期待値稼動するスロットの打ち手のレベルは、ホールの店長目線ではどの程度に見えているのか?-回答

今回は、TwitterのDMでお寄せ頂いたご質問にお応えします。

 

samu さんからのご質問

楽太郎様

新年明けまして、随分と経ってしまっておりますが、おめでとうございます。

 

新年早々ではございますが、ご質問申し上げます。

 

本日は、打ち手のレベルにつき、お伺い致したく存じます。

 

地域差があることは承知の上で、楽太郎様からご覧になり、打ち手のレベルはどのようにお感じでしょうか?

 

質問の背景として、期待値稼働や後ヅモを狙うに当たり、打ち手のレベルが相当に高いものであれば、状態やモード等判別されている、ノーマル機においては、履歴による判別は意味をなさない(小役、ボーナス契機が良くない)可能性が高いと感じるためです。

 

そこで、楽太郎様から見た、打ち手のレベルを知りたいと感じた次第です。

 

低設定は徹底的に見切り、高設定はしっかりと粘り、瞬間的な期待値に対する打ち手の判断はどのように見えているのか、ご教示いただければと思います。

________

ここまでが、samu さんからのDMです。

 

これに対しての私からの取り敢えずの返信は、下記の通りでした。

 

楽太郎からの返信

明けましておめでとうございますm(_)m

 

今回のご質問ですが、かなり長文になりそうです。

 

エリアやお店、客層、機種構成、交換枚数、普段使用する設定によるので一概には応えられませんが、それでも敢えて回答したらどうなるか興味がおありなのかと思いますので、記事にしてみようかと思います。

 

早ければ、今週末くらいには公開しますm(_)m

________

こんな感じの遣り取りをさせて頂いておりました。

 

それでは、回答です。

店長から見たレベル

回答

環境、情報量/精度の違い

まず、打ち手のレベルの高低以前の事について、簡単にお話しします。

 

ホールの店長目線で今の打ち手の事(時代背景、知識レベル、技術介入度などを総合的に考慮します)を論ずるにあたり、下記のような事が言えます。

 

①楽太郎自身が純粋な打ち手であった頃(10代後半~20代前半)に比べれば、非常に多くの情報を、極めて早い段階で持っている

 

②楽太郎自身が純粋な打ち手であった頃(10代後半~20代前半)に比べれば、遊技中においてアクセス/検索し易く解析精度が高い情報源を沢山持っている

 

③液晶演出が多彩になった結果、設定判別に利用できる要素が溢れている

 

こんな感じであり、簡単に申し上げれば知識レベルや解析ツールを臨機応変に使用しての遊技という観点では、私がしっかりと設定狙いをしてホール通いしていた頃(1993年~2000年前後)とは比べものにならないくらい恵まれた環境であり、また「良く知っている」打ち手が多いと思います。

 

ここまでお話しして、

 

「本当に”レベルが高い”というのは、いちいち調べたりしないで体感で数値が分かったり、この演出は発生割合が何%で…といった細かい事を暗記している者の事を指すのであり、検索したり解析ツールにかけないと判断できない者の事では無い」

 

というご意見もあるかと思います。

 

しかし、今回はあくまでも、あらゆるツールを使用しての今時の立ち回りを総合的に見て、考察させて頂きます。

 

恵まれているが…

先程申し上げたような環境や知識が、収支に直結するかと言えば、2018年現在においては必ずしもそうとは言えません。

 

理由は、いかに情報環境が良かったり知識があっても、それを活かせるだけのホールやイベント、具体的な告知、払い出し性能が高い遊技機が一昔前と比べれば大きく減っていたり、狙い目の状態まで「台を育てて捨ててくれる養分」たる一般客の稼動が落ち込んでいるからです。

 

期待値稼動とは、そもそも

 

  • まともな設定がある
  • 適当な状態まで回されている

 

これが前提になっているとも言えます。

 

なので、ホールの業況が悪くなったり、一般客の懐具合が悪化したりすれば、その前提が崩れて理想的な立ち回りが困難になって来る事は否めません。

 

そういった意味で、持っているだけの情報や知識を活かせない、宝の持ち腐れになってしまっている打ち手が多いご時世とも言えるかと思います。

 

