今回は、直近のスロットシーンについて私見を述べさせて頂きます。
はじめに
最近は、元々は非常に閉鎖的で特殊な業界であるぱちんこ業界の事情も、方々でスピード感を持って取り上げられるようになって来ました。
まあ、その内容が正確かどうか、バイアスがかかっていないか、といった事は置いておいて、打ち手の方だけでなく一般の方であっても、ちょっと調べてみようと思えば情報元に限りなく近いものが手に入ったり、ブログも含めて良いのであれば沢山のセカンドオピニオンにも触れる事が可能です。
こういった状況は、私が業界入りした頃には想像も出来なかった事で、私見では業界事情を掻い摘んで発信している「まとめサイト」の存在なども非常に大きいと思っております。
このブログも、そういったまとめサイトに採り上げて頂く機会が沢山あるのですが、人目に触れる機会が増えるほどに、なるべく分かりやすい表現で、説明的な記事内容になるように努めていきたいと改めて思っております。
もうちょっとブログ運営に時間を割ければ、文章だけでなく画像、特に図案などを用いて「視覚的に」説明したいと思う場面も多々あるのですが、現状ではさすがにそこまでの時間/労力を捻出できませんので、そこらへんはご容赦頂ければと思います。
説明し切れない分は、これまで通りコメント欄やお問い合わせフォームのご利用があった際に、なるべく丁寧にお返事するという事にさせて頂きます。
スロットの現状:全国データ
そんなこんなで、読者の皆さんは、新基準に該当しないスロット機の設置比率を段階的に減らして行く、という取り組みで業界が動いている事はご存知かと思います。
本件に関しては、昨日時点で日電協調べによる最新情報が出て来ており、2017年7月31日時点での設置比率が33%で、その全国総設置台数は561,828台である事が、都遊協9月理事会にてアナウンスされています。
※【参考】7月31日時点での全国スロット総設置台数は1,700,881台。
※全日遊連では、2017年12月1日までに、その設置比率を30%以下とするように取り組んでいる。
また、この新基準に該当しないスロット機のうち、高射幸性遊技機(=1日に2万枚以上の払い出し実績がある遊技機)に区分されるスロット機の台数は、440,741台となっています。
この事から分かるのは
- ホールが残している新基準に該当しないスロット機の内、高射幸性スロット機の比率は78%以上
- スロット機の全国総設置台数の内、高射幸性スロット機の比率は約26%
こんな感じです。
つまり、残すのであれば高射幸性遊技機であり、ホール目線での数値的な判断では営業数字上のパフォーマンスが優秀なもの(高コイン単価機種)が露骨に残っており、打ち手目線で言えば天井性能が強かったり狙い所がある機種(リターン期待値が高い機種)であるとも言い換える事が可能でしょう。
直近のスロットシーンについて
この事から言えるのは、前出の通りスロットコーナー全体の26%にも及ぶ台数が残存している高射幸性スロット機な訳ですから、これまで同区分の機種に良設定使用実績があるお店であれば、いくら今後は新基準機&6号機時代に突入するとは言え、その存在を邪険にはしないだろうと言う観測です。
ただ、いくら低設定オンリーではなく適当に運用するとは言え、その対象となりやすいか否か、良設定を狙える日はいつか、といった事は、より一層はっきりと分かれてくるでしょう。
例えば、
①バラエティーコーナーに残した同区分機は、趣味打ち稼動の対象になりやすいので、まともな設定を使用して延命する必要がより一層無くなる
②残した同区分機がゴッド系とバジリスク絆が大半の大味な機種構成のお店は、ゴッド系は売上/粗利担当として毎日設定1で前日800G近辺閉店台はリセット運用し、バジリスク絆はメイン設定が2でイベント時はしっかり4と6を散りばめて適当に運用し続ける
③ゴッド系の設置台数が大目のお店では、ここで大きく抜いて、新基準機やAタイプコーナーを可愛がる余裕を作ろうとする
ざっと、こんな感じですね。
なので、ゴッド系はより一層「良設定ではなく一発狙い」になり、バジリスク絆は設定狙いの客層においてその地位を維持するだろうという観測です。
直近の狙い目機種
では、直近、ここでは規則改正直前までの向こう3ヶ月前後としますが、他に良設定使用への期待ができる機種はどれかという事についてお話ししたいと思います。
これは、現状での設置台数や導入店舗率上の理由もあり、
- 番長3(全国設置台数1位:導入店舗率82%)
- 北斗強敵(同16位:81%)
- まどかマギカ2(同20位:75%)
