今回は、寄稿して頂きました。
寄稿者紹介
パチスロ販売員 氏
<プロフィール>
魔性の飲料「ストロングゼロ」に魂を奪われ肉体を侵された、遊技機販売を生業としている業界人。
「IYSK」という組織に属しており、日々飲酒活動にハゲんでいる。
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寄稿文
『近隣店舗の購入台数を教えて積み上げる営業について』
ぱちんこ業界の営業をしている人間だったらこんな質問をホール様からされた事は多いはず。
「近隣店の〇〇はどのくらいこの機械導入するの?」
新台の導入台数によって近隣店舗との差別化や、客離れを防ぐために聞かれる質問です。
これについて少しお話しさせて貰います。
近隣店舗の台数を聞かれた際には
①一切分からないと濁して回答する
②ざっくりとしたイメージ台数を伝える
③詳しい明確な台数を伝える
大まかにこの3つくらいが営業マンが取る行動かと思います。
本来であれば①で回答するのがベターです。
理由は、
- 近隣店舗の機密情報を漏洩させるのはNG
- 独占禁止法に触れる可能性があるのでNG
…というのが大原則としてあるからです。
しかし、営業としては1台でも多く購入して貰いたいもの。
それもあって、場合によっては②や③のように伝える営業マンもいるのが事実です。
ざっくりとしたイメージ台数を伝える
例)
1.「近隣店様は〇〇台くらいは欲しいって言ってましたよ!」
2.「法人様で〇〇台くらいなので近隣店様の導入台数は〇〇台くらいのイメージですかねぇ」
言い方は十人十色です。
こういった営業手法は、近隣店舗と同等数程度まで押し上げたい時に使う傾向にあります。
逆に、近隣店舗の台数を少な目に言う時もあります。
例)
「近隣店様、予算の関係で全然買えないらしいです・・・」
「近隣店様、0台らしいのでチャンスだと思います!」
差別化して貰う。
自店からの客離れを防ぐ。
機械の評価だったり、決済者の性格や色によって様々使い分けてます。
詳しい明確な台数を伝える
こちらは先程伝えたように、リスクが多いので原則このような行動をすることはNGです。
しかし、場合によっては使っている営業マンもいると思います。
決済者から、
「近隣店舗の台数教えてくれたらその分まで増やしたいんだけど、何台なの!?」
…こんな事を言われた場合です。
喉から手が出るほど購入して貰いたい時には明確な台数を伝えている営業マンもいると思います
営業マンを疑うべきシーン
ここからは、営業としての私からのちょっとしたアドバイスになります。
自分が知らないところで近隣店に台数を伝えている営業マンは正直、信用できないかと思います。
こんなケースの時は、その営業マンを疑ってもいいかもしれません。
①近隣店舗の台数をすぐ教えてくれる
②近隣店舗と同台数or近しい数字の台数導入だった
こういった場合は、その営業マンは他所でも色々な情報を話しているかもしれません。
最近の傾向は
近隣店舗の台数を気にしないところが増えたと思います。
ひと昔前まではよく聞かれていましたが、最近は聞かれるケースは減りました。
その理由の1つになりますが、最近こんな事を言われました。
「機械の特性をしっかり知って、自店のユーザーにこの機械が支持されるのかを見極める事。近隣店舗とうちは色が違う。」
最近は特にこの傾向が強くなっているようです。
私もすごく同感でした。
- 新台を打ちに行くよりも、勝ちの期待できるお店で新台を打ちたい
- まどマギに力を入れていた店舗ならまどマギの新台を
- バジリスクに力を入れていた店舗ならバジリスクの新台を
こんなユーザー心理を汲み取りながら台数を決めているようです。
最後に
近隣店様の導入台数を伝えて押し上げる営業。
個人的には嫌いな営業手法です。
機械の良さを純粋に評価して貰って購入して貰う方がお互い気持ちいいものです。
常にいい機械を気持ちよくご案内したいものです。
以上、近隣店舗の購入台数を教えて積み上げる営業についてでした。
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寄稿文は、上記の通りです。
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[記事情報]
2019年3月15日公開