今回は、メーカーの動向に明るい情報提供者(以下、A氏)との遣り取りの内容をご覧頂きます。
Contents
情報提供者A氏との遣り取り内容
楽太郎
「便宜上6.1号機と呼ばれている、通常時ベースを若干低減した型式の保通協持ち込みが始まりますが(注:2019年11月1日~)」
「これは、そんな動きはない、いやある!みたいに情報が錯綜しましたが、事実なんですよね?」
A氏
「事実ですね」
「早い段階からホールさん側にその動きについて半ば正式にアナウンスしていたのは、三共、ユニバーサルあたりですかね」
「この内規で適合した場合、凄く早ければ春先にはホールデビューという事になるかと思います」
「あと、フィールズなんかは、拠点によっては10月初旬から営業マンが”今回なのか、来年なのかは分かりませんが、有利区間の撤廃もあり得ますよ”的なアナウンスをしていた模様です」
楽太郎
「そこに向けて動いている主立ったメーカーは、やはり大都、ユニバーサルあたりでしょうか?」
A氏
「そうですね」
「まあ、本音を言えば、ホールさんにとってメイン機として運用してもらえるような強タイトル機を4~5万台水準で冬季賞与商戦に充て込む形で売りたかった訳ですが、どうにもこうにも適合しないので、もう考え方を変えている感じです」
「ホールさんが粗利作りしやすい、重宝してもらえる内規で、ユーザーが期待している強タイトル機をしっかり造り込んだ型式で適合させて納得感を持ってリリースする、こういった考え方ですね」
楽太郎
「勢力図は変わりますか?」
A氏
「いや、大局的には、5号機時代に強かったメーカーは強いまま、それ以外はサブ要員です」
「開発力という観点で”突破力”があるのは大都とユニバですね。ホール/ユーザーも含めた顧客ホールド力が強いのは北電子・・・というか、ジャグラーです」
「おそらく、唯一じゃないですか?余程変な”改悪”でもしなければ、5号機の客層をそのままホールドできるタイトル機は」
「大都は一時的にシェア増になるかと思います」
「まあ、個人的には、大都はスロもいいけど当然Pリゼロ造ってるよね?と(笑)」
「これ、1/200近辺で作れれば、ホールさんの方にも需要が出て来ます」
「大都としても、スロ売る時に”関連付けて”・・・じゃなくて、忖度で買って貰える可能性が高まるので、私は絶対これ造るべきだと思いますね」
「一方、ユニバは一時的にシェア減になるでしょうが、4号機時代からの持ちネタの強さは業界随一です」
「また、改正規則上、メインタイトル機に対するスペック面でのダメージが大きいという事で、北電子の先行きを危ぶむような声もありましたが、それは見方が甘いんじゃないでしょうか」
「さすがに、300枚取れる5号機が市場に残存している内はそっちが動く訳ですが、これはAT機だろうが何だろうが、同じ事です」
「ユーザーは、より強いスペックを支持しますからね」
「ですが、新規則機に完全に移行してしまえば、ジャグラー客はこれまでと変わらずに6号機ジャグラーを打ってくれるものと見通します」
「ホールさん側は、従来的な水準よりは低下した粗利でジャグラーを運用する訳ですが、これは抗えない事であり機械産業の宿命ですから、そういうものだと開き直ってしっかりと運用して頂きたいですね」
「払出性能や機種評価といったものは、絶対評価ではなく相対評価の趣きが強いです」
「なので、同じタイプ(注:確率帯)、ジャンル(注:ノーマル、RT、ATなどの仕様上の区分)で実績勝負になったら、一部エリアではハナでしょうが、全体として見た際にはやはりジャグラー1強の構図になる可能性が高いと思います」
「あと、サミーなんかは、4号機タイトル機の掘り起こし方次第では、ひと花咲かせるかも知れません」
「年内に、北斗天昇とエウレカをまともな造りで持って来れた、これは大きいです」
「その後は、やはり重要なのはアラジンですかね」
「これを、最低でも3万台水準でブチ込んで、メイン機として長期稼動の実績を作る事が必要です」
「増販なんかできれば最高ですね」
「前作は、変に捏ね繰り回して造った結果、コケてますからね」
「ちょっと話が脱線しましたかね」
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楽太郎
「いえ、じゃあ、ZEEG筐体が増えるんですかね、来年は」
A氏
「そうですね」
「間違いないです」
「ちょこちょこ誤算はありますが、ユニバの方で」
「やっぱり、ハーデスがキツかったみたいですね、適合させるのが」
「これ、延び延びになった場合は、出すのは来年9月以降になるんじゃないかという観測があります」
「・・・あ、そうだ」
「1点、情報提供するの、忘れてました」
「ZEEGの筐体って5つあるじゃないですか」
「もう1タイプ、追加されますよ」
[参照]ZEEG HP 製品一覧 ©ZEEG Co.Ltd.
A氏
「これ、仮にですが、今のところでは”4リール筐体”と呼ばれています」
楽太郎
「4リール?」
「もしかして、筐体上部に横回転仕様で据え付けた”大花火”型のやつですか?」
「おお~!」
A氏
「残念」
「違います」
楽太郎
「まさか、山佐タイプですか?」
A氏
「そうです」
「山佐の初代バイオハザードとか、鉄拳エンジェルみたいな、あんな感じのイメージです」
「サミーのインフィニィティ筐体、ラグランジェとかアラジンAⅡとか、ああいうのとは違って、リール4つともボタンがある造りですね」
楽太郎
「どの機種で使うか、決まってるんですか?」
A氏
「もう、ハード面は完成しています」
「なので、何を載せるかだけなんですが」
「可能性としては、沖ドキ、コンチ、ここらへんです」
「まあ、コンチですかね」
「申請用の筐体は、それで組んでますから」
「凄く早ければ、来年の春には出ますよ」
楽太郎
「ユーザーが何を支持するかは、分からないものですからね」
「楽しみにしておきます」
「ところで、さっきの有利区間の撤廃に向けた動きですけど…」
A氏
「有利区間撤廃の動きについて、実現の可能性はあるか、という事ですか?」
「いや、早期に、無くなる、という事はないでしょう」
「主要メーカーも、そういった考えを持っています」
「その代わり、と言ってはなんですが」
「昔、KPEがガン×ソードの時にやったような仕様、いわゆるスラッシュATですね、あれに近い仕様」
「あの辺のゲーム性を許可してもらえるように、働きかけているようです」
「制限は付くでしょうが」
「それがOKなら、多少はゲーム性に幅を持たせられますしね」
「いずれにしても、適合率上昇という狙いを持って動いているのは事実です」
楽太郎
「なるほどー」
「詳細に、ありがとうございましたm(__)m」
________
情報提供者との遣り取りの内容は、上記の通りです。
以上、今回は、これくらいにしておこうかと思います。
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[記事情報]
2019年11月2日公開
時間消費型の産業がこれからも支持を得られるか否かという境界線が今なのかな。
日本という国が残念ながら、これからどんどん下り坂に向かいつつある中で、パチンコ屋さんに時間つぶしで入ってくれる私のような人間の絶対数が減って行くのは、おそらく抗うことのない未来像ですよね。
私は、楽太郎さんと同世代なので元気なうちは(半ば)習慣のように遊びに行きますが、今の20代がそうかといえばそもそもパチンコ屋さんに行く習慣がない。
世代の違いでここまで価値観が違うと嫌になっちまいますが、彼らはテレビさえ見ないのですもん。
私の知っている3〜5号機までと6号機への実態としての変遷の違いは、規制云々だけではない大きな時代の変遷とタイミングがバッティングしてしまったことなんでしょうね。
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