今回は、業界団体の理事長と、歌手の吉幾三、山本譲二両氏との対談の内容を紹介したいと思います。
Contents
「パチンコ愛」が結んだ縁を活かして
「Toyusho」vol.100 2018年(平成30年)2月20日発行号
創刊100号記念特別対談
『「パチンコ愛」が結んだ縁を活かして』
東日本遊技機商業協同組合理事長 中村昌勇氏
歌手 吉幾三氏
歌手 山本譲二氏
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中村氏
「本日は当組合広報誌の創刊100号記念企画にご協力いただきまして、誠にありがとうございます」
「節目となる100号の誌面を飾るに相応しいお二人をお迎えすることができ、たいへん嬉しく思っております」
「さて、私たち東遊商は、ぱちんこ遊技機の流通を担う組合ですが、その活動の中では社会貢献事業にも力を注いでいます」
「その内容は盲導犬育成事業の支援にはじまり、子ども虐待防止や地域振興など幅広い分野に及んでいますが、東日本大震災などの被災地復興支援もその一つになっております」
「お二人とも平成28年に実施した熊本地震の被災地支援活動の中で出会うこととなりました」
「熊本の被災地で暮らす人々を何とか応援したいとの思いのもと歌謡ショーを企画しましたが、お二人をはじめ、角川博さんと川中美幸さんにもご協力いただいたことで、大勢の皆さんに喜んでいただくことができました」
「この場をお借りして、改めてお礼を申し上げます」
山本氏
「私達こそ貴組合の皆さんには深く感謝しています」
「熊本地震の発生直後、何か手助けできることはないかと思っていたのですが、友人である九州遊商の山本理事長に相談したところ、山本理事長から全商協の中村会長(当時)に相談してもらって被災地に元気を届ける復興支援歌謡ショーを企画してくださいましたね」
中村氏
「あの時は私達も義援金や仲間への支援だけでなく、被災地の皆さんに直接応援できるようなイベントという事で全国の仲間に声をかけて企画しました」
「また快く出演していただいた歌手の皆さまに本当に感謝しています」
「そして皆さんの温かい気持ちが来場者にも伝わり当日、会場は感動で包まれました」
吉氏
「私も山本さんから声をかけていただき、この企画に参加できたことをとても嬉しく思っています」
「当日、来場された方々に ”私が役に立てることは何でもしたい。だから皆さんも頑張ってほしい” と、自分の思いを直接伝えることができました」
中村氏
「この活動では運営に携わった私たち自身も大きな恩恵を享受することとなりました」
「自分たちの手でイベントを企画・運営し、被災地の皆さんに喜んでいただいたということで、大きな達成感を得ることができました」
「さらに、皆の結束力も一段と強まることになったのです」
「また、より活発な活動へ向け意欲も高まりました」
山本氏
「私たちも、あのときの歓声、大きな拍手を忘れることはできません」
「本当に貴重な経験となりました」
中村氏
「話題は変わりますが、お二人は最近、パチンコをテーマにしたデュエット曲を発表されたと伺いましたが、どのような経緯で誕生することになったのでしょうか」
山本氏
「何か面白いことをやりたいという思いからスタートした企画です」
「曲を書いた吉さんが昔、パチンコホールで働いていたということもあって、とてもいい作品に仕上がりました」
「曲名は『大人の玉入れ』」
「二人がパチンコファンの悲喜こもごもをコミカルに歌い上げています」
「平成のパチンコソングの決定盤となることを目指しました」
©株式会社テイチクエンタテインメント
中村氏
「それは、何ともユニークな曲名ですね」
吉氏
「ある人が有線放送にこの曲をリクエストしたところ、対応した女性オペレーターがからかわれたと思ったのでしょう、 ”いたずら電話はやめてください!” と電話を切られてしまったそうです」
「その後、実際に存在する曲だと分かり、お詫びの電話がかかってきたそうですが」
山本氏
「この曲名から何か別のことをイメージしたのでしょうね。そういう人は少なくないと思います」
「でも実際に曲を聴いてみて ”あっ、そういうことなのか” と思ってもらえれば、決して忘れることのない曲になると思います」
「インパクトのある、いい曲名だと思いますよ」
中村氏
「吉さんのホールスタッフ時代の話もお聞きしたいですね」
吉氏
「私は十代で歌手を目指して上京したのですが、歌のレッスン料を稼ぐため、義理の兄が営むパチンコホールで働いていたのです」
「店の裏方としていろいろなことを手伝いましたが、場内アナウンスもその一つでした」
「”ジャンジャンバリバリ~お楽しみください!” と一日中やっていました」
「おかげで歌よりも、そちらの方がうまくなってしまいました」
「この曲の中でも披露していますよ」
「その後、歌手としてデビューしてからも、その時の経験が大きく役立ちました」
「パチンコのことがよく分かっていましたから負けることがありませんでしたので、売れない時期、3人の子どもを育てなければならない厳しい状況の中で、ホールに足を運んでは食品などを景品として持ち帰っていました」
山本氏
「実は、私もパチンコホールでアルバイトをしたことがあるんです」
「二十歳くらいのときだったでしょうか、短い間でしたが」
中村氏
「山本さんもですか。それはすばらしい」
山本氏
「実は今回の曲を機に、次は私たち二人をテーマにしたパチンコ遊技機をどこかのメーカーさんに作ってもらえないだろうかと話しているのです」
「例えば、確変に入ったら私たちも一緒になって喜び、玉がなくなりそうになったらガンバレ!と応援する。そんな液晶演出を盛り込んだら楽しいのでは、などと考えたりして」
吉氏
「もちろん、歌も歌いますよ。その遊技機のためだけの新しい曲を作るのです」
中村氏
「それは楽しいアイディアですね」
「私たちの業界では今、パチンコの新しい楽しさを創造することに力を注いでいます」
「その中で、お二人のように異なる分野で人々を楽しませるお仕事をされている方の発想は、非常に貴重なものだと思います」
「どんどんアイディアを出していただきたいですね。そして、それが実際の遊技機になることを期待しています」
吉氏
「私はこれを機に、久しぶりにパチンコホールに足を運んでみたくなりました」
山本氏
「昔と比べ、ずいぶんと変わっていて驚くと思いますよ」
「ぜひ、三人で行きましょう」
中村氏
「それはいいですね」
「今日は、いつまでも情熱を絶やさず新しいことに挑戦し続けるお二人の姿にも感服いたしました」
「私たちもぜひ、お二人を見習いたいと思います。そして、より大きく業界に貢献できるよう努力していきたいと思います」
「本日は誠にありがとうございました。改めて御礼申し上げます」
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©東日本遊技機商業協同組合
以上、特別対談の内容を紹介させて頂きました。
今回は、これくらいにしておこうかと思います。
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[記事公開]
2018年3月25日
Pingback: GEORGE(山本譲二)&YOSHI(吉幾三)『大人の玉入れ』-「パチンコ愛」が結んだ縁を活かして | パチパチスロスロあんてな
良くも悪くも、古きよき時代(美化)のパチンコホールの歌ですね。
牧歌的でもありますが、今なら犬の花子をホール前に繋いで遊技してたら凄い批判されそう。Twitterに載せられたり。
家では吸えないタバコを吸いに行くためにというのが、現代的かな?是非今のホールに遊びに行った後の作品も作って貰いたい。良くなったと書くのか、悪くなったと書くのか・・・案外変わらないとか(笑)