もはやお馴染み「金玉乱太郎通信」をお届けします。
上野の喫茶店にて
金玉乱太郎 氏
<プロフィール>
小規模販社の代表取締役社長
元メーカー勤務(営業部署)で、その後は中小販社を数社渡り歩き、独立。
楽太郎とは同世代で、面会する機会も多い。
好きなもの:ビリヤード、焼酎
嫌いなもの:車中泊、深夜の連れ飯
先日、ほぼ丸一日上野界隈で過ごした。
昼過ぎに掛けては新機種を見て「こんなもんが税込み50万円とは笑わせるわい!」などと営業マンに文句言って、ほんで14時半で金玉乱太郎と面会して記事ネタを仕入れた。
その場所となったのは、あたかも自家製レモネードを提供している風に見えるポスターを掲示しているものの実際には市販品をグラスに注いでいるだけという、いつもの喫茶店である。
オッサン二人で向かい合って座り、ガラスの向こうの人通りもまばらな気だるい街の…いや村の様子を眺めながら、同氏が口を開く…
①DENDAN心折れて逝く
「取引先のホールさんのひとつが、ついにみなし機の継続設置が所轄にバレました」
「近隣店さんのチンコロなのかどうかは知りませんが、少なくともオーナーさんはそう思ってますね(笑)」
販社の社長さん(金玉乱太郎氏)から記事ネタを頂戴した
都内はハーデス撤去日な訳だが、オーナーと店長でギリギリまで「なんで外す必要があるんだ!」「外さないとヤバいです、お願いします」などと揉めたところがあるとの事
あと、設置機種の半分以上がみなし機でやっている所があるとか
凄い
— 楽太郎 (@geneki_tentyou) December 15, 2019
「以前お話しした、大部分がみなし機のお店の方じゃなくて、都内で適当台数を設置しているところなんですが、結論から言いますと”その程度で済んで良かったね”という所轄からの指示内容でした」
「取り敢えずは電断でいいけど、なるべく早く外すように、との事だったようです」
「え?即刻撤去じゃないの?とお思いになるかも知れませんが、警察様の寛大なるご配慮という事で、まあいいんじゃないですか」
「実際、そのお店は撤去してそこに嵌める台なんか当座で買えませんし、ベニヤ板すらもったいなくて買う気が無いですよ」
「たぶん、オーナーさんの性格上、厚紙でも貼って穴を塞ぐだけかと思います」
「角が立つので会社名、店舗名は伏せて欲しいんですが、まあ、誰がどう見ても廃業予備軍です」
「夏場に今後の営業企画という事で楽太郎さんからお話を伺いましたが、保有している王道系ノーマル/RTタイプ機の台数と機種力、ほんでそれらの後継6号機が出た際にメーカーから必要台数を割り振って貰えるか、これが明暗を分ける事になりそうだというお話でしたね」
「変にこねくり回すせいで会社員層からゲーム性を理解して貰えないATタイプ機よりは、ノーマル/RTタイプ機の方が良いので」
「まあ、それでも、適当にATタイプ機も入れて今後のゲーム性に慣れて貰わないといけないのが、今のホールさんにとっては厳しいところでしょうが」
「で、王道系の5号機ノーマル/RTタイプ機は今年はいつまで現行の台数で設置しておくか、時期を見て高値で売るか」
「中小ホールさんの中には、最後まで使い倒すんじゃなくて”売って買う”作戦しか取れないところも相当数ありますから、そういう判断が肝になる訳ですが、楽太郎さんのところは会社として資産価値が高い機種を沢山保有していて正解でしたね」
「残念ながら、今回お教えしたお店なんかもそうですが、私が出入りさせて頂いているホールさんの中には保有在庫が強いところはほとんど無いです」
「中古で凌ぐだけのジリ貧状態だったので、メーカーとの新機種付き合いはほぼありませんでした」
「それで急にアレックスくれ、ハナビ通くれ、ドン2くれ、新規則ジャグラーくれ、サンダーくれ、カエルくれ、ハナハナくれとか言っても、メーカーの立場ではいやいや、製造台数の都合上、それは無理ですよ、と…」
「記事では伏せて頂きたいんですが、今回のお店は電断喰らった、というか電断で済んだ訳ですが、まあ、稼動停止したコーナー/機種がマズいです」
