パチンコスロット機の抽選に、「ノイズ」が何らかの影響を与える可能性はありますか?-回答

今回は、「ノイズ」に関するご質問にお応えします。

 

りょーた さんからのご質問

「ノイズが台の抽選に影響を与えている」、という言い方をしている商品をネットで見かけました。

 

古いもののようでもう会社はありませんが。

 

これは、今の台でもおなじですか?

 

それともこの商品は昔の台だから通用して、今の台はそもそもそういうノイズによる確率の上下などは無い造りなんですか?

 

画像を見て頂きたいので、送る方法を教えて下さい。

________

ここまでが、りょーた さんからのご質問です。

(全文そのままです)

 

それでは、回答です。

 

回答

商品の確認

まずは、今回りょーた さんから送って頂いた、ノイズ云々の説明をしている製品を画像で紹介させて頂きます。

ノイズクリーン

色々と調べましたが、既に会社自体が存在していない模様で、この製品についてより詳細に調べようにもその手段が無いという事で、難儀致しました。

 

どうにかこうにか、頑張って更に調べますと、ようやくこちらの製品が紹介されているサイトに行き着く事ができ、それは業界メディアの「PLAY GRAPH」でした(当該ページにリンクします)。

 

こちらの紹介記事の公開日付を見ますと、2006年12月12日 16:51 とあります。

 

読者の皆さんもご存知の通り、ぱちんこ業界はそれから

 

  • 4号機時代から5号機時代への移行
  • 「検定機と性能が異なる可能性のある遊技機」の撤去問題
  • 広告宣伝規制
  • 総付景品規制
  • 高射幸性スロット機の段階的な撤去
  • 規則改正
  • 依存問題対策

 

このように、主立った出来事だけ見ても、激動の13年を経て今に至りますので、適当な規模の会社でも消滅したり事業内容が変わってしまっているというのは容易に察しがつきます。

 

よって、当該製品について、手元にある情報はこの画像のみ、という状況でお問い合わせに回答せざるを得なくなりました。

 

このような状況ですから、私だけで対処するには無理がありますので、毎度ですが、メーカーの開発事情に詳しい2名の方々(A氏、B氏とします)から、コメントを頂戴しております。

 

後段で、その方々との遣り取りの内容を、そのままの形でご覧頂く事で、本件への回答とさせて頂く事に致します。

 

それでは、ご覧下さい。

 

A氏との遣り取り内容

A氏

「お疲れ様です」

 

「たしかにノイズは、基板を作る際には、確実にノイズキャンセリングするように手配しますねぇ…」

 

「でも、現行機で、確率に影響?となると…」

 

「どうなんでしょうね?そもそも、そこまで深く聞いてみたことがないですね」

 

「開発部署の人に聞いてみますね」

 

「しばらくお時間ください」

 

楽太郎

「いつもスミマセンですm(__)m」

 

A氏

「お疲れ様です」

 

「返信遅くなりました」

 

「ようやく、話が聞けたので、ご連絡いたしました」

 

「以下、まずは、ノイズ自体について」

 

「基本的に、電気設計ものであれば、ノイズは発生します」

 

「基板内で電気信号を発生する過程で発生することもあるし、信号の送受信の過程で発生することもあります」

 

「さらに言えば、例えば、ホール内であれば、電波の受信(ホールのインカムとか)の影響を基板が受信して、それがノイズとして電気信号に影響を与えることもあります」

 

「そのような事により、”意図していない結果” が発生することがあります」

 

「それらを避けるために、ノイズキャンセリングの仕様を決めて、部品選定から基板の設計(パターン、回路等)を決めます」

 

「まずは、設計の時点で、ノイズの発生を極力抑えるようにするためですね」

 

「後は、先日送って頂いた画像のような機械を使って、外からのノイズの受信を避けるように配慮します」

 

「次に、ノイズの影響について」

 