頑張ってそれらを活かそうと、強いお店の強いイベントに参加しようとすれば、移動時間や抽選という壁があったりしますので、やはりその立ち回りや収支に関しては居住エリアの状況に左右されています。

 

この時点で、今回のご質問への結論/回答を試みるとすれば、

 

総合的な観点で、打ち手のレベルは上がっている、しかし、それが活かせる環境かと言えば必ずしもそうではない

 

このようなものになります。

 

より細かく見て参ります。

 

具体例

ここからは、いくつか具体例を挙げます。

 

お店のイメージとしては、

 

  • 毎日適当に設定が入っているという前提で営業
  • 平日20名前後の期待値稼動客(ハイエナ、設定狙い)

 

こんな感じにしておきます。

 

ホール店長目線で4つのケースを挙げますので、それによって「打ち手のレベル(設定判別精度など)って、こんなもんなのか~」と、ある程度お分かり頂けるかと思います。

 

1:設定1より2の方が都合が良い機種がある

これについて、例えばA偽物語をイメージしてみて下さい。

 

この機種に関して、専業層が寄り付かず稼動水準がかなり低いお店であれば、毎日設定1を放置しているかと思います。

 

理由は、基本的には薄利体質な機種だからです。

 

それよりひとつ上の水準の稼動があるお店であれば、毎日設定1をリセット(同一設定変更)していると思います。

 

理由は、朝一で設定変更したか否か挙動をチェックする客層が若干なりとも居るからです。

 

更に、ひとつ上の水準の稼動があるお店であれば、毎日設定2をリセットしていると思います。

 

理由は、1を否定するような演出がある事で、適当に打ち込まれる中で売上が伸びたり、仮に薄利或いは粗利マイナスになっても稼動実績になるため今後に活きる可能性が高いからです。

 

経験上、この機種は設定2の毎日リセットが一番バランスが良い運用ができ、粗利が溜まったタイミングで場合によっては高設定を使用してより一層の信頼度を得る事で、2という設定が更に活きて来ます。

 

つまり、高設定が入る、という前提で営業していれば、1を否定しさえすれば適当に打ってもらえる可能性が高まるという事です。

 

これを、今回のご質問の主旨に則って言い換えれば、適当に回す程度では、設定看破は困難という事になります。

 

もちろん、「適当」という表現には個人差がありますので、それこそ2時間程度で「2かな」と見切る打ち手も居れば、4~5時間稼動させてくれる打ち手も居ます。

 

このことは、例として挙げたA偽物語に限らず、同じような観点で設定配分している機種が結構あったりします。

 

  • 設定2は、1の放置よりも稼動して利益になる場合がある
  • 利益があれば、要所で高設定を使用する余裕が出来る
  • 高設定が入るという事実が、次の稼動を呼び込み、場合によっては仮に設定2であっても幻惑される打ち手が出て来る

 

こんな感じの流れです。

 

つまり、打ち手目線で言えば、「良設定なんじゃないかなー」と思って打っていて、引っ掛かっている場面がかなり沢山あるという事です。

 

※もちろん、適当に遊べたりちょっとでもプラスになれば良い訳であって、読みが外れたりお店側の仕掛けに引っ掛かってしまう事が必ずしも悪い事、能力として劣っている、という事を言っている訳ではありません。

 

2:機種ごとに「紛らわしい」設定がある

これに関しては、ご近所に(こっそりと)設定発表しているお店があるという打ち手の方であれば、大きく首を縦に振って頂けるかと思います。

 

  • 6だと思って打ち切ったら4だった
  • 4だと思って打ち切ったら6だった
  • 高設定の可能性を信じて打ち込んだら3だった

 

こんな感じですね。

 

特にサミー系やKPE機種などはこういった対象になり易く、イベント感を出すためにある機種全5台の内3台を4にして2台を6にしたら全6っぽい見た目になったとか、そういった場面は結構あったりします。

 

嫌な表現になりますが、「設定6のフェイク」として機能する設定というものがあり、多くの機種においてそれは設定4です。

 

また、奇数設定である3についても、最近は「余計な事に」、設定3以上を演出示唆する機種も増えて来ているので、これが出てしまったがばかりに打ち込んでしまい、その結果大きく負けてしまう・・・

 

こういった状況は、店長目線ではかなり多く見掛けます。

 