- バジリスク3(同21位:68%)
これらの可能性が高まると見通します。
※【参考】P-WORLD「設置台数ランキング」2017年9月29日時点
ただし、いくら導入店舗率が高かったり設置台数が多いとは言え、9月4日導入の北斗新伝説に関しては、その対象にならない可能性もあるので注意が必要です。
その理由としては
- 稼動不十分で、まともな売上/粗利がないため機械代を作り終わる目処が立たないお店もある
- まともな設定を使用しても狙って来る客層が少ないので、設定を上げ下げしての運用を放棄するお店も出て来る
- 売却益も加えて機械代分を作り終わる算段がついたら、早くも直近の中古機の導入時に撤去対象にするお店も出て来る
こんな感じになります。
今後の狙い目機種
また、Aタイプ機(ノーマル機)はどうかと言えば、
- ニューパルサーSP2(11月6日導入開始)
- グレートキングハナハナ25φ(11月20日導入開始)
- 新作ジャグラー(導入日未定)
これらの名前が真っ先に挙がって来るでしょう。
ホール側はAタイプ機のデータランプの最高BB回数欄を早期に見栄えするようにしたいという心理がありますので、導入当初からの良設定/最高設定使用にも期待ができると見通します。
現時点でも、他にもちょこちょこAタイプ機やA+RTが出て来ている訳ですが、王道機種という観点で長期設置を見込むにあたり、上記3機種には敵わないのではないかと思っております。
以上、スロット関連の諸々の事情について、データを交えながら私見を述べさせて頂きました。
今回は、これくらいにしておこうかと思います。
コメント頂ける方は、下の方からお願い致します。
「Aタイプ機好きなので、ガンガン高設定を使って欲しいぜ!」という方は、そっと押して下さい↓
[記事公開]
2017年10月1日
特殊な地域沖縄は本土とは機種構成が違っており、設定の入れ方も違ってくるとおもうのですが、とくに沖縄で25パイについては設定を打つ人はどのように考えているのでしょう?知り合いなり知っている人がいれば教えてほしいです。
きゃん さん
では、交流がある知人を紹介しましょうかね↓
『沖縄パチンコラボ』
こちらのサイトやTwitterをご覧頂いたり、質問して頂ければリアルな沖縄のスロ事情に触れる事が出来るかと思います。
楽太郎の紹介と伝えて下さればそれなりの対応はしてくれると思います。
ただし、ホール側の方ではないので、あくまでも市場調査という観点からのお返事になりますm(_)m
返事が遅くなり、すみませんでした。
ありがとうございます。
早速
沖縄パチンコラボを覗いてみます。
きゃん さん
管理人さんは経験豊富で見識豊かな方なので、沖縄事情に関して非常に有用なサイトだと思います。
新装開店おめでとうございます♪
旧ブログではコメント送信できないバグが続いていたので、嬉しいです。
今後のスロシーンで興味深いのは、やはり新北斗が可愛がられる対象として残れるかどうかです。
今のところ、頑張っている店は頑張っている姿勢が感じられます。後は打ち手がその姿勢にどこまで応えられるかのような気がしています。
ファウ介 さん
これでようやくコメント頂けるんじゃないかと、待っておりました。
もっとメンテナンス時間/労力が割ければ良いのですが、現状では日々記事更新したりお返事したりで手一杯ですね。。。
女性従業員を面接で選ぶとき
やはり、好みのタイプの容姿をしている方を積極的に採用しますか?
今は女性従業員もローテーションでホールにでてホール回りをしているところが大半ですが
かわいい娘はホール回りより景品カウンター業務や楽太郎氏の膝の上での勤務が多くなったりしますか?
やるせなす さん
ホール企業によりますね。
経験的には、キャビンアテンダント風のシックな制服のお店は、容姿重視の傾向が強いと思っています。
私の足は愛犬のアゴ置き場なので、かわいい娘っ子でも空きスペースは無い感じですね。
以前、ホールの従業員が一部役職を除いて
全員が女性という店舗が何店舗かありましたが
ホールの従業員を全員女性にすると稼働が上がるのでしょうか?
また女性従業員のユニホームが超ミニで下着が見えそうだったり(実際に見えることもある)上下とも露出度のたかい店舗がありましたが、これも稼働や売り上げアップに繋がるのでしょうか?
またこのような露出度の高いユニホームを採用している店舗の女性従業員の時給は他の店舗の時給より高めなのでしょうか?
私の感覚だと女性従業員のユニホームの露出度が高い店舗は、ぼったくり営業をしているイメージですが、どうなんでしょうか?楽太郎さま教えて下さい。