営業中にパチ屋の店員が換金所に出入りしているところを目撃した。何やってるの?-回答

今回は、特殊景品の買い取りショップとパチ屋との関係性についてのご質問にお応えします。

 

Twitter DMでのご質問

はじめまして。

 

質問したいのですが、良く行くお店でパチ屋の店員が景品の入ってるケース(よくカウンターに積んである箱)を持って換金所に入って行きました。

 

営業中です。

 

パチンコ店と換金所は関係ない事になってると思うのですがこれは何をしてるのかわかりますか?

 

またそのお店は閉店後に換金所のおばさんがパチ屋の店員と一緒にお店に入って行きます。

 

関係ない事を前提にしてるはずなのにいいのでしょうか?

 

教えて頂けると助かります。

 

宜しくお願い致します。

________

ここまでが、ご質問の内容です。

(全文そのままです)

 

こちらは、交流がある統括店長<エリア長> さんに寄せられたご質問ですが、このブログの読者の皆さんなら既にご存知の通り、

  • 釘調整
  • 換金
  • 警察
  • 組合
  • 暴排

 

ここらへんの事についてのご質問には、気軽にお応えするのが難しかったり、業界人同士なら説明を省く事が可能な事でも、一般の方に対してですと歴史的な経緯も含めて一から順を追っての説明になったりと、とてもではありませんがTwitterのダイレクトメッセージで済ませられるようなものではなかったりします。

 

そんなこんなで、自分の代わりに記事にして回答する事は可能か?というご連絡を頂きましたので、快諾させて頂いたという次第です。

 

それでは、回答です。

 

回答

営業中出入りの真相

まず、営業時間中に、納品時に特殊景品を収納しているケース(段ボール、プラスチック製のトレイなど)を持ってホールの者が買い取りショップに入って行った事についてお応えします。

 

これは、ホールのバックヤードが狭いため、景品カウンターPOSに接続している特殊景品払出機や専用金庫に、特殊景品をひと通り詰め終わった後の、空になったケースを、返却しに行った可能性があります。

 

或いは、イベントなどにおいて思いのほか出玉が伴った営業になり、交換用の手持ちの特殊景品(前日残り+当日に納品されたもの)の在庫が不足する見込みになったため、特殊景品を追加してもらうために出向いた可能性もあるかと思います。

 

前者の場合は、業界において「買い取りを担う第三者」と「ぱちんこ営業店舗」として明確に区別する必要があり、その独立性が疑われるような付き合い方、見られ方をしてはいけない、というのが鉄則ですが、それを破ったという点では問題があります。

 

しかし、まあ百歩譲れば「ケース類の保管場所などは、手狭な営業店舗には無いので、返しに行っただけ」という言い分も成り立つかも知れません。

※ただし、ショップに「入って行った」事が、開錠されてショップ店員が常駐している「室内まで入って行った」のだとすると、3店方式の成立要件における独立性が、より一層疑われる事になります。

 

次に、後者の場合、思いのほか派手な営業になり、交換用の特殊景品が不足して補充の必要性が出て来たからそうした可能性がある、という事についてお話しします。

 

これは、現在庫をそれほど多く抱えないホールの場合ではあれば、ありうる状況と言えますが、「正しい」手順としては、ホールから「景品業者(問屋)」に一報して、追加で納品を受けるようにしなければなりません。

 

ご質問者がお住まいのエリアの事情が分からないので、私は今回「かなりの田舎」だと想定してお話ししているのですが、周囲からの見られ方をそこまで気にせず、また決まり事を守る事について無理解/怠惰なホールであれば、前述した正しい手順を踏まずに「ショップに行って、補充して来よう」と考えるかも知れません。

 

実際、このような追加補充の行動が元で摘発された事例も過去にはいくつかあります。

 

直近10年くらいで見ても、私の勤務エリアである関東圏では神奈川県内で1件、東京渋谷で1件、ホール側が「特殊景品を追加」してもらうためにショップに出向いて取り締まり行政側の知る所となった事例があったかと記憶しています。

※渋谷に関しては、店名まではっきり分かりますが、ここでは割愛させて頂きます。

 

閉店後に一緒に行動する理由

次に、ホールの者と買い取りショップのおばちゃんが、閉店後に一緒に行動している事に関してお話しします。

 

まさか、店員とおばちゃんが熱愛関係にあり少しでも長い時間一緒に居たかったり、退勤後の打ち合わせをしている、という訳では無いでしょうから、これはおそらくは「当日の特殊景品の在庫と、翌営業日の納品数の確認」だと思います。

