出そうで出ない、出なそうでたまに出る、それがパチンコスロットというものです。
今週の判定
4円P | 20円S | |
9(月) | – | × |
10(火) | – | × |
11(水) | – | × |
12(木) | – | × |
13(金) | – | × |
14(土) | 💀 | 💀 |
15(日) | 💀 | 💀 |
- 「♥」有給休暇を取得してでも打ちに行くべき日
- 「○」遊べそうな日
- 「-」お店ごとの考え方によって還元度に大差が出そうな日
- 「×」特定の機種やコーナー狙いでない限り、打ちに行かない方が無難な日
- 「💀」全体的に、絶望的な日
厳し目の判定になっており、読者の方の中には「いや、自分の近所には打てる店はあるぞ」という方もいらっしゃると思います。
そのような方は、幸いです。
※どのような日であっても、投資金額、遊技時間を決めての来店をおすすめします。
パチンコスロットは、適度に楽しむ遊びであり、深追いしても得られる利益は多くありません。
また、仮に得られたとしても、それはごく短期的/個人的なものであり、人生設計上は何の役にも立たず、周囲の人を幸せにできるようなものではありません。
解説
<パチンコ>
基本的には、粗利主眼でコーナー運営するお店がほとんどです。
メーカー側の読者の方には失礼な表現になってしまいますが、ホールで機種運用している立場から申し上げますと「使える」機種がどんどん増えて来ているな、という印象です。
今回は、「釘」について、少し言及します。
2017年の春あたりから制度導入されて本格的に運用が始まった釘確認シートですが、その当時はホール側が必要とする日当たり2,000~4,000円水準の台粗利を残すためには、シートの範囲から逸脱するような程度に釘を曲げないと、うまい具合にはなかなか残らない、という機種が多かったです。
もちろん、釘以前の問題として、当時は既に、いわゆる旧MAXタイプ機(確率1/399、継続80%前後)が「検定機と異なる状態で販売された可能性のある遊技機」として完全に撤去されており、ホール側は特に確率1/319タイプ機種を「新MAXタイプ」などと呼んで旧MAXタイプ機と同等の粗利水準を期待するようなレベルでの釘で運用していました。
なので、必然的に釘の扱いは悪く、シートからの逸脱の度合いも酷いものでしたが、最近ですとそこまで酷い曲げ方をせずに、なんなら完全にシートの範囲内でベース、回転率、粗利等のコントロールが可能で納品時の状態も均一な機種が多いため、客観視しますとやはり開発/設計/製造のプロの仕事をしてくれているな、という印象が強いです。
ユーザーの皆さんから見ても、打ち気をそそるスペックで、「勝てそう」とまでは言えないまでも「遊べそうだな」と思えるような釘の状態の台が増えて、旧MAXタイプ機が段階的に撤去されてぱちんこ業界全体がゴタゴタしていた当時に比べれば、随分とマシになったのを実感されている事と思います。
しかし、やはり「必要とする粗利」の水準はお店によって大差があり、それはますます拡大している事が推察されますので、駄目なお店はとことん駄目で打てそうな台が見当たらないような営業状況である一方で、いつ来店しても
「まあ、これなら遊べるな」
と納得して打てる台をより多く用意できるお店とに分かれています。
ホールの目線でそれが実感できるのは、中古機の納品を受けた時です。
釘の状態を見ると、一般入賞口周りがちょっと曲げてあるくらいで、その他は前述した時期よりは断然まともな状態の台がある一方で、
「以前よりも払出性能が落ちているのに、こんなに酷い釘の状態で運用しなければならないのか…」
と、唖然としてしまうような台も見かけます。
私の場合は、あまりに頭に来た際には販社さんに
「これ、どの法人/店舗から外れたやつ?」
と聞くのですが、回答は大体は関東大手などの20~30店舗くらい持っている法人が多いです。
同業目線では正直申し上げて「ここをこんなに曲げる必要がない」「釘確認シートの範囲内で、全くとは言わないが同じくらいの数値には出来るのに…」と思ってしまうような状態の台もあるので、そんな状況になってしまう原因は、運用している役職者が日常的に遊技していない事はもちろん、取扱説明書を読んでいない事が想定されます。
