今回は、KPEの第二弾6号機「G1優駿倶楽部2」に関する、中小ホール事情をお話しします。
販社の社長さんとの遣り取り
先日、付き合いが長い販社の社長さんと昼間からビールを飲みながら
- 炭火で香ばしく焼き上げたネギ間、レバー、ぼんじり、ハツ、砂肝
- 長芋のワサビ醤油漬け
- 自家製和風ピザ
- 冷やしトマトのモッツァレラチーズ添え
- 播磨灘の大粒牡蠣フライ
- ホッキ貝のお造り
これらを貪り食っていたのですが、その際に、KPEの動向についての話題になりました。
新機種の情報について目聡い読者の方は既にご存知の通り、KPE6号機第一弾の戦コレ家康ですが、再販の情報が出て来ています。
再販概要は、下の資料の通りです↓
販社の社長さんの見解としては、
- 6号機の供給台数が増える見込みについては歓迎
- 初回販売時に、諸事情があって導入できなかったお店の需要に充て込むには良い時期の再販かも
- スピンオフを乱発して、コンテンツとして劣化しない事を祈る(戦コレ秀吉、戦コレ信玄、戦コレ謙信、戦コレ信長、戦コレ光秀、戦コレ三巫女、戦コレ世界の英雄オールスターズ、戦コレ武将モアイ&ゴザルニャン、戦コレコレ丸 など)
こんな感じでした。
嗚呼、中小ホール…
前述した社長さんの見解の中の、初回販売時に「諸事情があって導入できなかったお店」という事については、
同社機の導入履歴を見るとかなりしっかりと買って来ていて、しかも同機の案件入れ(=希望台数の仮発注)を営業オープン初日に行うなど、「売ってもらう」ための条件としては相当に有利だと思われていたが、回答が非常に遅かったり用意して貰えなかったお店も多い
…こういった事情を指しています。
社長さんの担当ホールで、この事情に関する具体例を教えてもらったところ↓
<直近機種の購入履歴(スロットのみ)>
購入あり=◎
購入なし=×
- ×エルインカ~黄金文明~
- ◎マジカルハロウィン6
- ◎戦国コレクション3
- ◎悪魔城ドラキュラ~ロードオブシャドウ~
- ×ラッキーベガス
- ◎防空少女ラブキューレ
- ◎GI優駿倶楽部
- ×麻雀格闘倶楽部2
- ◎メタルギアソリッドスネークイーター
- ×セブンスビート
- ◎マジカルハロウィン5
- ◎サイレントヒル
- ×ハイスクールD×D
- ◎戦国コレクション2
- Dororonえん魔くんメ~ラめら
- ◎麻雀格闘倶楽部
- ×喧嘩祭
- ×激闘!西遊記
- ◎マジカルハロウィン4
- ◎魂斗羅3D
- ◎戦国コレクション
※コナミアミューズメント名義の機種も含む
こんな感じで、前述の通り最速で導入希望を出していたお店だとの事です。
しかし、いくら待てども正式な回答が来ないので問い合わせたところ、全国導入開始日まで4週間を切っているにも関わらず
「導入希望ホール/台数が多くて、目下調整中」
との事で、
「さすがに返事が遅すぎるんじゃないの?」
といった具合に、ひと悶着あったとの事でした。
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中小ホールの場合は、大手のように「必要な(欲しい)機種なら、どれでも一応買っておく」といった買い方ができる程の資金的な余裕はありませんから、月間の機械代がいくらか順次確定させながら、その後の機械代をどれくらい使うか調整して行く場合も多いと言えます。
それが、用意してもらえるかどうか宙ぶらりんのまま待っていたら、ゼロ回答でしたよ、となった場合には、じゃあその月の営業数字はどうやって作るのか?
中古機の発注で、予定日時に間に合うのか?
などといった具合に、考える事が多くなってしまいます。
今回例に挙げているお店の場合は、
- 「現時点で、生産能力の問題もあって初回に対応できなかった分は、来年初に増産して販売するという情報もあるみたいだから、それを待とうかな」
- 「初回導入した近隣店の様子や全国データなどを見ながら、その時に判断するから、今回はいいや、キャンセルしてくれ」
- 「その浮いた分の機械代で、適当に中古機を買うわ」
こういった対応だったとの事でした。
最終的には、直近のパチンコ機種や、ユーザー目線では「クソ台」とされた↓
エルインカ~黄金文明~
- A+RT機
- 全国導入日:7月1日
- 発売予定台数:2,500台 ※実売台数は不明
- 案件締切:5月17日
- 本体価格:398,000円
- 値引き:@30,000円
この導入の有無まで見られて、パチンコもエルインカも導入していなかった同店としては、結局は用意して貰えなかった事が分かったので、こちらの店長さんの判断は妥当だったのではないか、との事でした。
要は、こうした顧客ホールと遣り取りしている販社の社長さんとしては、
「これまでは導入希望通りに買えていたKPE機種でも、6号機時代の幕開けという過渡期において、ちょっと事情が変わって来ているのかな」
という印象を持っているとのお話でした。
ちなみに、戦コレ家康の初回セールス時の販売概要は、下の資料の通りです↓
新機種「ミリオンルーレット」について
前段でお話しした、事情が変わって来ている、という事をより具体的に言えば、ぱちんこ業界においては
- 機種購入履歴を厳しく見られる場合がある
- 直近他機種の購入の有無が、本命機種の導入に関連付けられる場合がある
- 導入希望台数の多い/少ないによって、選別がかかる場合がある
こういった事を指しています。
なので、販社の社長さんとしては、
「直近で出て来る予定のミリオンルーレットについて、KPEとしてはセールス時に上記のような具合に関連付けてセールスする営業マンが出て来たり、要らぬ忖度をして購入しておくお店が出て来るのでは?」
こういった懸念を持っていました。
ミリオンルーレットの販売概要としては↓
- 5.9号機 ノーマルタイプ
- 導入開始:2019年2月3日
- 販売予定台数:2,000台
- 暫定価格:398,000円
- 値引:@100,000円
- 備考:ルーレットクイーン~女神の羅針盤~と同じ筐体
- 販売名義:コナミアミューズメント
こんな感じであり、楽太郎的な注目ポイントとしては、設定示唆要素として、
- ゾウの鳴き声で高設定
- ネコの鳴き声で偶数設定
- イヌの鳴き声で奇数設定
こういったものがある、という点でしょうか。
まあ、それ以上でも以下でもありませんが、ネコの鳴き声が鳴り響くホール風景というのには、少しだけ興味があったりします。
新機種「G1優駿倶楽部2」について
そんなこんなで、色々とお話しして来ましたが、ホール側の目線で欲しいのはやはり、同社の6号機第二弾となるG1優駿倶楽部2の方です。
情報通りに出て来れば、春先に掛けて10,000台水準で出て来る訳ですが、前述の経緯で考えますと、初回で導入できるお店とできないお店が出て来る可能性が高いのではないか?
こんな感じの見通しを立てさせて頂いて、今回の記事を締めさせて頂こうかと思います。
以上、今回はこれくらいにしておこうかと思います。
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2018年11月24日公開