今回は、寄稿して頂きました。
寄稿者紹介
おかず 氏
<プロフィール>
ホール企業の上位役職者だが、ご本人曰く「東海地方のどっかの石ころ」
座右の銘は「報酬以上の仕事はしない」
ブログ:「おかずのチラ裏」
Twitter:@pachiokazu
寄稿文
『パチ屋店長おかず、若かりし頃の思い出』
【中編】の続きです。
営業部長からの
「大花火何台いる?」
の問いに、私が出した答えは?
「0台でいいです」
「大花火いらないです」
「稼動良いのでいりません」
…そうです、天狗が治ってなかったのです。
治ってなかったどころか、赴任したお店の稼動が良かったのを自分の能力と勘違いしてたのです。
そもそも赴任した店の稼動が良いのは、前任の店長の努力です。
「は?何言ってるの?大花火だぞ??」
「うちはアルゼと仲が良いから、台数ある程度入るんだぞ?」
という営業部長に再度、
「いりません」
という私。
とりあえず「分った」と言って電話は終わりますが、困ったちゃんの私は電話を切った後に妙な達成感を味わってました。
営業部長に物申したという事に酔っていたのです。
そうです、もう末期です。
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捨てる神あれば拾う神あり
…とは、よく言ったもので、当時社内ではダントツで嫌われていた私にも、極々少数ではありますが良くしてくれた方がいました。
営業次長です。
その営業次長から電話が来て、優しく諭されました。
次長 「お前、大花火いらないって言ったみたいじゃん?」
おかず「はい、いらないです。稼動19,000枚ありますから、撤去する台ないです」
次長 「うんうん。19,000の稼動は凄いよね。じゃー19,000の稼動ならスロット地域1番なんじゃね?」
おかず「まあ、そうかもしれませんね(`・ω・´)キリッ」
次長 「地域1番ってそれだけお客さんが期待してるって事だよね?その地域1番の店が、今一番の話題機を導入しないってどうなの?期待裏切ってるんじゃないの?ねえ?」
おかず「・・・・え、そ、それは・・・」
次長 「どうなの?ねえ?・・・・・どうなんじゃー(#゚Д゚)ゴルァ! 天狗か!?お前は天狗か!?お前が買ったエルビスどうなったんじゃ!」
おかず「ひぇ(i|!゜Д゚i|!)ヒィィィ すいません・・エルビス無いです・・・撤去しました・・・」
次長 「で、大花火何台??」
おかず「撤去する台が・・・・」
次長 「ワンワンハウスの稼動いくつ?(#^ω^)ピキピキ」
おかず「え?・・・15,000です・・」
次長 「大花火って、導入したら、どんだけ稼動すんの?(#^ω^)ピキピキ」
おかず「・・・・23,000くらいかな・・・・」
次長 「どっちが数字多いの??(#^ω^)ピキピキ」
おかず「・・2・・・23,000・・かな・・・」
次長 「で??大花火何台??(#^ω^)ピキピキ」
おかず「10台でお願いします」
次長 「自分で部長に言え( ´Д`)y━─ ガチャン!」
おかず「ひぇ(i|!゜Д゚i|!)ヒィィィ ぶ・部長・・お・大花火10台・・・」
部長 「あ?お前いらんって言っただろ!やらん」
おかず「す、すいませんでした(i|!゜Д゚i|!)ヒィィィ大花火10台欲しいです」
部長 「おう!入れてやるけど、稼動が伸びてもお前の功績じゃないからな( ´Д`)y━─ ガチャン」
おかず「( ノД`)シクシク…」
…と、少し長かったですが、こうして私の天狗の鼻は無事にへし折られたのです。
人間素直が一番です。
鼻をへし折られた私は、生まれ変わったように人の意見をよく聞くようになりました。
おかげで成績もさらに伸び、無事3ヵ月後に店長に昇格できました。
24歳の時でした。
その後、新店を2店舗立ち上げた後にその会社は退職しました。
理由ですか?
それは・・・・コンサルタントに誘われたからです。
私の鼻は、完全には折れてなかったのかもしれませんね(笑)
店長になったので、一応ここで終りです。
この先は・・・・また別の機会に寄稿させて頂くかもしれません。
________
寄稿文は、上記の通りです。
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[記事情報]
2020年2月17日公開