今回は、ジャグラーに関するご質問にお応えします。
Contents
E さんからのご質問
楽太郎さん
いつも更新ご苦労様です。
いつも読ませてもらっています。
私は普段地元の■(注:地方大手系列の店舗)で退勤後にジャグラーの合算がいいのを拾って打つのですが、設置しているファンキー、マイジャグⅢ、マイジャグⅣ、スーミラは個人的にはそれなりの収支になっていますがアイム、ニューアイムは荒れ放題の収支になっています。
そもそも低割数の機種なので過度な期待はできないというのはわかるのですが、自分なりに根拠を持って打ち始めてもどうにも結果が出ない機種になっています。
他ジャグを打てと言われればそれまでですが■というと地元では高稼動で有名で、仕事上がりに前半戦の状況がいいファンキーやマイジャグを拾えるかと言えばなかなかハードルが高いです。
それで消去法でアイムを打って負けるという日が月に5~6日くらいあるという状況です。
今日お聞きしたいのは、ジャグラーについての素朴な疑問です。
ジャグラーシリーズでブドウの小役確率差が良台目安になりますが、小役確率だけが6でBB、RB確率は低設定という台は本当に存在するのでしょうか?
これは以前パチンコ店で働いていた友人が言っていたことなのですが、ジャグラーのような機種は改造も簡単だというのです。
友人が言うにはスロット機はATやARTはサブ基板や液晶基板、音声基板が複雑に関わっていて、何か改造すると別のどこかにも変な挙動となって出るので難しいが、ノーマル機ならそこまで改造は難しくないそうです。
なので、メイン基板のチップに外から接続したり、チップ自体を改造品に交換すれば、ユーザーが手掛かりにする小役確率や合算確率なども、正規品とは違うようにできるということでした。
ただし、メイン基板が専用のケースに封入されているので、これを見た目でわからないように壊さないと店に検査が入ったらばれるとのことでした。
こういうのは事実なのでしょうか?
■のアイムがおかしいというのではないですが、自分なりに打つ理由を見つけて打っていて結果が伴っていない私のようなユーザーは全国に割とたくさんいるのではないかと思っています。
ジャグラーと言えば人気機種で、世の中にたくさん出回っています、その中で、友人が言うように改造機が紛れ込んでいるという可能性はないのかお聞きしたいのです。
よろしくお願いします。
________
ここまでが、E さんからのご質問です。
それでは、回答です。
回答
結論
いくつかご質問項目がありますので、順次お応えして参ります。
Q.1:小役確率が6でBONUS確率は低設定、という台は存在するのか?
A:ホールに設置されているかどうかは、調べる手段がないため分かりませんが、プログラム改変して、小役確率が検定機とは異なる台を作り出す事は、技術的には可能と思われます。
根拠としては、私自身、販社さんとのお付き合いで倉庫を見せてもらった際に、今でも実際に玩具仕様の改造機を目にする機会があるからです。
例としては、
- 払い出しがある小役の確率を大幅に下げる
- リプレイ●連後のレバーON時に、■分の1の確率でBB抽選する
こういった台を最近も見ています。
このような改造が可能な技術者と付き合いがあるのは、大体は中小販社であり、顔が広い販社さん伝手に改造機を入手するという事は可能だと思われます。
ただし、余程の精密手順を踏まないと、「外見上絶対にバレない」ような改造を施す事は難しいようです。
実際、今挙げた改造機は、主基板は裸であり、別プログラムを仕込んだロムをハンダ付けするという一番簡単なやり方で造られており、誰が見ても検定機ではない事が容易に分かるようなものでした。
仮により精密に作業する場合は、プログラム改変したロムを基板裏に隠したりする事で、目視チェックを逃れるという手法がある模様です。
それでも、「外見上絶対にバレない」ような改造機を作る事は非常にハードルが高く、またレントゲン検査等の精密検査からは、絶対に逃れられないとの事でした。
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Q.2:主基板ケースを開封した事が外見上分からないようにすれば、違法改造機を店に設置する事は可能なのか?