取説にはどの入賞口がどの程度のベースアップ貢献度(分間入賞個数)なのか明記してある訳ですが、そんなに拾わない箇所なのに思いっきり曲げてあるような台を見るにつけ、
「これでどうやって稼動を維持するんだろう」
と疑問に思いつつ、
「新し目の機種なのにもう売りに出して今ここに納品されている訳だから、そりゃそうだよな…」
と、妙に納得もしてしまいます。
ホール目線での機種運用の理想は、会社が要求する粗利と睨めっこしながらギリギリの水準でより多くの台を提供できるお店であり、ユーザーの皆さんはそういう努力が窺えるかどうか、釘の状態をしっかりと見定めて、遊技するかどうか決めて頂ければと思う次第です。
今週の主な新台(地域差あり)↓
・特になし
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<スロット>
基本的には、粗利主眼でコーナー運営するお店がほとんどです。
専業層の読者の方にとっては、今は「どの機種/コーナーに良設定が使用され易いか」かなり分かりやすいスロットコーナー状況かと推察します。
お店側にとって、新規則機の運用に際して日常的に適当に設定を使用しないと稼動を得にくいものはあり、最近なら番長3、北斗天昇、まどマギ叛逆などはその対象に選ばれ易い状況かと推察します。
では、肝心のバジリスク絆2はどうなのかと言いますと、設定4出率が高めに推移している(平均出率107%水準 ※設計値=106.10%)お店が多いものと推察し、つまりは「思っていたよりも4が使えない」状況でやむなく毎日ほぼ全台設定2を打ち変えてまれに4を忍ばせる…という運用が多いように推察します。
自社でも、全台の集計で107.60%前後とかなり高めに動いていて、最初に同機の情報を得た際に
「ホールさんへのアナウンス時に提示する資料での設計値は、試行した中で最も低い出率を記載します」
「その理由は、最近の機種は出率詐称などと揶揄される機会が多いので、それへの対策としてです」
などと説明を受けた通りのパフォーマンスだな、という印象です。
言い換えますと、これはデータランプの仕様によってちょっと違いはありますが「BB=バジリスクチャンス、RB=バジリスクタイム」というタイプであればBB欄に70回以上の記録が残っているような台がより沢山あるお店であれば、普段から設定4以上を随所に使用しながら粗利と稼動を上手い具合に天秤に掛けて運用していて稼動も良好な優良店という事になるかと思います。
その反対に、毎日せいぜい40回水準がいいところ…というお店であれば、前述した通り毎日2を打ち換えているだけ、という事にもなろうかと思いますので、参考にして下さればと思います。
今週の主な新台(地域差あり)↓
・特になし
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<備考>
※市況の分析に関して、稼動や売り上げ、利益が高い/低いという判断には、エリアやお店の立地、営業規模、設置機種等によって差があります。
※遊技機の台粗利等に関しては、どのような機種運用で臨んでいるかや、そのお店の基本稼動(アウト個数/IN枚数)、どれくらいの期間でどれくらいの利益を得る事を目標にするか等によって大差が生じます。
また、この見通しはあくまでも私見ですので、色々とご意見あるかと思います。
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[記事公開]
2020年3月8日
おお、怖い。
そういう、台を見ずに数字だけ見る店は、こういう時に客が減ると「客足が減ってるから」、あるいは他の自粛のおかげで特需になれば「稼ぎ時だから」と簡単に怖い調整にしそうですね。
それが怖けりゃ行かないか、あるいは行くにしても店選びが何時も以上に重要、ってことでしょうか(´・ω・)
「コロナは怖いし店選びが面倒だから」と行かずに諦めるのも一つの手、か。
屋号が『ピ』から始まる法人のどっちだろうか?
どっちもかなw
今週は(今週も?笑)特に酷い状況でしたね。×どころかドクロ×3倍でしたね。
客足が落ちていないのに設定はだだ下がりでした。9年前の震災の時より酷いです。これではとてもじゃないけど、来週以降はパチ屋には行けないですね。