パチンコ店は堂々と法令違反しているのに、どういう神経で客にハウスルール順守を要求しているのか?-回答

今回は、ホール側の者の法令順守意識に関するご質問にお応えします。

 

michi さんからのご質問

michiと申します。

 

ここ最近少し気になったことがあるのでメッセージさせて頂きました。

 

本題ですが、気になったことというのはこの業界の倫理観についてです。

 

あまり触れてはいけない話題のようですが、クギをたたくことによる調整は法律上禁止されているのですよね?

(過去の経緯とかは差し置いて)

 

クギシートなるものまであるという話ですが、最近の記事で全く見ないというような事が掲載されておりました。

(注:シートを一度も使った事が無いお店もある、或いは完全に無視している、という意味)

 

コンプライアンスという点では如何なものかと思うのですが・・・

 

【参考】こちらの記事をご覧頂いて、お問い合わせに至った模様です↓

2018年10月9日公開

『【東京エリア市場雑感】都内の多くのパチ屋は、釘確認シートを使っていない』

 

こういった状況の中、お店の中ではローカルルールとして止め打ち・変則打ちを禁止されているのですが、自分たちは法律を守らないのにローカルルールを作って利用者にはそれを守らせるというのは、どういった神経で実施されているのかと思いまして。

 

利益の前ではきれいごとなどないということかもしれませんが、業界の中で一般的な考えとしてどうなっているのか、ネタになるようなら記事にしてください。

 

当たり前すぎてネタにならないようなら、ご多忙のようですし、無視して頂いて構いません。

 

お目汚しでしたが、よろしくお願いします。

________

ここまでが、michi さんからのご質問です。

(全文そのままです)

 

それでは回答です。

ねこ新聞

回答

結論

ぱちんこ業界の異常性については、私も含めた1970年代生まれまでであれば、キャリアの中で程度の差はあれ経験している事です。

 

どこらへんに程度の差が生じるのかと言えば、

 

  • 営業エリア
  • 当時の役職
  • 営業規模
  • ホール企業(経営者)としての考え方

 

こんな感じです。

 

過去記事やTwitterにおけるフォロワーさんとの遣り取りにおいて、私はよく

 

「1960年以前の生まれの業界人には、まともな者は1人も居ない。

金銭感覚、社会常識、人間性など、どれか1つ或いは全部狂っている者ばかりで、そういう者が要職に就いている会社も沢山存在するだろう。

だから、ホールにおける諸規制違反や法令違反がこの期に及んでも横行し、不公正販売といった問題もまず解消される事は無い」

 

「私も含めて、1970年代生まれの業界人の多くは、不正が当たり前の時代にキャリアの若手であったため、当事者であると言える。

異常な業界の慣例や常識で教育されているので、それ以降の若手世代と比べた際に、旧世代寄りの業界人と言える」

 

「1980年代以降の業界人は、程度の差はあるが全体として見た際には一般企業の会社員とそこまで大きくは意識の面で変わりはしない。

旧世代の”常識”や慣例に対して不満を持ったり、法令に則ったやり方に改める事が当然と思っている者も多い。

ただし、所属会社や業界内においては、実行に移すだけの力(実行力、技術力、発言力)や権限、実績が無い/少ないと言える」

 

こういった主旨の事をお話ししています。

 

この流れで、今回の

 

自分たちは法律を守らないのにローカルルールを作って利用者にはそれを守らせるというのは、どういった神経で実施されているのか

 

こちらのご質問に、お応えするならば↓

 

旧世代の中には、ぱちんこ業界は他の業種と違って特殊だから、大っぴらにバレたり行政処分さえ受けなければ何をやっても良いとさえ思っている者も居る。

 

また、利益の前には、法令順守の優先度は低いと考えている者も居る。

 

最悪の場合は、組合組織の申し合わせ事項や、釘確認シートに代表される諸制度運用上の取り決め事項、警察庁の通知に対して、ファイティングポーズをとる者さえ居る。

 

そのような者が決定権を有しているホール企業では、「自分たちは法律を守らないのにローカルルールを作って利用者にはそれを守らせるというのは、どういった神経で実施されているのか」という問いは「それとこれとは別問題」として、そういった事を考えた事すらない場合もある。

 

現在統括、エリア長、営業部署の上位役職者クラスには1970年代生まれの者が多いと思われるが、その世代は旧世代と新世代の中間的な存在であり、業界に対する世間の目や依存問題対策、射幸性の抑制、法令順守等を意識して、従来的な営業手法や考え方を改めようと試みている。

