【寄稿】規則(ルール)は破るためにある

今回は、寄稿して頂きました。

 

寄稿者紹介

チャッキー 氏

チャッキー氏

<プロフィール>

ホールも含めた、多業種の営業コンサルタント。

ぱちんこ業界を冷静に観察/分析しつつ、基本的には厳しいスタンスで臨む論客。

 

寄稿文

『規則(ルール)は破るためにある』

 

ドラマ『踊る大捜査線』主人公 青島俊作 のセリフだが、これを地でいくのが我らがパチンコ業界のようだ。

 

何せ、全日だか新日だか大日だか、とにかくナントカ遊連が決めた「高射幸性機(旧基準機)の設置比率の自主規制」すら、自ら放棄するくらいだ。

 

2019年9月20日、ナントカ遊技事業協同組合連合会は、東京都で定例理事会を開催。

 

同連合会のA理事長は、高射幸性パチスロ機の設置比率問題(自主規制)に関して・・・

 

全日遊連理事会における発言内容(2019年9月20日)

  • 新台供給が安定せず、中古機も依然品薄状態である
  • 昨年(2018年)比で状況が改善されたとは言えない
  • 「高射幸性パチスロ機の設置比率15%以下」の延期措置は続行
  • 合わせて、新たな期限等を検討する状況に無いとの見解
  • 2020年以降の予定は近日中に行政と協議を行う
  • 2019年1月31日を期限とする「高射幸性パチスロ機の設置比率15%以下」が無期限延期となっている
  • 本件は、不安定な6号機新台供給や中古機の不足状態の改善が見られない事を理由に、以前に決定されていた自主規制内容を放棄する趣旨と言っても差支えありません

 

・・・などと発言。

 

機械が出ないのが悪い、メーカーが悪い、検定を通さない警察が悪い、という事か。

 

この設置比率における自主規制に対しては、当初から俺が世話になっているホールさん始め懐疑的で、色んな反応があった。

 

  • 設置台数でなく「比率」が問題なら、増床して全体を増台して乗り切ろう(この一例が、所謂 ”立ちスロ”)
  • 自主規制を守ったから良い店だなんて客は絶対に思わない。守らなかったら、あの店には行かないともならない
  • 客が打ちたいと思う台を外すのは馬鹿げている。ギリギリまで使え
  • この業界は、信じる者が救われない業界。信じる者が馬鹿を見る業界。特にペナルティが設定されるまでは従う義理も義務も無い
  • 組合が勝手に決めた事だ、放っとけ
  • 規制がひっくり返るのはよくある事、外した機械は倉庫に寝かせとけ
  • やはりコンプライアンスの問題から、不本意でもルールに従おう

 

結果的には、大方の予想通りに自主規制は有耶無耶になり、正直にスケジュールに従って泣く泣くウケの良い機械を外した店の店長さんは、泣きを見ただけでなく、コンプライアンスの姿勢を潰され面子を潰されたわけだ。

 

大半のお店の店長さんは、不本意ながらも規制に従って行動されており、途中で梯子を外される事になれば、ナントカ遊連に対する不信感は更に激増するだろう。

 

一方で、

 

「自主規制そのものが時間稼ぎであり、6号機のレパートリーなり台数なりを理由に、自主規制をパーにする処までが予定通りだった」

 

と言うホール経営者さんもおられて、そのホールさんでは、一旦は規制を守ったように撤去した機械を倉庫に寝かせ、規制破棄後に再設置する予定だそうな。

 

西尾維新の著作、『刀語』の奇策士 とがめ も驚く、なかなかの策士である。

 

また、シンプルに

 

「規制が飛んだなら、それはそれで有難いじゃん、むしろ歓迎だよ」

 

という意見もある。

 

しかし、感心してばかりもいられない。

 

自主規制破棄が現実になれば、警察の面子を潰すのだから。

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警察の面子と言えば、去る夏の参議院選挙にて、パチンコ業界の代弁者として おだち源幸氏を国会に送り込む目論見も、あまりの付け焼刃感と準備不足と、パチンコ業界恒例の団結力欠落により失敗したわけだが、そもそもが警察窓口である、よく通達や会合の講話に出てくる生活安全課の課長補佐クラスの御用聞き級ではなく、直接政権与党や国会にパチンコ業界の要望を届けたいと真剣に対政界戦略を考えた大人達の情熱も(今回は)失敗に終わり、ここでも警察の面子を潰したわけだ。

 

おだち氏は、そもそも自力票が3万票級の候補者で、そこに従事者30万人+αのパチンコ業界の力が何万票乗せられるか、業界の団結力が試されたが、結果は9.2万票(上乗せ6万票?)に終わった。

 

規制に従った店長さんの顔を潰し、警察の面子を潰したオオカミ中年業界は、これからどうなるのか。

 

今後、ナントカ遊連から自主規制や通達が流れてきても盲目的に従うのではなく、その裏を見たいと思う。

 

その自主規制の狙いは何か、守るべきなのか、守るつもりはあるのか、ただの時間稼ぎなのか(笑)

 

また、気がかりなのは、警察の報復である。

 

これまでも、問題が起こっては、遊技機のスペックダウンで痛手を負ってきたパチンコ・パチスロ。

 

井戸端会議レベルの話では、パチンコの特賞確率の上限分母が199になるかもと言う。

 

何せ警察は「射幸心を煽るな」という解釈次第でどうにでもなる、伝家の宝刀がある。

 

スペックを落とされて、更に遊技機の魅力が落ちて泣くのは、打ち手とホール。

 

さぁ、パチンコ業界の明日はどっちだ?

________

寄稿文は、上記の通りです。

 

 

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[記事情報]

2019年10月19日公開

5 comments on “【寄稿】規則(ルール)は破るためにある

  1. 匿名

    計画的延期の線もあるってかい、、、

    たしかに組合の上層部を規模が大きい法人が占めれば、そういうのを暗に含んで議決する可能性もあるか

    それで零細ホールを間引きできるからな

    怖い怖い……

    Reply
  2. 匿名

    おだちは、あのペテン師クロロが推していたので、寧ろ投票しなかった

    パチ屋の総意なのかもだがクロロが投票してくれというから絶対一票いれては駄目だとな

    前にテメエのサイトであっぽさんの書込にコジキ呼ばわりのコメントをしてたと書いたがまた最近もやってるな

    今度は散々オアシスさんにも書いてるな

    くだらねえ書込しないで少しはテメエの行く店のレビューをしろ、ポイントコジキだと

    その後すぐ消してたけどよ
    バレないとでも思ってんだろか

    Reply
  3. 匿名

    特にスロの規制が厳しいのは、こういった規制の裏をかくことを業界全体で続けていることへの裏返しなわけで。
    ただおだち氏を通せなかったくらいだから、もう業界団結して役所と戦うことは無理っぽいし
    順当に枯れていくだけですかね。

    当面の話題は12月頭の旧基準機撤去が順調に行われるかでしょうか。零細は開き直る気しかしない。

    Reply
  4. ゴンザレス

    きっと『わざわざ幹事長自ら顔繋ぎしたのに無惨な結果を叩き出して、一部とはいえ業界が某N党議員を持ち上げ始めるという、結果として親分の顔に二重三重にも泥を塗られた結果になっても業界の為に頑張ってくれる自民党議員たち』がなんとかしてくれますよ、そんな奇特な議員連がいるかは知りませんが。

    怖いもの知らずやで、ホンマ(´・ω・)

    Reply

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