今回は、楽太郎的に「あの話はどうなったんじゃろ?」と思うものを話題として1つ採り上げたいと思います。
進捗状況が気になるもの
ぱちんこ業界に関する事で、構想が出たものの、その後の情報が出て来ないものがいくつかあります。
ホール側なのか、メーカー側なのか、販社側なのか、それともユーザー側なのかによって、こういった事は興味軸も手持ちの情報精度も違う訳ですが、
- 管理遊技機の開発状況
- 依存問題対策に関係して、業界に適切な助言を行う第三者機関設立の進捗状況
- ユニバーサル(ZEEG)筐体は一体いつから面替え(回胴部載せ替え)できるようになるのか
こういったものは、取り組みの進捗を気にしている方は結構多いかと思います。
この楽太郎も、パチンコに関する事で、ちょっと気になっているものがあります。
それは、「ハヤブサプロジェクト」です。
「ハヤブサプロジェクト」とはなんぞや?
同プロジェクトについての私の認識は↓
①旧3種(権利物)のように大当たり(連チャン、出玉の塊)が短時間で消化できるという特徴を持った遊技機を多種多様に製造しようという取り組み
②想定客層としては仕事帰りの会社員であり、閉店までそんなに時間が無くてもひと勝負できるようなスペックで出したいという意向がある
③具体的な機種イメージとしてはCR天下一閃のような一発台テイストのものが挙げられ、いわゆる役物抽選機がメインになる
……こんな感じだったはず、ですが、うろ覚えでしたので少し調べてみました。
日工組のアナウンス内容
余暇環境整備推進委員会
2017年(平成29年)6月13日
於:在日本韓国YMCAアジア青少年センター
161回理事会、平成29年6月度部会
こちらの会合における、日工組技術担当理事 渡辺圭市氏の発言内容をまとめますと↓
①「より手軽に遊べるパチンコ機」の導入を目指して、日工組と日遊協が協調して始まった「ちょいパチ」は、一定の成果を挙げている
②それを受けて、今度は「短時間で遊びやすい」&「遊技結果の満足」を求めた仕様のパチンコ機で、日工組としてシェアの獲得を目指して行こうという取り組みに「ハヤブサプロジェクト」という仮名称を付けた
③同プロジェクト機の具体的なゲーム性としては、「2回セットタイプ」で、出玉性能は「中くらいのもの」を想定している
④各メーカーで開発が進められており、適当数が揃ったところで足並みを揃えリリースする事を予定している
こんな感じです。
同理事の発言内容を引用します↓
「ちょいパチでは少額での遊び易さ、初心者でも安心して遊技できるものを目指した。
ハヤブサプロジェクトでは、これまでのセブン機が継続性を重視してきたため、帰宅前のちょっとした時間や、1時間程度の空き時間で満足に遊べる遊技機が無くなっている。このニーズを満たす機種を揃って出すことで、島の一角を獲得できればと考えている」
[参照]一般社団法人 余暇環境整備推進協議会
HP:2017年6月16日up
つまり、うろ覚えでしたが、私が記憶していた内容は、大筋ですが合っていたという事になるかと思います。
続報は?
なかなか有意義な取り組みなので、「ちょいパチ」よりも寧ろこっちの方をどんどん推進して頂きたいものですが、いかんせんその後の話が出て来ませんでした。
なので、他の発信者、例えば「ここが変だよ!パチンコ業界」さんも、あれってどうなったんじゃろ?的に記事にしておられました↓
【参考】「ここが変だよ!パチンコ業界」2018年3月28日up
更に調べますと、硬派な業界メディアの中でも、過去に話題にしていたり、していなかったりと、反応の程はまちまちです。
そんな状況で、ここに来てようやく、同プロジェクトの名前が再浮上しました。
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藤商事の新機種発表会で!
以下、藤商事の新機種発表会の内容を報じた、業界メディア記事の一部を引用します↓
開発本部の久世壮平副本部長からは「P藤丸くん30min設定付」について、「日工組の有志によって、新規開拓を目的として、短時間で遊べて安定した出玉が獲得できる、パチンコ本来の玉の動きを楽しんでいただける機種開発を目指して立ち上げられたハヤブサプロジェクトの第1弾になります」と開発の目的が紹介され、「役パチシリーズ第1弾として、自信作になると考えています。多種多様な遊技機を、今後も日工組として、また藤商事として開発していきます」と役パチを中心に多彩な機種の開発を進めていくことが語られた。
[参照]「PiDEA.web」2018年11月6日up
更に、こんな情報もありました。
プレス発表会における資料画像の中に、同プロジェクトのロゴマークがチラ見えしています↓
[画像元]「パチンコファイト」
2018年11月2日up
「藤商事 パチンコ地獄少女シリーズ最新作&役パチ第1弾マシンを同時リリース!」より
©RED KING CO.,LTD.
このハヤブサをモチーフにしたロゴマークを見ますと、ようやく本格的に動き出したな、という印象ですね。
しかし…
特別な意味は…なかった?
またまた、業界メディアを引用します↓
東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)は2017年(平成29年)3月23日、遊技会館(東京都新宿区)において、今年度最終となる定例理事会を開催。
遊技機仕様検討会(日工組)の説明会では、特別な意味はないという「はやぶさ」プロジェクト名の中、短時間でも楽しめて、止め時がわかりやすい遊技機という仕様(イメージ的には天下一閃という遊技機)であり、閉店間際でも遊べる多様な遊技機の一つとして報告した。
[参照]「娯楽産業協会」2017年3月24日up記事より
…私はてっきり、出玉が割と強くてスピード感がある、という特性を落とし込んだプロジェクト名だと思っていたのですが、そうですか、何となくこれにしとけ的に仮決めしたものが本採用されたという経緯だったんですね…
まあ、取り組み自体にはとても期待しておりますので、役物抽選機ファンの私としては、同プロジェクトがどんどん盛り上がって行く事を期待しております。
以上、今回はこれくらいにしておこうかと思います。
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[記事情報]
2018年11月14日公開
前の記事のコメント、だいたい返しておいてやったぞ
ちゃんとコメント読んでるなら、たまには返せよ
ちょいパチは、一定の成果を挙げている?
ユーザーの立場からはなかなか愉快な記述ですね。
事実誤認に基づいた自爆プロジェクトの匂いがプンプンします
生暖かい目で見守るのが正解でしょうか。