 

3店方式にあって、ホールは営業店舗で、買い取りショップはただ「特殊景品を買い取ってくれるショップがたまたま近くにある」だけで、ホールからの発注を受けて納品するのは景品業者(問屋)でなければならない訳ですが、ぱちんこ業界におけるただでさえ危ういこのシステムにおいて、今回の一件では「クロじゃね?」と疑われる付き合い方をしていると言わざるを得ません。

 

つまり、ホールショップ 兼 景品業者(問屋)での、2店の間で特殊景品が行き来しているように見られる可能性が高まるからです。

 

仮に、単なる「ご近所同士の雑談、挨拶」だったとしても、果たしてそのように世間が見てくれるか、取り締まり行政側にはどのように見えるのかと考えた際に、非常に軽率かつ危険な行動だという事には変わりはないと言えるでしょう。

 

まとめ

以上、統括店長<エリア長> さんのところに寄せられたご質問に対して、ごく簡単にではありますがお応えして参りました。

 

なお、ぱちんこ業界における換金に関する記事は、旧ブログでもこちらの新ブログでもどちらでも過去に複数記事公開しております。

 

なので、もっと詳しく事情を知りたいという方がいらっしゃれば、それぞれのブログの検索フォームにて「3店方式」「換金」「特殊景品」などとワード検索して頂ければ、適当数出て来るかと思います。

 

参考までに、これらの中からいくつか過去記事を紹介しておきますので、興味があるという方はご一読頂ければと思います。

 

【参考】

①2017年1月20日公開

『取り締まり行政側(政府)が認めている3店方式が、100%成り立っている状態の定義とは?-回答』

 

②2017年9月25日公開

『規則改正に伴って、「換金の問題」が浮上する可能性について』

 

また、この特殊景品の扱いについて、東京エリアや大阪エリアの暴排事情などと絡めたシリーズ記事もありますので、ひと通りお目通し頂ければ、より一層理解が深まるかと思います。

 

③2017年11月22日公開

『組合の取り決めを無視する店舗/ホール企業は、金景品流通システムから排除せよ【前編】』

 

④2017年11月23日公開

『組合の取り決めを無視する店舗/ホール企業は、金景品流通システムから排除せよ【中編】』

 

⑤2017年11月25日公開

『組合の取り決めを無視する店舗/ホール企業は、金景品流通システムから排除せよ【後編】』

 

 

 

以上、今回は、これくらいにしておこうかと思います。

コメント頂ける方は、下の方からお願い致します。

 

 

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[記事公開]

2018年4月6日

4 comments on “営業中にパチ屋の店員が換金所に出入りしているところを目撃した。何やってるの?-回答

  1. Pingback: 4月6日(金)新ブログ更新-『営業中にパチ屋の店員が換金所に出入りしているところを目撃した。何やってるの?-回答』 | パチンコ屋の裏話 現役店長がこっそり更新

  2. はぐれメタ

    東北のとある地域ですと、新規店舗を建てた後、新店警察検察合格後、事務所に穴を開け換金所と通じるドアを作ります。
    警察検察の項目に含まれていないドアを通じて第三者を絡めず堂々と景品をやり取り出来るのです。
    景品のやり取りは主に朝・夕・閉店後の1日3回やります。
    書類上は第三者を絡めたものを作成します。

    現在も続く習慣の一例です。参考までに。

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  3. ねこたろう

    十数年前だと換金所が閉店間際の換金ラッシュ時に現金不足になって
    ホールに電話してきて
    ホールが換金所に現金を渡しにいったりしていましたよね。

    Reply
  4. ゴンザレス

    今ホットなスポットの多い東北某県の出身ですが、買取り所は基本的にホールと同じ建物の裏が多いですねぇ。もしも中で繋がっていてもお釈迦様にも分かるめぇ(笑)下手すりゃ買取り所の2階がホール従業員休憩所だったり。

    華の東京さ来て、TUCを探すのに苦労しました。近所の八百屋の裏にあったり道路を2本挟んだ先にあったりして、分かりにくいのなんの(´・ω・)

    かと思えばバイト先のパチ屋はほぼ目の前にあり、「(TUCを)閉めて良いか~」「(インカムで確認しつつ)良いっすよ~」とTUC従業員と会話したり。それなりに昔の話ですから今は知りませんが。

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コメントをどうぞ! ※2018年に入ってから、本社業務が加わって忙しい立場になってしまいました。返信ご希望のご質問などは、お問い合わせフォームをご利用下さいませm(_)m