 

1980年代以降の生まれでも、業界入りした年齢が早かったり、早い段階で決定権があるポジションを用意するホール企業であれば、旧世代の悪いところを見ながらキャリアを積んで来た者も居る。

彼らの、従来的な営業手法や考え方を改めようとする意識は、より一層強い。

ただし、所属するホール企業や組織によっては、旧世代の考え方に感化されてしまう場合もあり、釘調整に関しては特に「業界の伝統、継承すべき技術」として認識している者も居る。

 

・・・こんな感じになります。

 

回答としては以上になりますが、これだけでは、今回ご指摘を受けているホール側の倫理観の問題であったり、世代によっては法令など完全に無視して営業して来たが世代を経るごとに段々と改善させている状況がイマイチ良く伝わらないと思います。

 

なので、資料として↓

 

  • 私の手元にある旧時代の不正機器の現物
  • 旧時代の不正事例
  • 約15年前の行政講和の内容
  • 釘調整が当たり前だった時代の、メーカー/販社提供の釘運用シミュレート表
  • 釘調整の考え方について(ホール役職者座談会の内容)

 

こういったものをご覧頂く事で、

 

「ユーザー目線では今でも十分酷いけど、20~15年前がこのレベルなら、ある程度はマシになっているのかも…」

 

と思って頂ける場合もあるかと思います。

 

また、その一方で、

 

「でも、やっぱり考え方がおかしい業界だよな」

 

とお思いにもなるかと思います。

 

ここらへんのご判断はお任せ致しますが、私としては業界の事を判断するための材料を提供するという意図もあって、このようなブログを運営しておる次第ですので、その材料だけは何点か提示させて頂こうかと思います。

 

資料/昔話には、過去記事やTwitterで紹介したものも含まれています。

 

それでは、ご覧下さい。

 

資料/昔話①

不正機器の使用による、モーニング/イブニング設定の手順書

三洋機種不正:FAXでのセールス

海3R不正1台

海3R不正2

海3R不正:FAXでのセールス

 

不正ハーネス等

海3R不正1

海3R不正2

海3R不正3

※正規のハーネスの途中に、不正基板を噛ませているタイプです

 

資料/昔話②

スロット営業における不正行為について言及した行政講和↓

 

2004年(平成16年)2月27日

全日遊連 緊急全国理事会

 

警察庁生活環境課 課長補佐 若田英氏による行政講話の一部

 

折角の機会なんで、最後に不正についてお話をさせていただきたいのですが、今のポストに来て2年半、3年位になるんですが、かつて無いくらいヒドイです。

 

唖然とするしか無い。

 

これは、地域的に温度差があるので、全国47都道府県がこうだという認識を持っている訳ではないんですが、少なくとも、幾つかの県では、一部の不正の輩という言葉が当たらない。

 

1つの裏ロム業者が、1つの通りを挟んだ、全店にやっていたりするんです。

 

隣がやったから、良かったからじゃないんですよ。

 

裏ロムを取り付けている日を見ると、皆一斉に契約しているんですよ。

 

これでは、不正の一部の輩という言葉はおかしいとおもいませんか?

 

ある地域全部ですから。

 

そうなると、新規則施行後にBモノが多くなるから取り締まりを強化してくださいって言葉は何なんですか?ってことになります。

 

今だってヒドイです。

 

不正改造が多いある県で不正撤廃決起集会を開催されて、一人一人から「うちは不正をやっていません」という拇印捺印をもらって、出して頂いた県が幾つかありますが、今の道路で全部やっていた県はその中の1つです。

 

どういう顔してサインしたのでしょうか?

 

ある意味で、今回の規則改正にまつわる作業、その後の皆さんの自主的取り組みで、こういう不正をやる人達をどうやって排除していくかを、真剣に考えなくてはならないと思います。

 

今お話した、みなしだとか、認定とかの話の中で、きちんとした制度を作って皆さんに不平等が無い中で競争ができる環境を作っていきたい。

 

そのためには、そういう不正な人達が我がもの顔で歩けない状況を作っていただきたい。

 

我々も頑張りますので、皆さんもそういったものを押し出す力を作って発揮していただきたい。

 

今全日遊連さんとか関係団体の方と、施行後にどういう環境を作っていくかについて、色々お話させて頂いている最中ですので、各県でご協力を頂いて、各県でもこういう話をして頂きたいと思っております。

