんのです(´・ω・)

    しかし、ガセイベント乱発でも無罪であったり、回転数等の公表義務の無いし釘整備もほぼ黙認されてるような、我が国のパチンコ業界とは違って、客に対して『安心できる遊び』を楽しめる場を提供しているようには、思えますね。カジノの方が射幸性が高いはずなのに、なんでカジノの方が健全的なんだ(笑)

    Reply
    1. daidai

      カジノの場合、「勝てないのは店が悪い」なんて客いませんからね。
      バクチであり娯楽の提供であり負け分はその対価であって、そもそも行く行かないの選択肢は客側にある、という意識は明確に感じました。

      ハイレート会場もあり、それはフロア自体も違ってて、怖くて足も踏み入れませんでしたが。
      基本的にドリンクフリーですが、パチ屋ではそういうのも射幸性の一部として規制されていますよね。
      日本がまともなカジノ運営、カジノ法規制をできるとは現状思えない感じです。

      Reply
  8. 匿名

    ギャンブルではなく遊戯にこだわるなら何で遊戯性を犠牲にしたスペックダウンばかりするんだろう。
    最高レートを10スロぐらいにしてスペックはまともにしてほしい。
    レートのほうをいじると不都合でもあるんだろうか。

    Reply
  9. てれんて

    お初です。

    メーカーもホールも客も
    たくさん出る機械が欲しい。
    でも、たくさん出ると、射幸心を煽っているのでダメになる
    すると、たまに出ることがあるけど、ほぼ出ない台を打つことになる。
    これをどうやって楽しめるようにするかですね。

    カジノってほぼ外人相手でしょう
    国内の人が出入りできないようにしたらいいのにと思いますが

    パチンコ産業にはもう少しコストダウンとか考えて貰って
    ローリスクで遊べるように工夫していただきたい物です。

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