今回は、寄稿して頂きました。
Contents
寄稿者紹介
チャッキー 氏
<プロフィール>
ホールも含めた、多業種の営業コンサルタント。
ぱちんこ業界を冷静に観察/分析しつつ、基本的には厳しいスタンスで臨む論客。
寄稿文
『広告表現規制? 知るか、そんなもん!』
ハイディホー、チャッキーです。
2/17夜、楽太郎さんがTwitterにて、東京のパチ屋は広告表現規制の順守意識が緩んでいないか!?と、怒りのエントリーをしておられた。
東京エリアの色んなところで店舗視察しておるが、広告宣伝規制や組合の申し合わせ事項に違反する営業手法を沢山見掛ける
ユーザーの皆さんの楽しみを奪うのは本意ではないので、そういったお店でも晒したりはしないが、発信して欲しいというご連絡はユーザーからも同業からも日常的に結構頂戴するでよ
— 楽太郎 (@geneki_tentyou) February 17, 2020
怒れるペンギンさんである。
仕事柄、オーナーさんや偉い人と話をすると、「実践系/取材系/ライター、演者、タレント招致・・・(以下、来店イベと表記)」については、
- 組合なんか糞食らえ!
- 日本の法律に従う気はない
- 権力には負けない俺格好いい!
- 規制に沿っても良い事無いし、すぐにペナルティも無いし平気っしょ
- 札イベや定期イベも駄目になって、集客の山場が無くて店も辛いんだ。背に腹は代えられぬ
- お客さんが望んでるから
…などの主張を耳にするが、パチンコ業界は広告表現規制を軽視→遊技機のスペックダウンという歴史を繰り返しており、規制を守らない一部の無法者企業の為に一般ホール企業と遊技者が迷惑しているのが実情である。
警察からは、店及び業者(第三者を装っても)による告知はアウト、来店マンによる告知もアウト、事前・当日・事後でも告知はアウト、チラシやSNS上の告知アウト、日付や来店マンを予告した店内外のポスターもアウトなど、あらゆる直接的及び間接的告知をアウトと表明されているものの、未だに活動スケジュールと称して来店スケジュールを堂々とTwitter他SNSで告知している来店マンは少なくないし、来店先を匂わせるような写真を掲載している者も同様である。
しかも、四月からのホール禁煙・分煙化や、とりわけパチスロ6号機切り替えにより稼働・利益共にダウンは必至であり、特にこれまで数字の稼ぎ時だった土日祝日のダウンを考えると、むしろこれまで以上に来店イベに依存するホールが増え、来店マン大繁盛になる気がする。
現場の店長さんも、
- とりあえず店内を賑やかにしたい
- とにかく人を集めて利益を出したい
- とにかく一度、店に足を運ばせたい
- 自分の好きなタレントさん等を呼びたい(私利私欲 笑)
- 旧イベ日に合わせたり定期的に実施してイベント感を出したい(過去の体験への執着)
…などの意見を仰る。
しかし、ただの冷やかしや来店マン見物やカメコなど稼働にも売上にもならない者たちで溢れたり、せっかく人を集めても利益偏重で死調整をかまして、わざわざ金をかけて「ウチの店は出ません」と宣伝しちゃってる店もある。
来店イベも所詮は道具、上手く使えるか否かは店次第のようだ。
肝心の遊技客の話を伺うと、
- 公約があると期待できる
- わざわざイベントやるんだから割高だろ
- 〇〇〇さん来店の時は北斗が熱い!?など機種を絞る目安になるから良い
- 普段見ることの無いタレントを見れて得な気分(特に推しのタレント等が来ると楽しみ)
- 来店マンには興味が無い
- 普段居ない客やイベンターが増えて鬱陶しい
- 普段見ない客やイベンターに食われて頭に来る。常連客に還元すべき
- 来店マンに払う金があったら玉を出せ
…など、肯定否定混ざった意見を頂戴する。
来店イベについては、俺の担当店では出来る限り開催しないでいるが、五十嵐マリアさんが近隣他店に来たら見物に行って、ご祝儀気分で打っちゃう(笑)
俺ね、眼鏡装着状態の五十嵐マリアさんが大好きなんよ。
おはよー!#グリフィン穂積店 様にて100万yell収録です(*⁰▿⁰*)!
よろしくね♫
楽しむーっ!!!☺️☘️☘️☘️ pic.twitter.com/kZF3PT7kQE
— 五十嵐マリア (@janbari_maria) January 31, 2020
来店イベを全廃したら、五十嵐マリアさんを近場で見る機会を失うし、何より彼女の収入を削ってしまうではないかとの危惧もある(笑)
…が、そんな個人的思惑は別として、やはり来店イベは全廃し、警察からの要請である広告表現規制に沿う以外に、パチンコ店に道は無い。
しかし、広告&雑誌企業が、こんな美味しい楽な稼ぎを手放すわけもなく、残るは「ホールが来店マン招致の依頼を自主的に止める」以外に無い。
(大丈夫だ、五十嵐マリアさんの面倒は俺がみる…)
パチンコ業界を復調させるには、遊技機スペックの緩和は絶対条件である。
そんな中で、今のようなホールの都合全開の好き勝手を続けていいのか。
広告表現規制は守らないけど遊技機のスペック規制は緩めて欲しいという言い分が通るのか。
仮に、前回の参院選の惨敗を反省してパチンコ業界の代弁者たる議員を生み出したとして、パチンコ業界の要望に耳を傾ける仲間が増やせるのか、国会で主張できるのか。
まぁ・・・でも・・・無理なんだろうな。
将来に芽を残すよりも今日の利益、日銭が大事な業界だし。
正直者が馬鹿を見るのが定めみたいな業界だしね、率先して変わろうなんてしないよね。
ではまた、次のネタでお会いしましょう。
ハイディホー。
________
寄稿文は、上記の通りです。
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[記事情報]
2020年2月18日公開