「例えば、画像制御基板にノイズが発生し、それがそのまま信号として送信~受信された場合、液晶上にそのままノイズ が走ったりすることもあります]

 

「あとは、youtubeの動画なんかでもたまに、音が飛んだり、プツッと切れたりする事がありますよね?」

 

「ああいうのも、ノイズの影響と思ってもらっていいです」

 

「動画の場合、編集でその部分を削るようにしているところもあるようですが、あれも要はノイズの影響です」

 

チャタリングを起こすとか、まあ、そんな感じでしょうか」

 

「チャタリングって何?と聞かれれば…」

 

「DJのスクラッチ的な感じ、とイメージしてもらえれば、わかりやすいかと思います」

 

「瞬断的な感じで、画像が飛んだりとか、見たことないですかね?」

 

「ああいうやつです」

 

「最後に、ご質問の本題である、抽選に影響を及ぼすか否か?ということについて」

 

「抽選をしているメイン基板にノイズが発生することがあれば、可能性はあります」

 

「ただし、今のご時世、メイン基板のノイズ対策不十分のメーカーはほぼないでしょうし、メイン基板でノイズ発生していたら、他のサブ基板なんかの設計も怪しいもののような気がします」

 

「メイン基板にノイズの影響が送信される可能性もゼロではないと思いますが、基本的に、そこに至るまでに対応しているのが、当たり前かとは思います」

 

「しかし、先般あったような、番長3でメイン基板のケースに穴が開けられて、余計なものを着けられる、みたいな事があれば、それはまた別の話です」

 

「今回の情報入手元は、■■(注:メーカー部署名)と■■(注:部材メーカー部署名)になります」

 

「ここは、掲載不可、という事でお願いします」

 

「以上、多少冗長にはなりましたが、回答とさせていただきます」

 

楽太郎

「おお~、なるほど!」

 

「詳細に、ありがとうございました<(_ _)>」

________

ここまでが、A氏との遣り取り内容です。

 

続いて、B氏との遣り取りの内容をご覧頂きます。

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B氏との遣り取り内容

B氏

「楽太郎様、ご無沙汰しております」

 

「お問い合わせ頂きました件について、確認した結果を報告します」

 

「結論から言えば、現行機では、ノイズを受ける影響は限りなく低いと推測します」

 

昔の台は、既存の電子部品を寄せ集め、ノイズを受ける影響など一切考慮せず製造していた事は事実です」

 

「しかし、現行機の場合は、EMIを熟知している技術者が設計を行なっています」

 

「なので、開発段階でノイズ試験を実施し、影響が無いことを確認しています」

 

「サブユニット系については、インピーダンスコントロール(基板上の回路や信号の高速化によって発生するノイズに対応するため、絶縁層の厚さや回路同士の間隔などを厳密に管理すること)をして、しっかりとしたノイズ対策を実施しています」

 

「以上、ご参考になれば幸いです」

 

楽太郎

「EMIですか…」

 

「それ、何ですか?(笑)」

 

B氏

「すみません」

 

「EMIというのは、電磁障害、という意味です」

 

「私が言いたかったのは、ノイズの影響等を熟知している技術者が開発に携わっている、という事です」

 

「あと、補足ですが…」

 

「ホール様によっては、遊技台から出ているアース線をそのままにされているケースも見受けられるとの事でした」

 

「これに対して、開発の立場としては、取説通りにしっかりとアース接続して島に設置して頂く事を希望します、との事でした」

 

楽太郎

「おお!なるほど~」

 

「ご丁寧に、ありがとうございました」

________

ここまでが、B氏との遣り取り内容です。

 

これらの遣り取りの内容をまとめますと、今回のご質問に対しては

 

  • 現行機(検定機)においては、ノイズ対策は十分であると言える
  • よって、ノイズが大当たり抽選等に影響を与える、という事は、まず考えられない

 

こんな感じの回答になろうかと思います。

 

 

以上、今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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[記事情報]

2019年7月18日公開

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