今回は、あまり興味が無いという方が多いかと思いますが、ホール組合の情報発信事情についてお話ししたいと思います。
組合の公式サイトについて
ホール側の組合には、地域における単位組合(ブロック組合)、都道府県レベルでの方面組合、最上位たる全日遊連といった具合に、段階の違いがある事は、過去記事でも何度か解説させて頂きました。
ここでは、これらを総称して「組合」としますが、この組合組織の公式サイトである「●●県遊協HP」に関して、私が最近気に入らない事がひとつありますので、今回はそれについてごく簡単にお話しさせて頂こうかと思います。
結論から申し上げれば、その気に入らない事とは、情報鮮度が悪い事です。
更新が滞っている
もちろん、要所でちゃんと更新している組合も全国には存在する訳ですが、あくまでも全体の傾向として見た際には、高度情報化社会における情報発信の場としてはふさわしくないような内容の組合公式HPが沢山目に付くと思っております。
実際、私が所属するエリアのHPにしても、「組合沿革」の欄を見ますと平成23年7月までしか記載が無く、「業界の歩み」とした欄に関しても平成15年までの記載しかありません。
他の県遊協のHPを見ましても、もっと酷いところがあったり、更新されるトピックスが「ファン感謝デー」の予定くらいしかないという組合も沢山あるようです。
概して、
- 業界の歩み
- ぱちんこ業界史
- ●●組合の取り組み
- ●●県遊協青年部会活動内容
- 社会貢献活動一覧
- 地域との共生の取り組み
- 業界の健全化に向けての取り組み
こういった具合に、年表として紹介している項目の更新が、大体は約7~10年前くらいで止まっている組合が多いように見受けました。
誰に向けて?
まあ、そのHPの主目的が、エリアの所属組合員(ホール)が、サイト右上あたりにある「組合員専用ページ」でログインして、当地における業界情報や取り締まり行政からの指導内容等を共有する事だ、というのであれば、それで構わないでしょう。
組合として、ファンの目を気にしたり、より理解が深まるように努める必要性が無いと思っている訳ですから。
しかし、まがりなりにも何か発信したい、社会貢献活動などを通じて地域と共生したい、世間にしてみれば極めて胡散臭い業界/業種だから少しでも事情を理解してもらうためにその都度情報発信したいと考えているのであれば、この組合HPはしっかりと更新されるべきです。
偉そうな事を言わせて頂けば、各組合の理事長クラスの方々は、ご自身のエリアの組合HPが一体何のために存在しているのか、誰に向けてどのような事を伝えたいと思っているのか、それとも単なる当該エリアにおける事務伝達やデータストックとしてのものなのか、ここら辺を詰めて考えて頂く必要があるように思います。
そこまで手が回らない、エリア内でも業界事情に関する見解が一致しなくて活字化が難しい、というトピックスはあるでしょうが、それでもやはり改めて取り組むべき事だと、私としてはそのように考えております。
「ニュース」が「歴史」になるまで
先程、業界史に関わる年表的なものの更新が、数年前までで止まっていると申し上げました。
それからの数年が、実は読者の皆さん、打ち手の皆さんが一番興味がある事なのではないでしょうか?
- なぜ旧MAX機は消えたのか
- 現行の「新基準機」とは、どのような規格のスペックなのか
- ホール内外で起こる変化は、何を目的とした取り組みの過程/結果なのか
- なぜ急に、このポスターが掲示されるようになったのか
- なぜ景品交換時のルールが変わったのか
広告宣伝規制、総付景品規制、釘の問題、依存問題対策、エリアごとの業界等価是正の動き、暴排への取り組み・・・
色んなトピックスがありますが、web上では毎度毎度「業界激震」として扱われた物事の多くは、最近の数年以内に集中して起こっています。
こういった物事の中には、日々流れて行く「業界ニュース」としてではなく、そろそろ「歴史」のひとつとして認識して年表に記録するべきものも含まれています。
紹介するだけの「アンケート結果」の意味は?
最後にもうひとつだけ、ぱちんこ業界としてファンの意見を募るアンケートについて、私見を述べさせて頂きます。
このアンケート内容は、折に触れ更新されて公開されている訳ですが、内容を見ても
- 「それで、組合としてはどう思ったの?」
- 「この質問には、どう応えるの?」
といった具合に、消化不良な感が否めません。
もちろん、釘や換金といったナーバスな性質の疑問等には、そもそも応えづらかったり、警察庁の目を意識すれば活字化不能なものも沢山あるので、それが出来ないという場面はあるでしょう。
ですが、あくまでも理想として申し上げれば、ファンとの関係性において、何かしらの応答が可能な場が業界には用意されるべきというのが私の考えです。
それが難しいのであれば、前述の通りせめて組合HPの情報鮮度は、常に良好な状態に保っておくべきです。
そうでなければ、ひょっとしたら、このようないち業界人が運営する匿名ブログにも劣るくらいの存在意義しか無いような組合HPが、全国各地において今後もっと増えて行く可能性があるものと推察します。
以上、全国のホール組合HPの運営状況について、私見を述べさせて頂きました。
今回は、これくらいにしておこうかと思います。
コメント頂ける方は、下の方からお願い致します。
「ぱちんこ業界は、何がどう変わったのか、なぜそうなったのか、一切ファンに説明しない胡散臭い業界である」、という方は、そっと押して下さい。
[記事公開]
2018年1月30日
偉そうに
じゃあてめえがやれよ
やれなきゃ死ね
56 さん
そう簡単にくたばる訳にはいきません。
私のような個人のウェブ屋には良いお客さんだなぁ〜
なんとか潜り込めないかなw
楽太郎さん紹介して下さいw
ぼったくってきますのでw
うさぎ団 さん
パチ屋は売り込み関連に対して警戒感を持ちますので、紹介でもないとこういう案件で仕事を取るのは難しいですね。
紹介すると身元バレするのでダメです。
Pingback: 全国のホール組合公式HPは情報鮮度を上げよ | パチパチスロスロあんてな
どこの業界もそうですけど、業界団体は一般向けの情報発信に無頓着なところが多いように思います。
最近は積極的な情報開示がイメージアップにつながる事例も多いですし、何とかならないかな、と自分とこの団体にも言いたいです。
パチ歴2年 さん
業界事情の発信については、この程度のブログでさえもご覧の通りのコメント欄の有様になりますから、なかなか堂々とはやりにくい事情があるようですね。。。
まあ、それ以前に、ご指摘の通り発信する意識自体が低いというのが残念なところです。
結局のところ、この業界は客をいまだに蔑ろにしているんでしょうね。
この組合のずさんな対応が全てを物語っていますよ。
意見や要望を求めておきながら、回答はせずに放置したままなんて失礼な組合です。
匿名 さん
ホール経営者の多くは、シャッターを開ければ適当数のお客さんが勝手に入って来て日銭が入る商売、くらいの感覚です。
この期に及んでも、です。