今回は、寄稿して頂きました。
Contents
寄稿者紹介
チャッキー 氏
<プロフィール>
ホールも含めた、多業種の営業コンサルタント。
ぱちんこ業界を冷静に観察/分析しつつ、基本的には厳しいスタンスで臨む論客。
寄稿文
『パチンコ業界のイメージアップやて?』
はいでぃほー!
チャッキーです。
こないださ、
「パチンコ業界のイメージアップを!」
って言ってる人がいたから、小競り合いになったのよ。
昔っからいるのよね、業界を変えるんだとか、業界のイメージアップをとか、主語の大きい人。
俺の経験だと、だいたい何もせずにリタイヤしてるんだよね。
業界のイメージアップって何?
誰の持ってるイメージを変えたいの?
今はどんなイメージだと思われてると推察してるの?
で、どげんイメージにしたいの?
そもそも、誰の為のイメージアップなの?
そもそも、イメージアップが必要なの?
イメージアップの為に、何をしたいの?
・・・などと質問しても、答えてくれた人はいない。
そう、「イメージアップをイメージできていない」のだから、ちゃんちゃら可笑しい。
なんだよ、業界の事を真剣に悩んでる俺、カッコいい! ってか。
パチンコ屋のイメージ/よく耳にする事
- 三店方式という誤魔化しを隠れ蓑にしたギャンブルである
- ギャンブル依存症を輩出する社会悪である(あれ? パチンコがギャンブルでなく遊技なら、ギャンブル依存症は存在しないよね? 矛盾してね?)
- 北朝鮮や韓国など「日本の敵国」の手先である
- 北朝鮮や韓国など「日本の敵国」に送金しており、それが北朝鮮のミサイルの資金源になっている
- 店内の煙草の煙や騒音など、環境が劣悪
- 脱税の温床である
- 高齢者の憩いの場である
- 韓国ではメダルチギを廃止したのに、日本では何故廃止しないのか?
・・・こんなところだろうか。
簡単に言えば、パチンコ業界に対するイメージの多くは、胡散臭い嘘つき業界というものではなかろうか。
こうしたイメージから目を背けているから、何年何十年経っても、パチンコ業界のイメージアップなんてのは、空虚な絵空事で終わるのだ。
誰の持ってるイメージを変えたいの?
パチンコ屋の周りだけじゃないけど、イメージアップを考える際、相手は大雑把に3種類いる。
1:パチンコファン。色々耳にしてるけど、話は聞いてくれるであろう人々
2:無関心層。良くも悪くも興味が無い。話を聞いてくれるかもしれない人々
3:アンチ。決めつけや思い込みも強く、否定するのが生き甲斐なので、最初から決して話を聞かない人々
この中で、一番悪いイメージを持っており、なおかつ一番声が大きくパチンコと敵対しているのは、言うまでもなくアンチである。
この、話を聞かない&聞く気すら無い人々に対しては、何を言っても無駄で、ここを説得したり懐柔しようとするのは無駄の極致に過ぎない。
なのに、先ずアンチに向かおうとするのが不思議である。
攻めるポイントを間違えてないか。
ファン層や無関心層の持っているだろうパチンコ業界の負のイメージを払拭または軽減していくのが先決であり、その為には現状と向き合い、反論を発信し続けるしかない。
北朝鮮や韓国という「日本の敵国」への送金問題
これについては、宇佐美典也氏の著書、
『パチンコ利権 瀕死の業界に未来はあるのか?』
を読んでいただくのが一番だと思う。
1:万景峰号による交流が絶たれ、社民党が否定していた拉致問題が国家的課題となり、送金ルートが次々に潰された
2:在日朝鮮人の帰化が増え、朝鮮総連の組員が20万人から4万人に激減した
3:在日朝鮮人が数世代を経て、祖国との繋がりが希薄になり、送金自体を行う理由が無い
4:警察がパチンコ業界の業界団体の主流派から北朝鮮系の財界人を追放した
などを理由に、現在は送金が無い、パチンコ業界の資金流出よりも、むしろ仮装通貨業界を警戒した方が良いとまで述べておられる。
【参考】「宇佐美典也のブログ」
※前述した著書についても、記事中で紹介あり
ついでに書いておくと、日本にとっては糞国家の北朝鮮だが、日本人が思っているほど孤立はしていない。
その北朝鮮と友好関係にあり、国連の制裁の抜け道の一つになっているのが、親日国家として名高い台湾である。
(首相のTwitter等により、すっかり親日国だと思わされているが)
「一つの中国」の掛け声の下、独立国として認められず国連と接触すら出来ない台湾は、国連安保理の対北朝鮮制裁の大きな抜け道であり、軍備関連部品の流れ道でもある。
