ホールでの置引き、盗難について-被害者にも加害者にもならないようにご注意下さい!

今回は、大変僭越ではありますが、注意喚起させて頂こうかと思います。

 

置引き事犯について

ホールは、不特定多数の人が出入りし、勝ち負けや金銭の増減、遊技におけるストレスなどが複雑に絡んで来る都合上、ICカード(コイン)や手荷物の盗難や置引きが発生し易い場所と言えます。

 

こういった事情について、監督官庁である警察庁はぱちんこ業界における置引き対策を重要課題として位置付けており、近年の要所の行政講話では必ずといってよい程、話題として取り上げています。

 

直近のものを紹介させて頂きます。

 

2018年1月19日

全日遊連全国理事会

警察庁保安課課長 山田好孝氏による行政講話の、置き引きに関する箇所は、下記の通りです。

________

最後に、ぱちんこ営業所における置引き対策についてお話します。

 

置引きについては、平成27年3月にパチンコ・パチスロ産業21世紀会として、「置引き防止マニュアル」を策定していただき、現在も業界を挙げて、その取組が進められているものと承知しております。

 

また、全国の効果的な事例や、発生した事案の情報を継続的に収集・共有する取組についても、現在、各業界団体の協力により進められていると承知しております。これらの取組や防犯対策勉強会で検討した対策を営業所に浸透させつつ、強力に置引き防止対策を進めていただきたいと思います。

 

今後も、ぱちんこ営業者にとって大切な存在である遊技客が、加害者にも被害者にもならないための方策を検討し、全国の各営業所が遊技客にとって安心できる場所となるよう業界全体の取組として推進していただきたいと思います。

________

ここまでが、行政講和の内容の抜粋です。

※重要な箇所は、文字強調/色付けしました。

 

置引き防止マニュアル

先程の講話でも出て来た「置引き防止マニュアル」の冒頭には、下記のような事が記載されています。

________

警察庁の犯罪統計では、置引き全体の発生件数が減少する中で、発生場所は第1位がパチンコホールで全体の約20%、第2位がスーパーマーケットで全体の約10%となっており、パチンコホールでの発生が突出し、減少していないということです。

 

安全で安心な遊技環境を提供することは、パチンコ・パチスロが健全な娯楽であるための大前提であり、お客様に気軽に楽しんで頂くために必要不可欠な条件です。

 

これまでもホールの現場では、子どもの車内放置事故防止活動、強盗事犯等の防犯対策、防火安全対策等の防犯・安全対策に取り組んできましたが、ホール業界全体では置引き被害が減少していないことから、この度、従来に増して置引き防止を強く意識し、取組みの再徹底を図るため、置引き防止マニュアルを作成することと致しました。

________

ここまでが、全日遊連が2015年(平成27年)3月12日に発行したマニュアルの冒頭の一部です。

 

この文中にもある、

 

置引き全体の発生件数が減少する中で~パチンコホールでの発生が突出し、減少していない

 

という事に関しては、私の記憶の限りでは、約5年くらい前から、以前よりも厳しい口調で取り締まり行政からぱちんこ業界に対して注意喚起されるようになって来ています。

 

この事を端的に示す資料がありますので、ご覧頂こうかと思います。

 

ちょっと古い資料ではありますが、前述の「ホールでの事犯だけが、減少していない」という事が数値化(グラフ化)されていて分かりやすいかと思います。

 

資料1

置き引き

 

資料2

次に、警察庁から業界への要請通知を紹介します。

置引き-警察庁1

置引き-警察庁2

※A4用紙2枚の資料を、読みやすいように余白カットしています。

 

置引きの状況について

次に、私の管理店舗で発生したものも含めて、置引きの事例をいくつか挙げ、その背景を解説させて頂きます。

 

①トイレの個室

密室であるため、お店側が関与する事が不可能。

  • 小物棚や貯水タンク上に置き忘れる
  • 着座時に長財布がポケットから落ちる

このような場合が多い。

 

②スロット島の上棚

直近20年ほどの島設備の進化(コンパクト化)によって、高さ150~180cm程度のスロット島(通称「ダウン島」)が普及した。

それにより、上棚に置いた手荷物が、背面から手を伸ばして盗られるという事例が増えた。

 

