2018年のパチンココーナーの見通しについて

今回は、今年のパチンココーナーの状況について、私見を述べさせて頂こうかと思います。

 

初めに

まず初めに、パチンコシーンを大局的に見ますと、悪い意味で何も変わっておらず、また変わる気配もありません。

 

検定時と異なる釘の状態で販売された可能性がある遊技機=「不正」遊技機の撤去問題や、依存問題対策規則改正等の流れで、ホールからは旧MAX 機がほぼ姿を消して新基準機が登場し、検定切れ機種が撤去されて行き、一見すると状況は大きく様変わりしているようです。

 

しかし、これらはぱちんこ業界が自ら変えた事ではなく、あくまでも外的な要因によって「仕方なく」そうせざるを得なかっただけです。

 

なので、ホール企業の経営、営業現場たるホールの運営、メーカー企業の経営、メーカー営業現場の運営、一部ユーザー(専業層)の狂った金銭/生活感覚或いはホール内外でのマナー、こういった日々私たちが見聞きするものには、良い方向への変化というものは一切生じないでしょう。

データ判断

全国大手と地方大手

身の丈経営/運営に努める中小ホールや一部メーカー、遊技やちょい打ちに徹するユーザーは別軸で考えるとして、巨体を維持する必要がある大手ホールや大手メーカーは新台やイベント営業等を中心に動いています。

 

特に、大手ホールは、新台に着く客層の懐や機種イメージを短期で潰すような運営しかできません。

 

例外があるとすれば、「大手」とは言ってもエリアの盟主たる「地方大手」でしょうか。

 

具体的に法人名を挙げるのは憚られますが、例えばアミューズメントジャパン社が発行するホール企業ランキングにおいて、どこかの都道府県近県に特化して強固な経営地盤を持っていたり、「東海地方と言えば」、「北海道と言えば」といった具合に、エリアとほぼ紐付いた形で真っ先に社名が挙がるようなホール企業であれば、全国大手とはまた違った機種運用なり地元民支持の下でのホール運営ができる可能性は高く、そういった意味ではエリアにおける序列最上位が、全国大手から地方大手へと変化する場面も出て来るものと見通します。

 

この点では、過去記事で申し上げた通り、マルハン等に代表される「従来的な大型店舗(設置台数500台以上)」が、よりエリア内での営業力が強い超大型店舗(1,000台水準)から更にシェアを喰われる、或いは撤退せざるを得ない水準まで営業数字が追い込まれるような1年にもなろうかと思います。

 

メーカーの販売スタンス

メーカー側も経営状況が芳しくないので、四半期~半期で少しでもまともなパフォーマンスにできるようにセールスしますから、「このクオリティの機種を、この価格やスパン、販売条件で出すのか…」と絶句するような事をしています。

 

また、機種のネタも一切変わり映えせず、今後も「いつまでこのコンテンツなの?」と呆れさせられるようなものの続編をどんどん乱発するでしょう。

 

そして、それらの機種は、新台に過度に頼らざるを得ないホールや、新台導入という形で稼動を買う(実際には新台好きな客層が店内移動しているだけ)しかないホールの手によって、手堅く売れてしまうでしょう。

 

また、場合によっては、実質的な抱き合わせ機種購入履歴販売先行導入をプレミアムとした台数縛り(多台数優先販売)といった風な、妙な販売条件を付けたセールスで業績立て直し実績が出来れば、それを当面は継続するメーカーがあったり、他社の成功事例としてその手法を模倣するメーカーも出て来る可能性があります。

 

そういった意味で、新台で負け続ける養分たる会社員層が覚醒して、ちょっと古めの機種でもマシな運用をしてくれるお店なら支持するといったマインドに変化する現象でも起こらない限りは、妙な販売条件には付き合えず中古機中心での入れ替えが続いているような中小店舗の運営状況は、快方には向かないものと見通します。

 

総合的には?