 

不正改造に暴力団の関与があったりですね、ある県ではある不正改造事件で100台以上の不正機を押収してきた。

 

その同じ業者の他の店で、変更承認が出てきて、ロムチェッカーを通して見ると全部NGだった。

 

よく変更承認申請出せます。

 

許可営業というものをあまりにバカにしてませんかという感じです。

 

その営業者をどうこうというのは、事件捜査とか行政処分でやっていけばいいことですから、それは公安委員会の仕事です。

 

ただ私が言いたいことは、こういう人が蔓延しないように、どう止めるかについては、「みなし遊技機」とか認定といったことを1つずつ確実にやっていくしかない。

 

自分の所は大丈夫であっても、その隣の県では同じことがあって、すぐそれがドミノ倒しのように、いつ襲ってきてもおかしくありませんから、綺麗なところは、それが蔓延しないように、きちんとした防止策をとっていただきたいと思っております。

 

長々と申し訳ありませんでした。

私の方からは以上であります。

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資料/昔話③

既に引退していますが、過去記事でも紹介した、私の釘の師匠の昔話を再掲しておきます↓

 

以前見ていた別法人店舗の営業エリアでは、組合の会合の時に生活安全課担当者が乗り込んで来て「イジってない店は、血判捺せ。全店捺せるよな?」と促して来て、「裏モノ設置してません、今後も設置しません」という拇印付きの誓約書を作らされた事もある

 

事務所の電話帳に、謎の個人名の番号が沢山記載してあるような店は、大体はかつてカバン屋と取り引きしていたり、第一線からは引退したヤクザを”地元の有力者”扱いで「チンピラがゴネた際などの落着係」にしていたり、退官した所轄担当者(必ずしも生活安全課ではなく別部署の場合もあり)と「個人パトロール」付き合いや「困った時の相談役」にしていた店だと考えて良い

【参考】2018年4月19日公開

『昔の裏モノスロット機の設置事情についてのご質問-回答』

 

資料/昔話④

前述のように、いかがわしい業者が、不正な基板を後付けした部品を用意したり、イジってくれたりするのは何も遊技機に限った事ではありません。

 

例えば、計数機の計数実数値と表示/チケット印字する際の数値にギャップを作り(例:1000枚以上の計数時に数枚分カットする、など)その分を店側の利益とするといった行為にも、そういった闇の業者が関係していました。

 

こういった事情はどのエリアでも「悪い噂」が立つお店は必ず存在し、私の営業エリアに隣接したエリアにも1店舗、パチンコ計数機の数値がおかしいと言われているお店が存在していました。

 

15年以上前に閉店していますのでもう少し細かくお話ししますと、平常の営業時間中にはまず使用しない計数機が1台島中に付いていて、それが「稼動ピーク時の玉流しラッシュや、閉店前の先流しでのみ」使用される模様で、「その数値が低いのでは?」という疑いがもたれていたというケースでした。

 

ひと昔前は閉店まで粘るお客さんも非常に多く、十数箱持っているお客さんに対しては「閉店直前は計数が大変混雑しますので、先に足元の■箱だけ流してもよろしいでしょうか?」といった声掛けをするのが一般的でした。

 

その際、お客さんは遊技中で閉店までに1回でも多く当てたいと液晶画面に集中しますから、スタッフに預けた玉がどうなったのかいちいちチェックしていません。

 

そういった状況で、「イジってある」計数機で大量計数して、所定のカット割合で店側のプラスにしていたのでは?という疑惑があったお店と言う訳です。

 

もちろん、真偽のほどはもう分かりませんが、エリア内では割と良く知られた事例と言って良いかと思います。

 

実際に警察沙汰になった事例としては、業界メディアの過去記事をご参照頂ければ宜しいかと思います。

 

今お話ししたような事と似たような内容が紹介されています↓

[参照]WEB Green Belt 2003年10月17日up

『計数機不正でパーラー経営者逮捕』

 

資料/昔話⑤

釘調整ありきの時代にメーカーや販社がホール側に提示していたシミュレート資料

メーカー提供の調整シミュレート表

ゲージ/ピッチ表

釘調整シミュレート表

 

資料/昔話⑥

最後に、業界内において良く話題になる、「釘調整の言い分」について端的にまとまったものを紹介して締めようかと思います。

 