また、北朝鮮は、意外と多くの国々と国交を持っている。
- イギリス
- ドイツ
- イラン
- キューバ
- シリア
- ジンバブエ
- 中国
- パキスタン
- ブルガリア
- ポーランド
- ポルトガル
- マレーシア
- ロシア
- スイス
- オーストリア など
仲が良いか否かは別で、歴史的に争いが無かったからとか、社会主義国家同士だからとか、都合により結びついている場合もあるが、面子を見れば分かる通り、軍事的支援国はいくつもあるわけで、北朝鮮のミサイル(軍備)を支えているのは、こうした国々である。
そのほかにも、韓国が海洋上で「瀬取り」により北朝鮮に物資を横流ししているのも周知の事実である。
日本からの送金によりミサイルを作って・・・というのは、昔話なのだ。
こういうネタは、先の宇佐美典也氏やPOKKA吉田氏のような著名人の書物を買わないと、目にできない。
これが一番の問題じゃないか。
パチンコ業界誌、パチンコ雑誌、組合のホームページは、もっと業界の誤解を解く記事を発信し続けてもらえないか。
祖国・韓国や北朝鮮の批判や悪口は書きにくいかもしれんが、是非お願いしたい。
アンチはともかく、ファンや無関心層の誤解を出来る限り解く広報活動の充実が、イメージアップとやらの急務じゃないだろうか。
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メダルチギとパチンコは違うんや!
パチンコアンチはよくね、
「韓国ではパチンコが禁止されたのにぃぃぃぃ」
って言うんだけどさ、あれ、パチンコの機械の部品を使ってるけど、遊技性は別物だし、賭博性能も全然違う。
このメダルチギで問題になったのが、「バダ・イヤギ」という機種で、規定の上限である200倍を遥かに超える2万5000倍という高い射幸性を誇っていた。
メダル50枚が200倍で所謂万枚(約20万円)だが、2万5000倍ともなれば125万枚(約2500万円)である!
正に一攫千金、夢のようである(笑)
当然、会社を辞める奴とか借金で首括る奴とかが出て、問題になったのだが、一番問題になったのは、遊技機の認可に関する汚職である。
かくてメダルチギは、膨らんだ国民の夢(射幸心)と共に、たった2年で消え、今や地下賭博になった。
パチンコをギャンブル(賭博)と位置づけよう!!
パチンコ(パチスロ)は、泡銭を目当てに行く施設であり、事実上賭博である。
これが賭博でないわけがない(笑)
しかし、日本国内では「公営ギャンブル」しか認められていないため、三店方式という隠れ蓑=小細工をして、
「換金はしていないから、賭博でなく、遊技です」
と、詭弁を弄している。
確かに、店は、換金していない。
換金なんてありません、客が一部の景品を、専門の買い取り業者に売却しているだけです、という屁理屈で、「パチンコ=遊技」という虚構は成り立っている。
パチンコのイメージアップ云々と口にする輩に限って、「バチンコは遊技だ」などと言い張っている。
一番邪魔な連中だと、個人的には思う。
このグレーゾーンなどという詭弁を壊し、パチンコ=賭博、パチンコ店=賭場という確固たる位置づけをし、正々堂々と営業しない限り、パチンコはあやふやで胡散臭い嘘つき業界だというイメージから脱出はできない。
カジノという賭博が日本に入ってくる今がチャンスじゃないか。
社会貢献活動はイメージアップ効果があるか?いや、無い
例えば、災害時の避難所として店が機能するような工夫をするとか、救援物資を備蓄するといった素晴らしい取り組みである「地域を助ける活動」は増やして欲しいし、積極的に広報して誇って欲しいと思う。
また、交換されなかった余剰玉分のお菓子を近隣の幼稚園に寄付するなどの活動も、素晴らしいと思う。
ここでいう、イメージアップに効果があるか疑わしい社会貢献活動とは、バブル期に流行ったメセナ(文化支援活動)やら多額の寄付活動の事だ。
パチンコ屋は賭博である。
遊技客が負けた金が店の利益である。
客の涙で食う商売である。
その賭場であるパチンコ屋が、メセナや寄付なんてしたところで、
「は?俺達から かっぱらった金で善人面とは、いいご身分だな」
と、アンチのみならず、本来ファンである人達からも反感を買うのがオチである。
そうでなくても、
「そんな金があるなら玉出せや」
と、反感を買うのは間違いない。
パチンコ屋は、社会貢献なんてエエ恰好せんと、顧客貢献を第一に考えたらええんや。
そうだ、納税しよう!
