エヴァが出るたびに思い出す-パチンコ新機種は3万台なら普通に完売していた狂気の時代

今回は、思い出話をしてみます。

 

お盆明けはどらむヱヴァ

お盆明け1発目の入替として、8月20日にCRどらむ☆ヱヴァンゲリヲンPINKが出て来ます。

 

この機種や、その後の同じフィールズ販売案件である軽いタイプ機のミリオンアーサーおよびグレンラガンと、同社が鼻息荒くPRしているちょっとした話題機である究極神判との「関連性」についてですが、エリア差や営業規模によって違いはあるかと思いますが、私が情報交換していたり色んなホールに出入りしている中小販社さんなどからヒアリングする限りでは

 

  • 「究極神判の販売は5,000台です」
  • 「どらむヱヴァ、ミリオンアーサー、グレンラガン、これらを適当に買っておいて頂かないと、割り振りできません」

 

といった主旨のセールスになっているエリアが多い模様です。

 

販売上のガイドラインに違反するアナウンスも

私に関しては、営業マンには申し訳ないですが、より突っ込んで

 

「(どの機種を■台購入した場合、究極神判が●台といった)割合の目安はあるの?」

 

と聞いたところ、

 

「割り振りの目安も、どの機種がいわゆる決定的な機歴になるかなど、私の立場では何とも言えません」

 

「ですが、どれもお付き合いが無い状態で究極神判だけ欲しいと言われましても、営業部署としては割り振り出来ないと判断し、それをそのまま楽太郎店長にお伝えしなければならなくなる可能性の方が高いです」

 

という回答でした。

 

新機種の製造/販売には限りがあるので、ニーズ過多の場合は社内的な基準に則っての割り振りが発生するのは当然でしょう。

 

しかし、ぱちんこ業界に限らず、上司から

 

「何が何でも売って来い」

 

といった追い込みを掛けられている営業マンも沢山居ます。

 

そのプレッシャーによって、普通に考えれば売りにくいミリオンアーサーやグレンラガンを強く関連付けてアナウンスし、問題に発展する営業拠点も必ず出て来るものと見通しております。

 

そういった観点では、私が付き合っている同社営業マンは、決定的にマズい事には触れずに説明をしたと言えます。

 

しかし、情報交換している知人店長の場合ですと、

 

「究極神判を5台欲しい」

 

と希望を出したところに、

 

「一応、3機種どれも買っておいて下さい。それで究極神判を何台用意できるかは分かりませんが、購入がない場合は絶対に用意できない機種です」

 

というアナウンスを受けています。

 

こういった事情は、Twitter中心に、今年の6月あたりから何度もお話ししておりますし、過去記事でも何度もお話ししている事ですから、ここではこれくらいにしておきます。

 

【参考】2017年12月16日公開

『メーカー団体が全日遊連に「独占禁止法コンプライアンスマニュアル」を送付-その①』

 

『メーカー団体が全日遊連に「独占禁止法コンプライアンスマニュアル」を送付-その②』

ねこバキュン

10年昔は凄かった「エヴァ」

さて、面倒な話題はこれくらいにして、今回の記事の主旨であるエヴァにまつわる昔話をさせて頂こうかと思います。

 

今から約10年前、エヴァというコンテンツ機の製造/販売を行うビスティ/フィールズは、ちょっとゴタゴタしておりました。

 

まあ、フィールズに関しては常に物議を醸していて、直近年では2016年末~2017年初におけるヱヴァ目覚めの時モンハン狂竜戦線の販売手法絡みでやらかして以降は、大人しくしていただけとも言える訳ですが、2006~2007当時は

 

・スロットトゥームレイダーで、セレクター/クレジット機能の誤作動が発生

※クレジットを不正に満タンにするゴト行為の防止のために採用した機能が、イレギュラーなタイミングでの遊技により誤作動し、遊技不能になるという内容

 

・上記トラブルを問題視した全日遊連が同社に補償/事後対応を求めたところ、次機種の割引き或いは代替機としてロッキーバルボアを用意する等の対応を検討している旨の回答を行ったが揉める

 

・話題機であったCR新世紀エヴァンゲリオン奇跡の価値は の受注/納品であたふたする。

10万台規模の製造/販売予定に対して、2倍以上にあたる約20~25万台規模の案件が入る。

これには「1島以上/24台以上で最速導入」「それ以下の場合は、4週以上遅れての納品や、割り振りゼロの場合も有り得る」などと案内段階で露骨に台数指定した事も影響していたため、全日遊連が中小ホール保護の観点からクレームを入れる

 

こういった事がありました。

 

20代の若い読者の方からしてみれば、エヴァにこれほどまでのニーズがあった事自体が、びっくり仰天かも知れません。

 

当時の主要機種

前段でエヴァ奇跡の価値は について軽く触れましたが、いかに話題の新機種とは言え、全国のホールから20万台以上の案件が入るという時点で、今の業況からすればとんでもない時代である事は伝わるかと思います。

 