③玉箱や上皿の中

玉箱や上皿に財布を置き忘れる。

今も昔も、非常に多い置引き事例と言える。

 

④スロット筐体の上

液晶画面やギミック類等の進化により、筐体の上部が出っ張り構造になっている機種が増え、ここに財布を置き忘れる事例が増えた。

 

⑤遊技後のカード抜き取り忘れ

プリペイドシステムの普及により、残高があるICカード(コイン)を抜き取り忘れるという事例が増えた。

 

⑥遊技中のカード盗難

デジパチの普及、液晶画面や演出ギミック類の進化、遊技台枠が豪華になった事が原因で、遊技への没入の度合いが上がったり、遊技台左右の死角が大きくなった。

 

それにより、隣に着席した悪意ある者が遊技フロー説明ガイドなどを見るフリをしたり目隠しに使用しつつ、挿入中のカード(コイン)を抜き去るという事例が増えた。

 

⑦精算時の取り忘れ

残高があるICカード(コイン)を精算機で精算する際に、戻り金の全部または一部(硬貨)を取り忘れてしまい、次に利用した者から盗られてしまうという事例が増えた。

 

・・・他にもありますが、ざっと、こんな感じです。

 

ご注意下さい!

これらの置引き事例全般に関しては、盗られた側に対しては「我々ホール側も可能な限り監視、見守り致しますが、やはり個人の所有物である以上、ご自身の責任でしっかりご管理願います」と、改めて申し上げたいと思います。

 

また、盗った側に対しては、所有者の「占有」下にあれば「窃盗罪」が適用され、そうでなければ「遺失物横領罪」が適用される事犯になるかと思います。

 

いずれにしても、出来心でしたで簡単に済むものではありませんので、絶対におやめ頂きますようにお願い致します。

 

最後になりますが、私の経験的に、常連客が犯人であった場合は、特になんとも遣り切れない気持ちになります。

 

だいぶ昔の話ですが、相当な来店頻度の年配女性常連客が、出来心から残高があるICカードを盗ってしまい、それが原因で来店できない状況になりました。

 

常連客の会話でも、あの婆さんは泥棒だから、といった話題が数ヶ月後まで尾を引く事になり、聞いているお店側としても、気分が良いものではありませんでした。

 

そういった意味で、先程紹介した行政講話にもありました

 

「今後も、ぱちんこ営業者にとって大切な存在である遊技客が、加害者にも被害者にもならないための方策を検討し、全国の各営業所が遊技客にとって安心できる場所となるよう業界全体の取組として推進していただきたいと思います」

 

という一文は、単なる綺麗事としてではなく、しっかりとした取り組みが求められると言えるかと思います。

 

 

以上、置引きに関してお話しして、僭越ながら注意喚起させて頂きました。

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

コメント頂ける方は、下の方からお願い致します。

 

 

 「可哀そうだが、盗られる方が悪いな…という方は、下のボタンをそっと押して下さい↓

にほんブログ村 スロットブログへ
にほんブログ村

 

[記事公開]

2018年2月25日

4 comments on “ホールでの置引き、盗難について-被害者にも加害者にもならないようにご注意下さい!

  1. Pingback: ホールでの置引き、盗難について-被害者にも加害者にもならないようにご注意下さい! | パチパチスロスロあんてな

  2. カード忘れは別々の店で1回づつやったことありますが。1度は届けてあって、もう1度は帰ってこなかったな。
    まあ、立地場所の民度によるんでしょうが。

    Reply
  3. 100

    カード置いてトイレかどっか行っちゃう人多いんですよね。隣で放置されて万一悪い輩が持って行ってしまった時に、自分が疑われて面倒なことになったら嫌だなーといつも思いながら打ってます。店員呼んだ方がいいんですかね。

    Reply
  4. 匿名

    未精算のコイン、カードを見つけて何度も店員に届けているが、どの店も対応は素っ気ないもの。ありがとうの一言も無い。大手を含め。もし、残高のあるコイン等の持ち主が現れなかった場合、残高は店のものになるのですか?そういう説明やせめて持ち主が現れたかどうか位教えて欲しいものだが。

    Reply

コメントを残す