パチンコ業界のイメージアップを図るというなら、パチンコ業法を作り、パチンコ税を新設して納税するのが一番じゃないか。
脱税のイメージ軽減にもなる。
一部の大企業によるメセナとか寄付とかよりも、よっぽど社会貢献じゃないか。
かつて2014年に第二次安倍晋三内閣は、換金時に徴税するスタイルのパチンコ税構想を打ち出していた。
いや待て、パチンコは遊技であり、換金はしていないと言ってなかったか?
と、ツッコミを入れたくなるが、これはパチンコ合法化が必然であり、先の「パチンコを賭博と位置づけよう!」と密接に絡んでくるのだな。
ちなみに、当時の政府試算では、1%の税率で2000億円の財源になるとの事だった。
一部大手企業がメセナだ社会貢献だとか言ったところで、パチンコ業界全体のイメージアップになんか決して繋がらない。
パチンコ屋の騒音と煙草の煙問題
先ず、煙草の煙の問題だが、こちらは来年の受動喫煙防止法による屋内禁煙で解消されるだろう。
騒音については、金属の玉を使っている以上、軽減が難しい。
次世代の「管理遊技機(封入式、ECOパチ)」の登場を待つしかないかもしれない。
求職者(バイト含む)にパチンコ業が避けられる理由にも、騒音と煙問題は大きく絡んでくる為、解決はホールにもメリットがあり、是非取り組んでほしいところ。
まとめ
まとめると、パチンコ業界のイメージアップには、
- 現実と実態を把握して、認めろ(パチンコが遊技なんて寝言は捨てる。金かかってて、遊技も糞もあるかぃ)
- アンチは気にするな
- 広報活動を充実させろ
- パチンコ税で納税する代わりにパチンコを合法にさせろ
- 遊技環境を改善しろ
…以上が、不可欠ではなかろうか。
パチンコ業界の偉い方々に届きませんかね。
長文にお付き合いいただき、有難うございました。
それでは、また別のネタで会いましょう。
はいでぃほー!
________
寄稿文は、上記の通りです。
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[記事情報]
2019年11月15日公開
換金所を全て国営化すればいいと思うの(短絡
チャッキー)
コメ有難うございます。
それも良いですね。
徴税も簡単そうだし。
昔は店員は勿論、客同士の目押し禁止、店員がタバコ吸いながら巡回、店内は軍艦マーチ、タバコ臭くトイレも汚い、店員はパンチパーマやソバージュの奴・・
ある時期から、テレビのゴールデンでタレントが打ったり、コマーシャルも流れたり、店内も店員もポップになって、イメージアップしたよね。
チャッキー)
そうですね。
昔は(当時の)現状を変える事で、賭場という狼が羊の革(客商売、遊技)をかぶってイメチェンしました。
今は現状から目を背けて奇麗な掛け声だけだけど良いのかって話です。
既にパチンコ業界は終わってるからうんこみたいな業界人が何を吠えても断末魔にしか聞こえない(笑)
チャッキー)
そうですね。
まだパチンコやスロットをしてる連中は人生を見詰め直した方が良いと思う。人生にリセットボタンは無く強制終了だけ。30過ぎてた関わってて、家族持ちなら憐れ
チャッキー)
憐れか否かは別として、オワコン日本で70過ぎても働かされる世の中ですから、よほど良い役職にいない限りは40歳くらいで転職できるように人生設計は必要かもしれませんね。
どの職種にかかわらず。
おおむね賛同です。
パチンコ業界の歴史について、負の側面も含めて正しく理解すること。
世間一般への広報活動のみならず、業界内においても、みなそれを知る必要があるでしょう。
そこを立脚点にしないかぎり、何事も始まらないと思います。
で、それに対して、ひとつひとつ丁寧に問題点をあぶりだし、改善点を提示していくと。
臭いものにフタをしたうえでのイメージ戦略などありえません。
「業界をよくしたい」こうした発言をする人間が信用できないのは、
それをやるには血を流す覚悟が必要ということすらわかっていないからです。
既得権益にも切り込むことになるし、問題山積みで、本当に命がけにもなりえるわけで。
ただ、楽太郎さんやチャッキー氏のようなジャブは、長い目で見れば必ずや効果があると思います。
チャッキー)
読んでいただき、有難うございます。
GA青山とかいう輩に、「ダメ業界人の典型、民度が低い、底辺業界人、人としてだめ」などと某所でボロクソ書かれた為に凹んでおりましたが、貴方さまの言葉で救われました。
有難うございます。
クズ太郎ちゃん、最近の記事は面白いね
※嫌味ではない
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