A:制度上は、来店検査時の所轄の目視にパスさえすれば、設置する事は可能と言えます。
また、遊技産業健全化推進機構や各エリアの健全化組織による非通知/無作為の立入検査時にバレなければ、継続設置も可能でしょう。
前者のチェックは、大体どのエリアでも主基板など主要部品の細かい目視は実施しないので、パスする事の難易度は低いと思います。
しかし、後者のチェックは、パスする事がほぼ不可能に近いほどハードルが高いと、私は思っています。
その理由は、健全化組織の所員の多くは技術者であり、目視のレベルが違うからです。
2~4号機時代に自分でプログラム改変していた事もあるような者が所属している場合もあるので、一般ユーザーやホール側の者、或いは所轄担当者が詳細に見ても全く分からないような箇所でも、自分でやっていた事もある/やれるだけの技術を有した立入検査員なら、他の者が施した不正改造を見抜く事は比較的容易なようです。
また、主基板に外見上の傷などを付けずに、ホール側でプログラム改変する事は不可能に近いと言えます。
理由は、第一にホール側にはそのようなプログラム上のノウハウが無い事、第二にケースを破砕せずに改造を施し元の見た目に戻す技術が無い事、第三に無謀とも言えるリスクを冒して営業に使用しなくてもジャグラーシリーズ機は十分に営業貢献度が高いスペック機である事が挙げられます。
[参考]基板ケース開封の痕跡
Q.3:全国におけるジャグラーの設置台数や流通台数は多いが、その中に改造機が紛れ込んでいる可能性はないのか?
A:私には、調査するだけの資料も手段も無いため、分かりません。
しかし、前段までに解説した通り、ホールに設置するという事はリスクが高すぎるので、店側が意図して改造機を手配したり設置したりするという可能性は限りなく低いと思われます。
なので、仮に設置されていたり流通しているとすれば、中古機として流通していた際に、どこかの過程で不良販社や良からぬ輩が関わった台であり、ホール側はそもそも改造機である事を関知していない可能性もあると言えます。
事例としては、今年のお盆くらいに、情報提供者でもある販社さんから聞いた話ですが↓
- 都内ホールに都遊連健全化センターが立ち入った際に、ジャグラーの主基板に外見異常が認められる台があった
- これは、中古で流通していた台との事であった
こういったものがありました。
記事にしようかとも思ったのですが、それ以上詳しい情報が出て来なかったり、情報提供者自身も人伝手に聞いただけで確証を得られない話のネタ程度だったので、やめたという経緯があります。
その後、今年の4~6月期間における都遊連健全化センターの活動状況レポートの中に、千代田区の某店舗でアイムジャグラーEXの主基板に一部ロムのハンダ乱れや擦り傷などが確認された、という主旨の事が記載されていたため、販社さんが話していたのはおそらくはこの事だろうと思いましたが、詳細は不明です。
なので、設置台数が多く中古市場における流通台数も多いジャグラーシリーズ機が、全台正規品(=検定機)であると断言する事はできず、中古機の中にはホールが意図せず設置してそのままになっている改造機が紛れ込んでいるという可能性は、完全には否定できないと言えそうです。
以上、そもそも全容を掴む事が不可能に近い案件であるため、十分な回答とは言えませんが、今回はこれくらいにしておこうかと思います。
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[記事情報]
2018年12月31日公開
真偽の程は不明ですが、昔そういう人のブログと思わしきサイトはありましたね
新しいCPUが出たら中国の工場を確保して金型の発注から始めるとか。。。
V4RSの吸出しに成功した証拠と言ってHEXダンプをサイトに
載せていましたがサミーの弁護士から著作権侵害の警告状が来たという
理由でブログを閉鎖されていました。
かつての日本で行われていた低いレイヤーの仕事は、
今は中国が花盛りですから本当かもと思わせられるブログでした。
見た目を完全に一致させてもレントゲン検査でバレると思いますが。
ブドウ確率だけ常に設定6のジャグラーも噂だけは聞いたことがありますね
現物を見たことは無いですが。
明けましておめでとうございます。今年も楽しい記事をよろしくお願いします。
楽太郎店長と同業のクロロも、健全化センターの立ち入り検査があったけど、全台検査じゃなかったから、裏ロム台は検査されずにセーフだったと自慢してたな。
裏ロム設置でも、営業許可取消にすればいいのにな。
ジャグラーはAタイプと言われておりますが、実際BIGはボーナスですがREGはCTと聞いたことがあります。BBは低設定でREGは高設定で抽選する様に出来たりしませんか?昔の4号機の様に・・。