認定申請したスロット機でも、設置期間満了前に、撤去に追い込まれる可能性がある

今回は、特にスロット旧基準AT機ファンの皆さんにとっては、あまり良くない見通しをお話しさせて頂こうかと思います。

 

警察庁の二刀流が完成

警察庁の取り締まりスタンスについては、楽太郎的な言い方をすれば

 

従来の「著しく射幸心をそそる事のないように…(射幸性の抑制)」という常備刀に、「依存問題対策」という新しい刀が加わって、今の警察庁は自由自在の曖昧な刀筋で何でも良く切れる二刀流になり、より一層強くなった

 

こんな感じであるのは、この手の話題では良くお話ししている事です。

 

なので、仮に警察庁自身がOKサインを出した事であっても、その二刀流であれば「やっぱりダメ」とぶった切る事も可能になります。

 

1日に2万枚以上の払い出し実績があるスロット機=高射幸性スロット機も含めた「新基準に該当しないスロット機」の認定申請を許可したり、現行規則下で検定/認定を受けた型式に属するスロット機については規則改正施行後であっても「経過措置」として、その有効期間が満了するまでは引き続き、営業の用に供する事が現時点では認められています。

 

しかし、それでさえも「やっぱりダメ」と断じたり、或いは実質的にはぱちんこ業界側に圧力をかける、体裁良く言えば「業界側の自主的な取り組みとして」撤去の方向に持っていかせる事も可能です。

警察庁二刀流

直近の行政講話にて

ここで、直近における、警察庁の取り締まりスタンスが窺い知れる行政講話をひとつ紹介させて頂きます。

 

2017年(平成29年)11月14日

一般社団法人 余暇環境整備推進協議会

「平成29年度秋季セミナー」

 

警察庁生活安全局保安課課長補佐 津村氏による行政講話(一部、抜粋)

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射幸性の抑制に向けた業界の取組として、製造業者団体が新たな遊技機基準を設け、平成27年6月、全日遊連は、新基準に該当しない遊技機の設置比率に目標値を定め、こうした遊技機の撤去に努めているところであると承知しています。

 

昨年12月1日を期限に定められていた削減目標値については、営業所全体としては、その目標を達成したとのことですが、営業所別に見た場合、目標を達成できていない営業所が多数あったと聞いています。また、回胴式遊技機については、「メーカー団体が特に高い射幸性を有すると区分した遊技機については、ホールはこれを優先的に撤去する」とした6団体合意のとおりには、必ずしもなっていないという話も聞いており、こうした点について非常に残念に感じていることはこれまでも述べてきました。

 

本年5月、ぱちんこへの依存防止対策が喫緊の課題となっている現状において、業界が自主的に実施を決めた新基準に該当しない遊技機の設置比率の目標値を達成できていない営業所がいまだ存在していること、また、「特に高い射幸性を有すると区分した遊技機」の撤去が進んでいないことは大きな問題であると指摘した上で、6団体において改めてこの課題に対する対応を検討し、その結果を報告するよう要請しました。

 

現在の目標値設定は、来月1日までとなっていますが、今後は、来月1日以降における、新基準に該当しない遊技機、とりわけ「特に高い射幸性を有すると区分した遊技機」の削減に向けた業界の自主的な取組を早期に決定していただきたいと考えています。

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ここまでが、行政講話の内容(一部、抜粋)です。

 

時代の節目では、警察庁は手を緩めない

この行政講話にあった、

 

「特に高い射幸性を有すると区分した遊技機」の削減に向けた業界の自主的な取組を早期に決定していただきたい

 

という事にも関係しますが、ここでひとつ、最近お問い合わせフォームをご利用頂いた方からのご連絡内容を紹介します。

↓ ↓ ↓

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トマト族 さんからのご連絡

 

いつも楽しみに拝見させていただいております。

 

”灼熱牙王”のお蔵入りの経緯についての話が以前のブログに掲載されていたと思います。

 

展示会当日に日電協と警察庁との爆裂機問題についての話合いがあったらしく、話し合いの後サミーの里見社長だけが残されて警察庁の担当者に”灼熱牙王”を販売するか迫られたらしいです。

 

POKKA吉田 著 「パチンコがなくなる日」

ISBN-13: 978-4072768020 にそのことが記載されています。

 

ユーザー視線に書かれた本でして三店方式、検定取り消し3機種までの流れ、今日でいう旧マックスタイプについての内容です。

 

忙しい楽太郎さんだと思いますが暇なときに手に取ってみたらどうでしょうか。

(私は関係者じゃありません…)

 

既にご存知でしたら申し訳ありませんでした。

 

質問ではなく返信等など一切しなくて構いませんので、今後もブログの方楽しみにしております。

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ここまでが、ご連絡の内容です。

 

【参考】2016年8月13日公開

『灼熱牙王ってどんな機種だったの?販売中止の経緯も簡単にご紹介』

 

この記事では、4号機時代の末期に警察庁は、爆裂AT/ストック機の過度な射幸性を問題視していて、それでも射幸性が高い遊技機を世に送り出す業界に対して、販売が決まっていた新機種の発表会の当日に、急遽販売中止という異常事態を「演出」する事で強烈な釘を刺した経緯について、ごく簡単にではありますがお話ししております。

