今回は、今週登場したA-gonの新機種CRキングオブダーツについてのご質問にお応えします。
A さんからのご質問
楽太郎様、いつもブログ、ツイッター楽しく拝見させていただいております。
今回DMさせていただいたのは新台のキングオブダーツについてです。
近所のホールに1台導入され、飛び込みが良かったので打っていたところ、1段目の役物を越え、2台目の役物も越え、当たったと思ったら役物とv入場口の間の4つ釘の間をすり抜け外れてしまいました。
一応店員さんに確認を取ってみたのですが保証はできないと言われました。
私は一発台は狭い釘をすり抜け役物を越えたら当たるものだと思っていたのですが、一発台にこのようなことが起こって良いのでしょうか?
またメーカーはこのような可能性も考慮して役物突破率を出しているのでしょうか?
釘をいじる事で役物突破してもVから外れさせることができるならもう怖くて打てません。
参考になるかわかりませんが役物とからv入場口の間の釘の写真を添付させて頂きます。
もしお分かりになるようでしたら店がいじってるかいじってないかご教授いただけると助かります。
「運が悪かった」の一言で済まされる内容かもしれませんが第三者からの意見を是非お聞きしたいです。
お時間に余裕のある時で構いませんのでご返信頂けると助かります。
________
ここまでが、A さんからのご質問です。
※TwitterのDMでの遣り取りであり、既に回答は済んでおります
※この記事は、改行/句読点などで、記事の体裁に仕立て直して公開しております
回答
「釘調整」している?
まずはじめに、画像を拝見した限りですが、釘に関しては無調整に見えます。
しかし、経験上で申し上げて豊丸や大一などもそうですが、A-gonは製造工程におけるベニヤ盤面への釘の打ち込みにバラつきがある、つまり工業製品としてのクオリティが低め或いは検品体制が甘いメーカーと言えます。
それで、全国に設置してある同機が、必ずしも全てメーカーが設計上で念頭に置いている=検定機で想定している玉の動きにならなかった可能性はあるかと推察します。
設置傾斜の影響
また、メーカーが想定しているのと違う挙動になる原因には、お店側における設置の精度も関わって来ます。
遊技台を島に設置するにあたり、垂直水平(手前~奥の傾きではなく、横方向のズレ)がしっかりしていなかった場合、玉は垂直落下せずに釘にぶつかって左右に跳ねる動きをする場合はあるでしょう。
例えば、こういった傾きが原因で、3段クルーン等の通過が極端に甘く、或いは辛くなって、納品ゲージ(出荷釘/無調整)で長期的に運用していても、設計値とは異なる出率等になる事は実際の営業現場でもあったりします。
なので、私見では、お店側は意図的にマイナス調整した訳では無いが、左右への傾きが若干なりとも存在していて、落下する玉が左右に跳ねた可能性もあるかと推察します。
また、設置が正確でも、左右に揺れ動きながら役物通過して来る訳ですから、最後に役物を抜けてV入賞口に向かう際に真下ではなく左右に動く力を持ったまま落下すれば、ごく稀に釘にぶつかって跳ねて外れてしまう可能性はあるかとも推察します。
見解としては、こんな感じです。
一応、メーカー資料を添付しておきます↓
©A-gon
この通り、あくまでも、大当たり確率は役物確率のみに依存する(役物確率=上段1/2.25×下段1/2.25=大当たり確率 1/5.0625)という設計値になっています。
調査
なにぶん、私自身は同機を設置していませんので、調査として実際に本機を導入した知人に事情を聴いてみました。
同社に限らず、メーカー営業マンのセールス時のアナウンス内容には若干の違いがあるものの、彼の場合は
- 「設置の傾斜による確率の変動は、ほぼ無い」
- 「役物を抜けても、V入賞口付近の釘に弾かれて外れる可能性はある(釘の箇所に、玉が左右に零れるだけの余地はあるので、入賞率100%とは言えない)」
といった説明を受けているとの事でした。
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結論
以上のような事から、A さんが初打ち時に遭遇したV入賞口付近での玉の暴れは、店側が釘調整していたからではなく
①製造時のバラつきで、メーカーが想定しているよりも、釘の箇所での外れが発生しやすい可能性
②設置における傾きで、メーカーが想定しているよりも、釘の箇所での外れが発生しやすい可能性
③ ①&②とは無関係に、稀に釘の箇所で自然に弾かれて外れる事はあるが、それがA さんが打った初回に発生した
この3パターンが考えられるかと思います。
なにぶん、その台の遊技データが無いので突っ込んだ事は申し上げられませんが、飛び込んだ玉が本当にメーカー設計値である1/5になるのか検証しないと、これ以上のコメントは難しいです。
ちなみに、その知人はA-gonのCRライジンマンも設置した事がありますが、おそらく設置の垂直水平のズレのせいで、役物確率が設計値の2倍以上まで辛くなっていて、メーカーから説明を受けた水準よりも非常に高い台粗利数値になったとの事です。
なので、同社機において、釘調整しなくても、釘のバラつき、設置の不正確さ、これらが原因で想定した玉の動きや設計値とかけ離れた数値になった事例はあるという事になります。
また、同じ役物抽選機という括りでは、CRシャカリーナにおいても、役物ゾーンを通過して始動口に至っても、周辺の釘にぶつかって玉が暴れる事で入賞を逃すという事例も見受けられます。
そんなこんなで、
一発台は、狭い釘をすり抜け、役物を越えたら、当たるものだと思っている
というユーザー側の期待感がある訳ですが、実際の営業現場では必ずしもそのようにならない場合はある、という事をお伝えして、この記事を締めさせて頂こうかと思います。
以上、まだCRキングオブダーツの導入が始まって3日しか経過していない段階ですが、調査した結果は、こんな感じでした。
今回は、これくらいにしておこうかと思います。
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[記事情報]
2019年1月24日公開
わざわざ溢れるような設計にするメーカーがアホだし、それを入れる店も、打つ客もアホとしか言いようがないw
最近パチンコ業界と深い関わりのある業界の祖国がレーザーや徴用工だとかでニュースを賑わせてるけど、振る舞いや行動や思考がパチンコ業界とまるで同じなんですね
嘘、捏造、違法、法律や規則無視、論点ずらし、そんでお決まりの被害者ヅラ(笑)などなど…
楽太郎さんもそんなパチンコ業界に身を置いていてそう思いませんか?
まあ今回の記事とは全く関係ないですけどね
あ、その国を差別とかしてる訳ではなく率直な感想ですので、誤解しないでね
私が打った台がたまたま不良だっただけなのかもしれませんが
玉跳びも他のメーカーのに比べて安定しない印象がありますねa-gonの台は
そうなんですね。この記事読んで良かったです。私も、隣のお客様も同じ現象『溢れ』が起きました。メチャメチャ腹立ちました。かなり店員にも言いましたが保証してもらえませんでした。周辺釘は無調整にみえました。ここで溢れるか?。一瞬の出来事ですし、かなりガックリしました。まさか同じ体験者が3人もいたとは。
このV手前の溢れは、どこに通報することも出来ないのでしょうか?。本当にひどいと思うのですが。
店の能書きには役物の真ん中から出て大当り!とは書いてなくて大好機!と書いてあるので、溢れるものなのでしょうか?。
楽しみにしてたのにまさかこんなところでトラップがあるとは。非常に残念でした。