「同等の稼動と粗利を作れる機種が全く無いので、取引先とは言え”追い込まれた”格好です」
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②ガイア社長のご息女と遭遇
「ところで、秋元司議員の件」
「楽太郎さんはこの一件の当初、せいぜい政治資金規正法に引っ掛かるくらいだろうとツイートしていましたが、どうやらその程度じゃ済まなそうな流れじゃないですか?」
「ポッカさんなんかは風営法議連の活動には大した影響はないだろう、雀荘界隈はバタバタしてるけど、とか仰ってましたが、私はやっぱり少なからず影響出ると思ってます」
「結局は親玉の二階さんがいつまでやるのか、その後のリーダー的な人物が誰になるのか、ぱちんこ業界に目を遣ってくれるのか、などという話にもなるんでしょうが、秋元氏が抜けてもう戻て来る可能性がなくなったのは業界にとっても実は相当イタいと思います」
「政治、政府とのチャネルとして機能してましたからね」
「選挙の時だって、ぱちんこ業界の思いを政治、政策的に実現するには代表が必要で…みたいな事を会合の来賓挨拶の時に言っていて、尾立氏が族議員として働いてくれる事が業界にとってどんなにプラスになるかと力説してた方ですからね、それでもって業界のお偉いさん方は気分が高揚してよしやろう!というノリになった訳で」
「警察様が業界を監督して、という従来の一方通行的な関係に、いやこれはどうなの?と横から口を挟んでくれるのが風営法議連であり、秋元氏はその取り纏め役でしたからね」
「ああいうのは、秋元氏の貢献あっての事だと思ってますので」
「あと、それに絡んでガイア」
「その後、続報ないですが」
「結局、捜査対象である秋元氏界隈の人物/会社と、ただ単に取引があったというだけなんですかね」
「ガイアにとっては本当に迷惑でしたね、さも何かマズい遣り取りでもあるかのように匂わされて、しかも”身内”である業界人から」
「ネタですか?さすがに無いですよ、私ただの販社ですから(笑)」
「あー、あります、雑談ネタ程度ですが」
「5年前くらいですかね、赤坂の鉄板焼きダイニング的なところで、ちょっとした会合があったんです」
「私もお呼ばれしまして、ノコノコと顔を出したんです、途中から」
「すると、先に来ていた知人から”あの方、ガイアの社長さんのご令嬢だよ”と言われて、指さす方を見たらこれはいかにセレブだ~!というオーラを纏った女性が壁際のところにオスワリしてました」
「で、せっかくなので、まあ何の役に立つのかわからんですが一応名刺交換くらいしておこうと思い、ズズズイと接近戦を挑んだんです」
「ビシッとした顔を作ってですね、初めまして私こういう者で…という事で名刺を差し出しましたら」
「ふーん」
「と一言仰って、受け取って、ハイ終了でした」
「そこは名刺下さいよ!と思いましたが、こんな胡散臭いオッサンに与えたところで何か悪用でもされたら詰まらない訳ですから、賢明なご判断だと思いましたね(笑)」
「え?これだけですよ」
「強いて言えば、私ワイン飲み過ぎてゲロ吐きました、深夜の赤坂で(笑)」
「なんでもOKなんですよね、記事ネタになれば」
「じゃあ、今回はこんなもんで勘弁して下さい」
________
金玉乱太郎氏の談話は、上記の通りです。
以上、今回はこれくらいにしておこうかと思います。
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[記事情報]
2020年1月24日公開
年末に上野でも営業中に稼働停止って有りましたが
指導で稼働停止させたら処分やペナルティは無いんですかね?
新潮のネット版に「秋元議員とパチンコ関係における特捜の本命はナム!」という記事もありましたが、「情報筋や関係者によると、あれが本命!」「いや、本誌だけが知ってるがこれが本命!」というのが多すぎますね(´・ω・) 関係者の方は可哀想に・・・