『東京都遊技業協同組合 創立50周年記念誌

50th anniversary

伝統、そして未来へ』

 

こちらの記念誌における青年部特別座談会

 

「新しい時代に向けて我々がすべきこと」

 

こちらの内容における、今回のお問い合わせに直接関係する箇所(P.69~70)を1枚にまとめたものがこちらです↓

都遊協創立50周年

©東京都遊技業協同組合 東京都遊技場組合連合会

 

 

資料等は、以上です。

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

コメント頂ける方は、下の方からお願い致します。

 

 

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[記事情報]

2018年11月10日公開

9 comments on “パチンコ店は堂々と法令違反しているのに、どういう神経で客にハウスルール順守を要求しているのか?-回答

  1. 徳名

    先日焼肉屋に行った時の話、
    最初に単品メニューを沢山頼んで、散々飲み食いした後に、よく考えたら食べ放題コースのが安い事に気が付き、
    「食べ放題・飲み放題コースに変更して!」と言ったら「最初に言わないと無理です」と言われた。
    しかもその店は生レバーを提供しており、その違法の生レバー代金まで確りと会計に含まれていた!

    自分たちは法律を守らないのにローカルルールを作って利用者にはそれを守らせるというのは、どういった神経なのだろう?

    Reply
    1. パチ歴3年

      途中から食べ放題飲み放題に変更は、話が違うような気がします。金額も提示してるならなおのこと。

      Reply
  2. 匿名

    先日ピンサロに行った時の話、
    最初にフリー20分コースでを沢山ジュポジュポして、散々延長した後に、よく考えたら80分コースのが安い事に気が付き、
    「80分コースに変更して!」と言ったら「最初に言わないと無理です」と言われた。
    しかもその店は生フェラーを提供しており、その違法の生フェラー代金まで確りと会計に含まれていた!

    自分たちは法律を守らないのにローカルルールを作って利用者にはそれを守らせるというのは、どういった神経なのだろう?

    Reply
  3. 徳名

    ちょっと待て!
    生フェは違法なのか?

    いや仮に違法だったとしたも
    生フェ代はコース代の中に含まれるだろ

    しかし
    釘シートを使用しないパチンコ店
    ゴムを使用しないマッサージ店
    どちらも法律を守らないくせに、
    お客にルール守らせるなんて
    どういった神経

    Reply
  4. ねこたろう

    旧2ちゃんのパチスレや常時山本氏の旧ブログのコメント欄のようになってきましたね。
    今日もコメント欄が大盛況で何よりです。パチンコ屋もこれぐらい活気づくといいですね。

    Reply
  5. 匿名

    どんな汚い組織に於いても
    地位とある程度のお金を手にしたお猿さん達は
    永久に自らの間違いを正すことは出来ないということでしょうね

    Reply
  6. 匿名

    スロット覚えたてで、初めてコインをカウンターに
    流そうとしたとき、場所がわからずパチンコのシマに
    きてしまった。で、パチンコのカウンターにコインを
    流してしまった・・・
    その後、店員がピンセットみたいなもので1枚づつコインを
    カウンターから取り除いていたが、
    「おまえわざとか?」とかイヤミを言われた。
    オレはぜんぜん悪くないのに、イヤミを言われてアタッマきた。

    Reply
    1. 匿名

      勝手にパチンコのカウンターにコインを流したくせに

      「オレはぜんぜん悪くない」のに、イヤミを言われてアタッマきた。

      自分たちは店のルールを守らないのにいちゃもんコメントを作って他人のブログで逆ギレするというのは、どういった神経なのだろう?

      Reply
  7. かわいそう

    偉くなればなるほど頭を下げるのを拒否する。
    自分の言ったことは全てにおいて正しいしそれを平然と押し付ける。俗いうパワハラ
    そういう問題はテレビなどでも取り上げられて問題視されてましたね。

    今のパチンコ業界は社長や幹部クラスはグランドオープン以外は店を覗きに来ないとよく聞きます。昔は忙しい土日祝日なんかは降りてきて玉運びしたりお客さんの話をよく聞いてくれたもんです。
    現場の状況が分かっていない経営者が店長に命令するだけのシステムでは今後も良くなるとは残念ながら思えません。

    Reply

コメントをどうぞ! ※2018年に入ってから、本社業務が加わって忙しい立場になってしまいました。返信ご希望のご質問などは、お問い合わせフォームをご利用下さいませm(_)m