例えば、イベント営業日にバラエティーの不人気機種であるヱヴァ勝利への願いに3を使った場合、なまじチャンス役の引きが良くてレイが出て来て、となれば4万円打ち込んでしまう打ち手も居たりします。

 

もちろん、そうなる前提としては日頃から56を使用しているお店である(と思われている)事が重要な訳ですが、「設定12とは違う挙動を示す」だけで「無駄遣い」してしまう打ち手は、かなり多いと言えます。

 

3:Aタイプ機は看破困難

この事については、特にジャグラー専門の打ち手の皆さんは実感している事かと思います。

 

アイム系の5だとREG先行しやすい、ゴーゴー系や最近のミラクルジャグラーなどは5でも十分に6っぽい挙動になる、マイジャグラーはちゃんと6を使わないと全6などと告知した場合は胡散臭い結果になり易い、という傾向は一応はあったりしますが、それこそ当日どの程度の稼動水準だったかによるのでズバリこうだとは申し上げられません。

 

夕方時点で合算確率が1/135だったから拾ってみたら、自分が回した時だけ当日最高ハマりG数を更新したり、低確率に向けての収束担当になってしまった…という場面も多々ある事でしょう。

 

そのお店のメインがどのジャグラーなのかにもよりますが、3と4が日常的に使用されているお店であれば、IN枚数10,000枚以上の良稼動水準のお店であれば、打ち手目線ではハッキリ言って「訳が分からない」日もあるものと推察します。

 

しかし、実際にデータで見てみると、2%程度ですがベース値の高低が発生していて「これは5だったな」とか「2を入れたよな」というのが分かるのですが、打ち手にしてみればそういった微妙な判別は効きにくい機種であると言えます。

 

なので、Aタイプ機に関しては、打ち手のレベルがどうこうというよりは、「適当な稼動水準(7,000枚~9,000枚くらい)」のお店ではそもそも判別困難です。

 

これくらいの稼動水準のお店はかなり多いため、それが故にジャグラー系はホールにとって重宝する存在なのだとも言えるでしょうか。

 

4:「有力者」が捨てると稼動しない

今回イメージして頂いているお店では、日頃から20名くらいの期待値稼動客が居る、というのが前提でした。

 

特に専業者同士では、この中に序列が存在し、周囲から一目置かれている人が居ると思います。

 

この人が捨てた台は、場合によってはその後長時間非稼動になります。

 

ホール店長目線では、それが実は設定6だった、という場面も多々あります。

 

良く見かけるのが、IN枚数5,000枚以下(約2時間稼動に相当)や、投資金額10,000円前後で捨てられるという場面です。

 

私の管理店舗での実例を挙げれば、朝一適当に触っただけでほぼ終日無視された設定6は、これだけあります。

 

  • 北斗新伝説
  • コードギアス2
  • ゴッドイーター2
  • 忍魂暁
  • 政宗
  • 結城友奈は勇者である
  • モンハン狂竜
  • ポセイドン
  • 男塾
  • サクラ大戦
  • シンフォギア
  • 仮面ライダーBLACK
  • AKB48勝利の女神
  • 鬼浜爆走紅蓮隊 愛
  • 戦国コレクション3

 

ぱっと思い付く限りですが、これらはほぼ朝一売上=当日粗利という形で、終日放置された事があります。

 

「新基準機は”手応え”が得にくいから、判別が難しいよ」という声も聞こえて来そうですが、それに加えて腕が立つ、眼力が鋭いと思われている専業者が捨てた台ともなれば、後からそれを拾ってみて…という判断も難しいのかな、仕方ない事なのかな、と思います。

 

まとめ

以上、ごく簡単にではありますが、ホール店長目線で打ち手のレベル、立ち回り上の判断はどのように見えているのか?

 

これについてお話しして参りました。

 

結論としては、初めの内にお応えした通り、

 

総合的な観点で、打ち手のレベルは上がっている、しかし、それが活かせる環境かと言えば必ずしもそうではない

 

このようになります。

 

特に、「低設定じゃない」と気付いてしまうからこそ、深追いして悲惨な状況になってしまう打ち手も多く見受けられるため、そうならないためには引き際も含めての判断力を研ぎ澄まして頂く事が肝要とも言えるかと思います。

 

 

以上、十分な回答になったかどうかは分かりませんが、今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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[記事公開]

2017年1月15日

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