ぱちんこ業界って、女性管理職は増えて来ているの?-回答

今回は、ぱちんこ業界における女性管理職の動向についてのご質問にお応えします。

 

Emily さんからのご質問

楽太郎さん、はじめまして。

いつもブログ拝見しています。

 

何十年か前に転職の間にホールで短期間アルバイト勤務をした経験があります。

 

今は全く違う業界、業種で働いているのですが、人を扱う仕事をしております。

 

昨今、女性管理職が増える中、楽太郎さんの業界でも女性管理職は増えているのでしょうか?

 

アルバイトでホール勤務をしていた頃、社員や管理職の方は男性しかおらず、社員の方達は上級管理職の方とよく飲み会をやっていたり、どことなく体育会系な雰囲気(たまたま私が勤務していたお店だけこのような雰囲気だったのかもしれませんが)、私も入れ替え作業も数回経験した中で、あぁなんて体力がいるのだろう…男性多いのも分かる気がするという印象がありました。

 

特殊な業界であまり情報が入ってこないため、興味があり質問させていただきました。

________

ここまでが、Emily さんからのご質問です。

 

それでは回答です。

女性管理職

回答

大手ホール企業の取り組み紹介

今回のご質問に対しては、「女性管理職は、昔よりも増えていますよ」といった全体的な流れ、イメージでお応えしてもリアルではないため、現時点で具体的な取り組み状況が分かる個社情報を列挙する形でお応えしたいと思います。

 

<マルハン>

まず、何と言っても、業界トップカンパニーであるマルハンです。

 

マルハンの役職者数は2017年1月時点で50名(全役職者に占める割合=約2.7%)であり、同社が掲げる「ダイバーシティ推進」の指針である

 

  • 女性活躍推進
  • 働く環境の整備
  • ダイバーシティの全社浸透

 

これに則って、2020年にその割合を5%に引き上げるとしています。

 

[参照]2017年(平成29年)3月27日

マルハンHP 「NEWS RELEASE」より

 

<ダイナム>

また、最近ではマルハンとダイナムが、女性役職者も参加して座談会を開催しており、その会合の場では、転勤等と結婚・子育てについてや、女性の取り組みに関する周囲の無理解といった現在の課題について共有し、産休等のケア(ハローベイビー制度)、カムバック制度(復職フォロー)、育休制度、在宅勤務などといった話題で有意義な内容になった模様です。

 

こちらは、複数の業界誌で紹介されている直近の話題であり、web検索して頂ければ実際の会合内容が画像入りでご覧頂けるサイトが出て来ます。

 

また、マルハンHPでも、女性の働き方に関する直近年のプレスリリースが複数ご覧頂けます。

 

※業界誌「週刊Amusement JAPAN」10月2日号によれば、マルハンの女性社員(役職者だけではなく、全社員)割合は約8%で、ダイナムは約7%との事です。

 

<めいほうぐるーぷ>

マルハン絡みではもう1社動きがあり、愛知エリア中心に店舗展開している めいほうぐるーぷは、7月3日に「めいほうぐるーぷ女性活躍フォーラム2017」を開催しています。

 

この会合の場では、こういった取り組みに先鞭をつけているマルハンから経営企画部ダイバーシティ推進課の女性社員をはじめとする7名の女性マネジャーを招致して勉強会を実施し、女性だけで店舗運営するには、などといった課題について意見交換がなされた模様です。

 

[参照]「Amusement Japan」 2017年9月号 より

 

<アンダーツリー>

他には、近畿/関東エリアでキコーナの屋号で展開しているアンダーツリーなどは、全社員に占める女性の割合が15.2%、アルバイトだと51.4%が女性というデータもあります。

 

2016年9月末時点での同社系列の店舗数は106店舗という規模ですが、これを早期に200店舗規模まで拡大して行くという事業方針で動いています。

 

その過程において、同社HPから店舗運営上のポリシーを紹介すれば

 

  • ホール運営には女性の視点が必要な事も多くある
  • 来店されたお客様方に楽しんでいただくには、きめ細やかなサービスや心配りが必要不可欠である
  • アンダーツリーグループ各店舗では女性社員も数多く、本社やホールで活躍している
  • 女性、男性の区別なくチャンスの場は平等に与えられていて、近年では副主任、主任、係長、店長と女性役職者が続々と誕生している
  • 女性の活躍するパチンコホール事業を目指し、育児休暇や出産休暇等の制度だけでなく女性の働きやすい職場環境づくりに力を注いでいる

 

このような方針や状況が見て取れますので、出店意欲が旺盛なホール企業は、女性の活躍を推進する事は必要不可欠であると考えている事が窺え、これは他の元気が良いホール企業にも共通している事だと、私としてはそのように思っております。

 

[参照]アンダーツリー株式会社HP TOP > 採用情報 > 女性活躍推進

 

<アサヒディード>

また、大阪エリアでイル・サローネの屋号で店舗展開するアサヒディードにおいても、中期計画の一環として、人材育成における女性管理職の積極的登用を標榜しており、最近ですと7月13日に、女性管理職に加えて女性の部下を持つ男性管理職も参加した上で「女性管理職研修」を開催しています。

 

こちらの研修は、2015年から継続して実施されており、2009年時点では営業部に1名だけだった女性管理職が現在は13名になるなど、着実に成果が現れて来ている模様です。

 

[参照]「Amusement Japan」 2017年9月号 より

 