2006~2007年当時は、まだ旧MAX機が席巻していた訳ではありませんでしたが、特定の機種で1~2島や1コーナー/列を構成する大味な機種配置が目立っておりました。

 

例えば、

 

  • スーパー海物語M55(2つスぺックあり)
  • スーパー海物語SAE(いわゆる「白海」)
  • ウルトラマン
  • 初代冬のソナタ
  • 清流物語
  • 美空ひばり

 

パッと思い付く範囲だけでも、ここらへんの機種は結構な台数を抱えているお店が目立ちました。

 

また、直近の海と「関連付けて」セールスされたCRムツゴロウの動物王国なんかも、

 

「なんでこんな機種がこんな台数入っているのか!」

 

と驚くような場面もあったりしました。

 

ちなみに、最初に挙げたスーパー海物語M55などは、全国でたしか50万台以上の設置台数を記録した、直近約10年くらいの中ではTOP水準のシェアを誇った機種です。

 

それ以外の機種でも、

 

  • 販売時期が良い
  • 適当に話題性がある
  • ビッグコンテンツ機である
  • 台数縛りがあるので多めに買っておく

 

などといった理由で、3万台くらいの販売台数であれば、普通に完売していた記憶がありますので、やはり今の感覚からしてみれば、普通じゃない時代だった、という事になるかと思います。

 

ここで軽く当時のマクロデータを調べますと、2007年(平成19年)におけるホール軒数は13,500軒水準であり、パチンコ機の設置台数は295万台という水準です。

 

今年の6月5日時点でのパチンコ機の設置台数は218万台水準であり、ホール軒数は10,300軒水準という現状ですから、いかにこの10年で、ぱちんこ業界全体において大きな変化があったのかが、お分かり頂けるかと思います。

 

読者の皆さんも、各々の観点で時代の変化を感じる場面は多々あるでしょう。

 

私に関しては、エヴァが出るたびに、

 

「10年なんて、本当にあっという間だなあ」

 

と思わざるを得ません。

 

 

以上、新作エヴァに絡んで、ちょっとした昔話をさせて頂きました。

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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[記事情報]

2018年8月8日公開

5 comments on “エヴァが出るたびに思い出す-パチンコ新機種は3万台なら普通に完売していた狂気の時代

  1. 匿名

    前はホールが大馬鹿だったからねぇ
    新台に飛びつく鴨ネギだったもの

    今はただの馬鹿だからねぇ
    どうしようもないよ

    救いようのない馬鹿ですわ

    Reply
  2. ゴンザレス

    メーカーにしろホールにしろ、コンプライアンスだの遵法精神だのを意識してない企業もまだまだ多いし今更・・・

    それに、例えばこういう商法に対して組合単位で購入拒否運動をするわけでも無いし、結局は「悔しいけど買っちゃう!」という流れになるんでしょ?

    客から見れば抱き合わせで売るメーカーも、結局は抱き合わせで買うホールも同罪にしか見えん(´・ω・)

    Reply
  3. 匿名

    ユーザーの減少は、必ずしも規制やメーカーだけのせいではないのでは?時代が変わり行くのにその多くがついて行けないのであれば衰退するのが必然。
    メーカーの販売手法は悪いのか?「3個で1000円」みたいな商法やセット販売、長期契約による割引、携帯の2年縛り等々その賛否は両論かと。商品購入時に見返りや何かしらのサービスを要求したりしてないか?自らの行動も見返してはどうだろうか?
    メーカーも台によって値段を変えれば良いのに。人気コンテンツは1台100万円とか不人気台は20 万円とか。そもそもメーカーを上場させてしまっているのが問題じゃないだろうか?業績を上げないと株価は下がるし、なかなか長期的な視点の経営が出来ない。ホール関係者や組合は普段威張りくさってるだろう。だから足元を見られる。同情の余地はない。

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  4. daidai

    難しいなあ。
    台数が限定されているので、メーカーは「線引きの必要がありますよ」というタテマエで、「お得意様」を優先するのは直ちに独禁法に反しない。
    抱き合わせだったら同法違反だけど、「お得意様の選別です」という趣旨で機歴があるので、そこは上手く逃げている。
    しかし機歴による線引きは必然的に大手有利になり、しかも大量導入割引とかもあるだろうから小中規模は太刀打ちできず、結局はユーザー(打ち手)にも影響が及んでいく。
    目先の売上しか考えない(これはメーカーも店舗も。かつ目先に新台を打ちたいという打ち手側も)発想が今の業界衰退の一因となっているのに、そこには全く手をつけない。
    メーカーとして「人気機種ですので、できるだけ広く行き渡らせたいと考えており、大手様の大量導入のご要請につきましては、〇台限りでご対応させていただきたく・・・」ってことは絶対いえないんだろうなあ。営業現場的には。

    Reply
  5. 匿名

    あまりこんなこと書きたくはないのですが
    目先の利益しか考えてこなかったのは
    ホール企業側も皆おなじなんですけどね…。

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