年が明けて1ヶ月が経ちますが、直近にしても2018年を通じても、パチンコの状況は極めて悪く、より一層悪化するものと見通します。

 

具体的には、

 

①新台(特に多台数優先、台数縛り販売による先行導入機種)は会社員客から抜くための餌なので、遊ばせる気がない厳しい運用にしかならない

 

②高ベース仕様機のシェアが一気に増えたので理屈上はアウト個数が伸びて来ないといけないのに、営業現場ではそのようにならず、どんどん稼動(アウト個数)は低下する

 

③機械代が抑えられるという名目で中古機を導入するお店も増えているが、実際の運用は厳しめであり「新台価格が高過ぎるから厳しめの運用になってしまう(=安価なら遊ばせられる)」という言い分が、ただの言い訳である事が露見するお店がより一層増える

 

④役物抽選機のシェアが微増するが、ホール側が稼動と粗利のバランスが良い運用が出来ないので、単なる高粗利コーナーとなりユーザー人口の増加には一切結び付かない

 

⑤エリア差は大きいものの、4円パチンコの35%前後を占める甘デジ/ライトスペックコーナー(確率1/40~1/119)の運用が、より一層厳しくなり、早期に「低貸しコーナー落ち」したり、パチンコ自体から離脱するユーザーが更に増える

※参考:「アミューズメントジャパン」12月号の4,500人が対象のアンケートでは、週5日以上稼動すると回答した甘デジファンの数値は、前年比で5.7ポイント低下している。

 

⑥ホール設置台数の30%を占めホールの稼動の肝になっている低貸しパチンココーナーだが(参考:2017年11月全国平均データでは30.3%、稼動率35.8%)、設置機種が新基準機に移行する中で売上水準が低下して行く。

その流れで、粗利益率を上げるお店がより一層増え、低貸しコーナーの稼動水準も低下する可能性がある

 

 

・・・ざっと、このような状況になり、パチンコ全体として見た時のファン人口や稼動(アウト個数)は、更にひとつ下の水準へと減少するものと見通します。

 

 

以上、パチンコに関して、2018年を通じての私見を述べさせて頂きました。

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

コメント頂ける方は、下の方からお願い致します。

 

 

「パチンコのファン人口が更に減る事くらい、わざわざ解説されなくても分かるぜ」、という方は、そっと押して下さい。

にほんブログ村 スロットブログへ
にほんブログ村

 

[記事公開]

2018年1月29日

14 comments on “2018年のパチンココーナーの見通しについて

  1. 悪い見通ししか書かないので読者は嫌な気分になりユーザー減少

    迷惑だからキレるホールも多い

    メーカー叩くのでメーカーからキレられる

    情報流出させるのでホール組合、警察からも嫌われる

    味方ゼロのクソブログ(笑)

    Reply
  2. daidai

    大手ホールかメーカー批判を伴う記事になると必ず沸いて出てくる人がいるのは置いといて、楽太郎さんがどうも好印象を抱かれていない藤商事のことですが。

    パチンコ限定で、私は結構好きです(笑)。萌えがどうのというより、新規なアイデアを台に盛り込んで、遊技生を高めることについては開発陣は頑張っているなと。アナザー、恋姫、レイブンズ、他のメーカーでは直球ではやらなかったことです。クリスタルドラゴンとかマジョマジョの甘とか結構遊べたし。
    前作の評判の良かった演出の価値を下げて、評判の悪かった演出をメインに添えてダメ台にしてしまったダイイチのひぐらしの開発陣より遙かに有能。
    確かに、辛スペック、効率の悪さ、バランス崩壊(特にパトランプとデンジャーの価値を自分たちで下げた)とか、客から見てもどうかという点も山ほどありますが(呪怨とセカイチは歴史的糞台)、それでも私は平和とサミーの10倍は好きです。あくまでも遊技として。

    私が多数派とは言えないですが、ホール状況を見ても決して少数派という訳ではないでしょう。
    それは企業努力だと思います。
    その結果、天狗になったと。
    今の他社の体たらくを見る限り、この傾向は続くかも知れません。