 

コメント欄にて

また、こちらの記事のコメント欄にて、常連読者である いしけん さんとの遣り取りで、私が当時お話しした内容がこちらです。

↓ ↓ ↓

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高射幸性スロット機に関しては、「2万枚も払い出した実績があるらしいが出過ぎだろ、けしからん」くらいのトーンなので、これ以上心象を悪くしないように自主的かつ段階的に減らしていこうくらいの状況です。

 

なので、本来はマルハンのような業界TOP/リーディングカンパニーを自認しているホール企業や複数県にわたって営業展開しているホール企業であれば、その営業姿勢は業界が取り締まり行政や世間一般に与える心象に直結するので、良い子に徹してもらっていた方が私としては有り難いというのが本音です。

 

しかし、それが出来ない。

 

これは、モラルの問題とも言えますが、やはり大手ホール企業とはいえ、現状ではそういった機種に頼らざるを得ないほど売り上げや稼動の低下に頭を悩ませていることの現れであると読んでいます。

 

だから、ライター招致系や取材系のイベントも過熱傾向にある、と。

 

段階的な撤去はあくまでも自主的な取り組みなので、旧基準機を出戻りさせて良いですか?

 

などと所轄にお伺いを立てながら営業する必要はありませんので、当面はこの流れは継続するかと思います。

 

統計的なデータ上ではそういった機種の設置比率はしっかりと減少しているので、取り締まり行政側としては「ミクロ的な視点では逆行するお店もあるが、マクロデータでは宣言通りに段階的に減少しているから、まあいいや」くらいの感じかと推察します。

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ここまでが、その当時の私のコメントです。

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見通しは…

このコメント文末の

 

「統計的なデータ上ではそういった機種の設置比率はしっかりと減少している」

 

という事実に関してですが、先ほど紹介した行政講話の中に

 

「昨年12月1日を期限に定められていた削減目標値については、営業所全体としては、その目標を達成したとのことですが、営業所別に見た場合、目標を達成できていない営業所が多数あったと聞いています」

 

このような指摘がある以上、警察庁としては、新基準に該当しない遊技機、その中でも特に高射幸性スロット機の状況について、注視しています。

 

これに更に、段階的な設置比率減を取り決めた当時とは、社会状況が異なる、カジノ関連の動きによって、世間の目はより一層厳しさを増しているといった指摘も過去にありますので、こういった流れで自然に導き出される見通しとしては

 

認定申請して設置期間を延命した機種であっても、業界は自主的な取り組みとして、前倒しで段階的に撤去していく事が求められる可能性が高い

 

このように、改めて結論付けたいと思います。

 

 

読者の皆さんは、どのようにお考えでしょうか?

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

コメント頂ける方は、下の方からお願い致します。

 

 

「普通に考えれば、”射幸性の抑制”と”依存問題対策”のために実施される規則改正の主旨に反する高射幸性スロット機の延命なんてあり得ない」という方は、下のボタンをそっと押して下さい↓

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[記事公開]

2017年11月15日

5 comments on “認定申請したスロット機でも、設置期間満了前に、撤去に追い込まれる可能性がある

  1. Pingback: 【お知らせ】11/15(水)新ブログ最新記事公開 | パチンコ屋の裏話 現役店長がこっそり更新

  2. daidai

    若干講話が散漫な印象なので、これを三段論法的に整理するとこんな感じですかね。
    1.依存症対策が業界の喫緊の課題
    2.その課題の解消方法としての高射倖性の抑制
    3.具体的には高射倖性機の撤去
    ↓その上で
    撤去は概ね進んでいるが徹底してないので早くやれ、見せしめもいとわないぞ
    というところですが、楽太郎さんのブログで
    1.大手も含め売り上げが落ちている
    2.高射倖性機の撤去が徹底されていない背景は売上減少
    というご指摘ですので、見方を変えると
    3.売り上げは高射倖性機が寄与している
    ということになり、警察の立場からすれば
    <結論>
    依存症の客に店が依存している。いい加減にしろ
    ということになろうかと。すなわち、結局はビジネスモデルを変えろ、というに等しい。
    以前にも楽太郎さんからビジネスモデルの変革については現状困難な趣旨のご回答を具体的にいただいていますが、そうなるとますます業界として詰んでいるというほかないかと・・・

    設定や釘の調整を前提として、非等価で持ち玉長時間遊技を前提としていた十年以上前の方が、健全性を謳う今の規制にはほど遠いながら、現状より遊技として遙かに健全ではなかったかと思います。

    Reply
  3. 匿名

    その通りだと思いますよ。
    12月で30%→じゃ来年は?ってなるのは自然な流れかと。
    50、30ときて次は良くて10%、下手したら全撤去でもおかしくない
    警察庁からしてみたら十分猶予してやってるだろって思ってそう

    Reply
  4. 匿名

    バクチ機種の撤去以外何でもしますから許して下さい!
    ああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!

    Reply

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