今回は、寄稿して頂きました。
Contents
寄稿者紹介
チャッキー 氏
<プロフィール>
ホールも含めた、多業種の営業コンサルタント。
ぱちんこ業界を冷静に観察/分析しつつ、基本的には厳しいスタンスで臨む論客。
寄稿文
『借金の強い味方、電話代行って知ってる?』
ハイディホー、チャッキーです。
先日のリーチ氏の寄稿文(金融屋から掛かってくる在籍確認ネタ)が、思い当るふしが在りすぎて大笑いさせていただいた。
借金やケータイの契約、賃貸の契約、口座開設、クレカ申し込みなど・・・
目的は別として、こうした契約がらみで「就業状態」を一時的にでも装うためにパチンコ店に潜り込んでくる奴ってのはちょいちょいいる。
それらの目的を達成した途端にドロンする奴もいる。
中には、就業してる間に銀行口座を沢山作ってヤーさんに売る架空口座屋、クレカ量産屋、とばしケータイ屋などがいるから笑えない。
知らない内に犯罪の片棒を担がされている事がありえるのが今の世の中。
人を迎える時は「借金の有無、入れ墨(タトゥ)の有無、反社会勢力との繋がりの有無」を誓約書に書かせるなど、念には念を入れたいところである。
ところで、皆さんは電話代行(電話秘書)をご存じだろうか。
名前や架空の企業名を登録して金を払えば、その名前で電話応対もしてくれるし、在籍確認にも対応してくれる。
オプションで郵便物や宅配荷物の受け取りもしてくれる。
なんなら企業の登記もOKの場合もあるから、企業をでっち上げる事もでき、最近のオレオレ詐欺とか取り込み詐欺なんかにも利用されている。
大昔、俺が金融屋だった頃は、ウチへの借金の返済に別の借金をさせる為に使った事もあるし、借金の連帯保証人をでっち上げた事もある。
こうなると、どこの金融屋のところで債務者がパンクするか「債務者ババ抜き」状態になる。
大昔のパチスロ4号機の頃は、実家住まいのバイトを雇う際に親も保証人もでっちあげで、実はゴト師の仕込みでしたって事もちょいちょいあった。
数日で基板交換やブラ下がりを仕込まれドロンされてたケースもあった。
従業員の住居は、一度現地に行ってみるくらいの用心は必要かもしれない。
もちろん、フリーのデザイナーなど真面目に仕事をしてるけど個人だから事務所を借りる金が無いなんて方が真っ当に利用されている事が殆どである。
俺も以前は、この電話代行の事務所に会社の登記をさせて貰っていた事があるが、便利である。
(犯罪がらみじゃないよ)
このように一見便利な電話代行だが、弱点もある。
一つの回線で何社・何人もの名前で対応せにゃならんので、電話をかけると、出ても名乗らないのだ。
普通、企業の電話なら「ハイ、株式会社〇〇でございます」くらい言うものだが、名乗らない、名乗れないのだ。
個人名の場合も同様に名乗らない、名乗れない。
だから、別の企業名や個人名でカマをかけるとボロを出す。
この電話代行を利用している方々の中には、キャバクラ嬢や風俗嬢もたくさんいる。
就職氷河期(1990~2000年くらい?)に就職にあぶれた女子が、大量にキャバクラや風俗に流れて、お嬢大豊作だった時期に始まった。
キャバクラや風俗に勤めている事を親に知られたくないという嬢のために、お店が電話代行で架空企業や実在企業名を使って在籍確認対応してあげ、頑張って昼職に勤めてま~す!と装って親を安心させてあげる。
俺がよく行くキャバクラに、この電話代行を使った在籍確認と昼職勤めのアリバイ作りを教えたら、お嬢から感謝された。
特に親の世代は固定電話は安心という神話に侵されているので、わざわざ会社の登記までは確認しないからバレない。
あと最近では、結婚相談所に勤め先を偽装して潜り込む輩もいるそうなので、油断は禁物である。
案外、ロクでもない奴は身近にいるかもしれない。
パチンコ屋は、色んな人が近づいてくる。
名刺に書かれた企業名とか固定電話を鵜呑みにして安心するとババを引くリスクがあるのが今の世の中。
確認は、念には念を。
くわばらくわばら。
ではまた、次のネタでお会いしましょう。
ハイディホー!
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寄稿文は、上記の通りです。
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2020年3月2日公開