    あと一点、新作地獄少女が甘いと楽太郎さんは仰ってましたが、数字的なスペック見ても(もともと回転効率も悪い台ですし)、打ち手にとってそんな良台とは見えないのですが。右打ちの玉減りがしにくい、オーバー入賞されやすい、というだけでホールにとっては甘い稼働になるのでしょうか?
    初代は潜伏さえなければ素晴らしい良台でした。

    Reply
    1. 楽太郎 Post author

      daidai さん
      買い物をする立場ですから、メーカー評価がホールとユーザーで合致しないのは仕方がない事です。ユニバーサルなんかもそうですよね、ホール側は嫌いますが、若い客層からは絶大な支持があるので。

      地獄少女に限らず、「調整余地」がどれだけあるかは重要であり、本来はこういった釘談義ができればより一層ご理解頂きやすいのですがご時世的に無理があります。
      かといって、メールでご質問頂いても、記事にできない、説明にパワーが掛かる内容をご質問者お一人のためだけに仕上げるというのは、対応できても月に1~2件が限度です。活字ではニュアンスを伝えにくいので、ちょっとした返信でも2万字くらいにはなりますので。。。
      調整以外で甘い辛い、暴れやすい、という判定をする際には、モードTY(確変TY)がどの程度の水準かという事を気にする機種選定者も多いです。
      コンサルタントの方のブログなどをご覧頂いた際には、必ず出て来る単語ですね。

      Reply
  3. Pingback: 2018年のパチンココーナーの見通しについて | パチパチスロスロあんてな

  4. 匿名

    今じゃパチンコのブログで見てるのはここくらいなので頑張ってください。
    このブログ叩いてるアンチは絶対業界の関係者でしょ笑

    Reply
    1. 楽太郎 Post author

      匿名 さん
      そんなに都合が悪い事ばかりお話ししている訳ではないと思うのですが、気に入らない立場の方も多いんでしょうかね。。。

      Reply
  5. かのん

    パチンコは本当に開発・企画営業が自分の金で打ってるの?それで面白いの?
    1/320の機種で4R 800玉以下の台で確変にも入らずどうすんの?そんな機種が多い中
    大いにこのブログ内容に 共感します。

    チェロスカーニバルという番組がニコ生にありますが(宣伝じゃないよ!)
    元SANKYOの営業マンがゲストで出て、共感できる話がかなりありました。
    パチンコは5勝6敗くらいで1万くらい客からとって「あー今月も遊んだな~」と思わせる業界に
    戻らないと などの話がありました。

    まー現行機種にもかなり苦言もありましたがw

    パチンコ打ち始めて20年ちょい立ちますが、昔は今のような厳しい出玉状況ではなかったです。
    ※大当たりを引いてもまともな出玉だったし、戻りもよかった。
    負けても まーそれなりに満足できました。羽もので戻せる機会もありましたし

    まー結果調子に乗ったホールと、メーカが客(ユーザ)を見ずにお金を引き出すATMとしての結果が現状と思います。
    今でもたまーにパチヤ行きますが。。。。あの出玉で3万入れて・・・どう取り戻せと・・
    好きで打ってるからまだいい?けど、先々は暗いな~そんな感じでこのブログ見て思いました。

    ま、スロットも同じですがね・・・山佐の開発部長さん わかってるよね?ダメになったのはあれですよ?

    Reply
    1. うさぎ団

      かのん様

      パチンコは5勝6敗くらいで1万くらい客からとって
      「あー今月も遊んだな~」と思わせる業界との考えを
      メーカー含めホールの経営トップの方が持てると良いのでしょうが、
      現状見る感じ期待感薄いですよね。

      私もかのん様と同じ意見です。
      無駄な装飾による台の高騰
      とりあえず入れとけの、新台大量導入
      (売却益を見据えた台運用)
      この2点をまず変えないとね・・

      我々も新台に飛びつかないって事を実行しないとダメですね。
      ただ、最近は新台でもそんなに高稼働を維持している台なんて
      ほとんど無いですよねw

      もはや遊戯では無い現状を変えて欲しいものですね><

      Reply
      1. かのん

        うさぎ団さん、返信ありです

        ですね~~1万くらい客から~というのは、今の業界は無理ですねw
        機械代、設備費、人件費・・・そこから加味すると・・・ユーザが減っていく昨今
        さらに搾り取る 無理ですね!!

