「当店は無調整の釘で営業しています」「毎日全台設定1です」という告知は、射幸心をそそる/そそらない、告知OK/NGどっちですか?-回答

今回は、一風変わったご質問にお応えします。

 

クボキン さんからのご質問

楽太郎さん、こんにちは

 

営業のことで1つ質問があり問い合わせ致しました。

 

よろしくお願いします。

 

パチンコ業界の話題はまとめで見て、興味があれば自分で検索して深掘りしているのですが、こちらのブログ記事に辿りつくことも多く、今回は思い切って普段おもっていることを聞かせて頂くことにしました。

 

質問は<射幸心を煽らない告知ならアリか?>です。

 

変なことを言うようで申しわけないです。

 

つまりは、高設定が入っています、甘釘で営業しています、という匂わせをして営業するから警察が指導すると思うので、その逆なら警察は文句は無いのでしょうか?

 

という質問です。

 

具体的には

 

<当店は毎日全台設定1で営業しています><当店は釘を一切叩いていません(メーカーから納品されたままで使っています)>という告知です。

 

実際にはそんなことはあり得ないでしょうが、仮にそういうふうな告知をしたら警察は指導しますか?

________

ここまでが、クボキン さんからのご質問です。

(全文そのままです)

 

それでは、回答です。

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回答

お断り

まず初めに、

 

「射幸心をそそる、そそらない」

 

という判断は、取り締まり行政側が下したり、裁判でなされるものなので、私の方ではあくまでも経験上というか私見として回答させて頂く以外無い、という事をお含みおき下さい。

 

これは、極端な言い方をすれば、ユーザー目線で「射幸心をそそられる、そそられない」といった具合に、実際にユーザーがどんな印象を受けるか、という事は、一切関係ありません。

 

あくまでも、それは監督官庁たる警察庁が判断し、また何かしらの係争によって法廷の場に判断が持ち込まれた場合に、そちらで判決がなされるような性質のものである、という事です。

 

なので、失礼な言い方になりますが、ご質問文中にあった

 

<射幸心を煽らない告知ならアリか?>

 

この射幸心の高低等については、クボキン さんや私、或いは読者の皆さんが判断する事ではありません。

 

この事をご理解頂いた上で、パチンコとスロットに分けて、回答して参ります。

 

パチンコの場合

パチンコに関して、今回例として挙げて頂いた

 

<当店は釘を一切叩いていません(メーカーから納品されたままで使っています)>

 

という告知は、あまりに露骨過ぎます。

 

なので、ちょっと堅苦しいですが、業界人的な言い方に改めさせて頂くと↓

 

「当店の全てのパチンコ遊技機は、検定/認定機(メーカーが検定取得した型式と同等の性能を有するものとして、営業の用に供するべく設置を許可された遊技機)です」

 

という表現になろうかと思います。

 

これについては、法令上では、告知不可になる理由は、何一つない、と思います。

 

しかし、警察庁がこのような告知を実施しているお店に立ち入った場合、

 

「そのような文言は、敢えて広告宣伝に使用するようなものではなく、好ましくない」

 

として、告知を不可とする旨の指導を行う可能性は、ゼロではないと推察します。

 

その理由は、SNS等の発展により、メーカー出荷時(納品ゲージ、無調整)での性能数値が世に出回っている場合もあり、機種によっては

 

  • 「検定/認定機=良く回る、千円あたり■回転させる事ができるらしい」
  • 「出荷時性能では、出率100%らしい」

 

などという目算が立つ場合もあり、これを問題視する可能性は否定できない、というのが私の意見です。

 

「いや、検定/認定機=規則で定められた出率範囲内の遊技機な訳だから、千円で何回転すると分かろうが、そんなのは問題ないだろう」

 

というご意見も沢山出て来るかと思いますが、前例が無かったり突飛に思える営業行為や広告宣伝行為に関しては、取り締まり行政側としては

 

  • 「好ましくない」
  • 「取り敢えず不可」

 

などという判断を下す場面が多いと思っておりますので、本件に関してもすんなりは行かないものと推察します。

 

これが、警察庁では無く、遊技産業健全化推進機構やエリアの健全化組織(東京エリアにおける都遊連健全化センター等)によるチェックが入った場合は、尚更です。

 

彼らは、業務の性質上、当該ホールが取り締まり行政側から指導や行政処分を受けないように、法令や取り決め等をより厳格に解釈して、悪い結果にならないように是正勧告/指導する傾向があるからです。

 

「当店は、納品ゲージでの営業です」

 

という告知は、

 

「他店は、好き勝手に釘調整して営業している、法令違反店舗です」

 

と言っているのに近いと受け止められる場合もあり、エリア全体を見渡した際に、刺激物とも言えるような告知内容だからです。

 

つまり、営業内容や告知が100%正しくても、取り締まり行政や健全化推進組織が業界全体のコントロールやハンドリングを考えた際に、これは好ましい告知ではない、と判断される可能性はある、という事です。

 

次に、スロット営業における同様の告知について、お話しします。

 

スロットの場合

スロット営業において、ご指摘にあった

 

<当店は毎日全台設定1で営業しています>

 

という告知は、私見では不可と判断される可能性が極めて高いと推察します。

 

理由としては、

 

①警察庁は「設定」という文言を広告宣伝/告知に使用する事を好まない

 

②有利区間完走率など、払出性能面で有利な設定1もあり、SNS等の発展によりそういった情報が周知になっている事情を考慮して、その告知が問題視される可能性がある

 

③仮に「毎日全台設定1で営業」という告知を出さない日や、何らかの事情で出せなかった日があれば、その日は反対解釈として「本日は全台設定1ではない営業日」という事になり、射幸心をそそるおそれのある告知として警察庁やエリアの健全化推進組織が問題視する可能性がある

 

こんな感じになります。

 

最も高い可能性としては、仮にどんな数字が後に続いて記載されても、「設定」という文言の使用自体をエリアの健全化推進組織が問題視すると思います。

 

これを容認或いは黙認すると、他の店舗が追従して③のような告知手法が横行する危険性も孕んでいるからです。

 

最初にそのような告知を実施した店舗の意図とは、また別の方向に影響が出るおそれもあるため、放置しておく訳には行かないだろう、という事です。

 

…射幸心をそそる/そそらないの解釈、パチンコとスロットそれぞれに分けて回答して参りましたが、ざっとこんな感じになります。

 

もちろん、これらは全て私見であり、警察庁の取り締まりスタンスや健全化推進組織による活動レポート内容等を参考にしてお話ししたに過ぎませんので、あくまでもいち意見として参考程度に捉えて頂ければと思います。

 

 

以上、今回はこれくらいにしておこうかと思います。

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[記事情報]

2019年6月28日公開

5 comments on “「当店は無調整の釘で営業しています」「毎日全台設定1です」という告知は、射幸心をそそる/そそらない、告知OK/NGどっちですか?-回答

  1. 西の養分(カロリーゼロ)

    うむ こういう有り難いお人が負けまくってくれてるからオイラはいつもお金ほとんど使わないで遊べてますww ドモドモ  

    Reply
  2. デルソラー

    5ちゃんねるのニュー速VIPだったと思いますけど、パチンコ機の確率を設定1で表示していたら、指導・ペナルティの対象となったという話題がありました。

    どうしてダメなのか?が、正直よくわからないところもありましたが、やっぱりいろいろな理由で問題視されるのですね。

    Reply
  3. こうた

    結局、出荷時の状態を維持する以外の目的の釘叩きをしてる時点でクソ業界。

    設定付きとか笑わせんなバーカ

    Reply

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