<善都>

最後にもう1社紹介しますと、愛知エリア中心にZENTの屋号で店舗展開する善都も、育児両立社員制度や時短勤務制度など女性の職場環境整備への取り組みを評価されるホール企業のひとつです。

 

[参照]善都HP より

 

 

・・・かなりざっくりと紹介しましたが、要は、数十年来男性主体の職場であったぱちんこ業界、ホール企業とは言え、地方/都市部問わず、ある程度の規模でチェーン展開している企業であれば、近年の世の中的な動きに合わせる形で女性の積極参画を促す取り組みを推進しているという事です。

 

なので、お住まいのエリアの有力ホール企業HPをご覧頂ければ、適当な経営規模があるところであれば、それなりの取り組みを実施している様子がお分かり頂けるかと思います。

 

楽太郎の会社は

ちなみに、私の所属会社は、前述したような立派な会社ではありませんので、本格的な取り組みは一切していませんが、女性スタッフ(社員、アルバイト)の割合が50%ちょうどくらいという事もあり、ハラスメント対策の資料的なものは過去に作成して管理職連中に配布した事があります。

 

ただしこれは、積極的に実施したというよりは、経営者が

 

「事業者が職場における性的な言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置についての指針」2016年(平成28年)8月2日 厚生労働省告示

 

こちらの内容を見て、「ウチも面倒な事になったら嫌だから、適当にオリエンテーションでもやっといてよ」的に丸投げして来たから渋々私が対応したという経緯です。

 

これは、内容などあって無いようなもの、「セクハラいかん!マタハラいかん!お前ら気をつけろよ」程度のものですので、こういった問題にあまり興味が無い、積極的には取り組む気が無いホール企業も相当数あると言うのは事実かと思います。

 

パチンコチェーンストア協会の類推値では、全国のホールには2014年3月時点で約25万人のスタッフが居るとされますが、その中に女性スタッフがどれだけ居て、割合が何%かといったデータを示す事ができればより参考にして頂けたと思うのですが、正確なものが手元に無いためここら辺の説明は割愛させて頂きます。

 

新卒採用だけでなく、ぱちんこ業界においてはパック・エックスという会社が女性スタッフ採用のノウハウを提供したり、人材派遣会社の中にも女性に特化した派遣を実施しているところもあるなど、今後もぱちんこ業界では

 

  • 女性の新卒採用、中途採用
  • 産休取得、復職支援
  • キャリアアップ支援

 

いずれの分野においても伸びを見せる事が予想されます。

 

また、昨日公開した記事でもごく簡単に触れましたが、業界ならではの伝統芸能とも言える釘調整などの職能的な部分を取っ払ってしまえば、より女性役職者がストアマネジャー/店長職にも就きやすくなると言えます。

 

なので、結論としては、特殊な業界であり相変わらず古い体質が残存しているとは言え、近年になってようやく、女性が働きやすく、希望すれば管理職にもなりやすいような体制が整いつつあるとお話しして、私からのお返事とさせて頂きます。

 

 

以上、十分な回答になったかは分かりませんが、今回はこれくらいにしておこうかと思います。

 

また何かありましたら、どうぞお気軽にご意見/ご質問等お寄せ下さい。

 

コメント頂ける方は、下の方からお願い致します。

 

 

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[記事公開]

2017年10月21日

4 comments on “ぱちんこ業界って、女性管理職は増えて来ているの?-回答

  1. 通りすがりの名無しさん

    お初にお目にかかります。過去の記事は読ませていただいておりましたが
    最近の記事、凄く参考にさせていただいております
    他産業にも言えることですが、労働人口の減り方が(体感的に)早く、その対応として女性が増えるのは自然な流れだと思います
    今後も更新頑張ってください。陰ながら応援しております

    Reply
  2. ゴンザレス

    むさい無愛想な男に接客されるよりは、愛想の良い女性の方が良いですねw

    子育て世代を応援するなら、シャワー設備や髪の毛を洗える洗面台が、ちょっと嬉しいかもしれませんね。子供のお迎えする時に、タバコの臭いをプンプンさせながら行きたくない人もいそうですから。抱っこする時に「パパ煙草臭い」なんて言われたら泣ける自信があります。私は独身ですが(笑)あと親本人が吸ってたら無意味ですが(´・ω・)

    Reply
  3. Emily

    詳しく回答いただきまして、ありがとうございました。
    マルハンのHPは拝見していましたが、実際はどうなのかな?と気になっていました。女性が管理職として活躍する時代も目前なのですね。
    産休育休やキャリアアップ制度があったとしても、以前、お客様とのトラブルで殴られたりすることもある、と管理職の方から聞いたことがあったので、やはり店長や副店長を担う方は男性ではないと対応が難しいのかなと思ってました。

    メーカー側はどうでしょう?激務が予想される開発チームはやはり男性メインでしょうか。

    Reply
    1. 楽太郎 Post author

      Emily さん
      メーカー側の事情までは情報が無いですが、サミーは新卒採用戦線で女性に人気があるらしいですね。
      なので、純粋なパチンコメーカーというよりは、総合的なアミューズメント/ゲーミングマシンメーカーとしての側面がある企業の方が女性ウケが良いのかも知れません。

      じゃあ、採用されてそれがしっかり定着して、配属部署ごとにどんな感じの男女構成比で・・・となると更に情報が無いですが、開発畑というのはメーカー間で引き抜きがあったり、かなりのノウハウを必要とする部署のようですから私見ではまだプログラミング/開発部署には女性は多くは無いものと推察します。

      満足にお応えできなくてスミマセン。。。

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