        なんていうんでしょうね・・・・とにかく昔に戻れ!というのはまずありえないと思うので
        なんで昔は、あんなに支持を受けていたんでしょう?という初心に戻る時期なのかもしれませんね。

        万枚出した、4万発出した(どや顔) そんな時代いらないっす・・・3000発定量で
        飲み代稼ぐだけでいい そんな時代にもう一回戻ってほしいなと。

        Reply
    2. 楽太郎 Post author

      かのん さん
      貴方野チェロスさんの番組ですか、実はお付き合いが長い方なので、色々とお話ししたい事もあるのですが、いかんせん身元バレを気にする立場ですからそれが叶わないのが残念です。
      ちなみに、ご本人は会っている現役店長とこの楽太郎が同一人物だとご存知ないです。
      まあ、ほとんどのメディア側の方はそうなのですが。

      ひとつだけ申し上げれば、チェロス氏のパチンコ愛、業界愛、機種知識は本物で、相当なレベルだという事です。
      今後も、是非番組視聴してあげて下さい。

      Reply
  6. チェコ

    初めてコメ残させてもらいます。
    いつも疑問に思ってることなんですが、店舗によって差があれどパチ屋の目標粗利率って何%目標なんでしょうか。
    全盛期の頃と粗利率自体は変えてないのかどうなのか、結構疑問なんです。
    現況を見るに粗利率を下げてでも稼働率を上げて売上伸ばす方が長期目線では良いと思うんですが、近場のホール状況が15/1kにも満たないところが多く何故ここまで焼畑農業をしてるのか疑問でしょうがありません。
    今残っているユーザーはかなりのコアユーザーであろうに、そのコアユーザーすら殺しにかかっている状況が自殺をしたいのか何なのか訳がわからないのです。
    企業として右肩上がりの成長を目指すのは当たり前だと思うのですが、最近の状況が三年先どころか3ヶ月先すら見ていないようにしか思えないです。
    違法釘問題もある中でも、そこまで〆ないといけないほど各店ノルマが厳しいものなのでしょうか。

    Reply
    1. うさぎ団

      チェコ様

      全く同じ事を自分も思いますね。
      目先の利益しか考えてない店舗ばかりと感じます。
      まぁ、それはメーカーも我々ユーザーも然りなんでしょうが・・

      パチ業界の規模が大きくなりすぎましたね
      もっと規模縮小するまでは、このままじゃないでしょうか。。
      そのまま消滅の可能性もありますがw

      Reply
      1. 楽太郎 Post author

        チェコ さん&うさぎ団 さん
        利益率の目標設定値について、パチンコは10~20%、スロットは10~15%くらいの幅が多いかと思います。
        もちろん、交換個数の影響を大きく受けるので、一概には言えませんが。
        スロットは客層的にも出率設計値的にも「仮に全台設定1でも、そんなにうまくは抜けない、抜け続ける事は無い、抜くと若者層中心にすぐ客飛びする、売り上げ減が粗利減に直結しやすい、スロットコーナー全体で粗利マイナスになる営業日も結構ある」とまあ、こんな感じです。
        それに対して、パチンコの方は「釘が悪くても気にせず打つ層は必ずいる、抜ける時は30%以上抜ける時もある、粗利マイナスにはなりにくい」、こんな感じです。

        余裕がないお店の特徴としては、利益率ではなく粗利額しか見ない、という営業をする傾向がありますので注意が必要です。

        Reply

コメントをどうぞ! ※2018年に入ってから、本社業務が加わって忙しい立場になってしまいました。返信ご希望のご質問などは、お問い合わせフォームをご利用下さいませm(_)m