ホールは稼動を増やすために1/319タイプ機ではなく軽めの機種を多く設置するべき-回答

今回は、パチンコユーザーの志向に関わるご質問にお応えします。

 

遅れて来た男 さんからのご質問

楽太郎さん初めまして。

 

毎日読ませて頂いています。

 

今日はパチンコの事で1つ質問させて下さい。

 

よろしくお願いします。

 

僕は大体旧基準の甘を主に打っていて、重いのでもシンフォギアのような大当たり確率1/200前後のライト(ライトミドル?)までしか打たないユーザーです。

 

理由は、パチンコは大当たりと確変で玉を増やさないと勝てない遊びなので”まずは初当たりを引く”という事を第一に考えて立ち回っているからです。

 

いくら出玉が2000玉、小当りラッシュ1/1、等と言っても、初当りが引けずにつまづいてしまうと投資金額が単純に吸い込まれるだけで終わってしまいます。

 

また、当たらないので楽しくないまま帰る事にもなり、次に打つ意欲も弱まります。

 

確変さえ引ければ甘やライトでも5000玉くらいなら十分出せますし、初期投資を低くする事もできます。

 

結果的に月で見た時に打席に立つ回数、確変を引く回数が増えるので、収支が安定する、と思っています。

 

僕の収支は大体毎月10万円前後のプラスで、マイナスになったのは去年に1度マイナス4千円という月があっただけです。

 

最大獲得はダンバインで7000、5000、7000と出して合わせて19000玉です。スパロボでも一撃で同じくらい出した事があります。

 

甘でも確変さえ引ければ夢を見られる、凹みを少なくできます。

 

今日お聞きしたいのは、1/399で確変85%のようなマックスが無くなったのに多くのユーザーはなぜ1/320のミドルをマックスのように追う打ち方をするのか、今でもホールの売り上げや稼動の主役は一番重い1/320スペックなのか?

 

という点です。

 

僕が出入りしている店でも、ミドルのコーナーは夜はそれなりに人はいるのですが、データをみますと当たらずヤメの台が目だつので収支は荒れているのでは?

 

と思う場面が多々あります。

 

パチンコは数字や絵柄が揃って玉が出るから楽しいわけですが、なぜ苦行のようなミドルで粘るのかよく理解できませんね。

 

楽太郎さんはパチンコ営業のプロですから、プロなりの視点があると思います。

 

ホールは稼動を増やすためにミドルではなくライト(ライトミドル)を多く設置するべきだと思うのですが、プロの視点ではそうではなかったりするのでしょうか?

 

実際のホールではどのようなデータになっていますか?

 

お聞きしたいのは以上となります。

 

よろしくお願いします。

________

ここまでが、遅れて来た男 さんからのご質問です。

(全文そのままです)

 

それでは回答です。

 

回答

参照:ビッグデータ

まずは、確率帯別で、実際の営業現場ではどんな感じのユーザー志向が見て取れるのか?

 

といった主旨のご質問がありましたので、これに対しては業界におけるビッグデータを参照したいと思います。

4P-625-2018

miraigate-626-2018

©DAIKOKU DENKI Co.,Ltd.

 

こんな感じです。

 

解説

数字の見方は人によって異なり、ある人は「この時期にこの程度の数字なら高い」と見たり、「低めの粗利で運用されやすい機種が多く設置されている確率帯だから、稼動が高めなのは当然」といった見方をしたりしますが、今回はそういった細かい事は割愛致します。

 

稼動の傾向としては、今回遅れて来た男 さんが日々の稼動で実感されているように、軽めのタイプ機の存在感が上昇していて、それによって4円パチンコ全体の稼動水準の底が割れるのを防止しているような数字に見えるかと思います。

 

「ミドル」=1/200~1/280に分類されるタイプ機の稼動がいま一つ振るわない要因としては、活きの良い機種がまともな設置台数シェアで稼動していないから、とも言えます。

 

この確率帯は設置台数シェアが大体5%前後しかなく、もしここに大工の源さん外伝や軽い方のまどかマギカのような機種が多めに出て来て、ホール側がそれなりの運用をすれば、状況は少し変わって来るかと思います。

 

また、新作北斗百裂乱舞のような「1/319じゃ初当りが重い&その割には出玉がショボい」機種が、気軽に遊びたいというユーザー向けにケアされてこの確率帯にスペックチェンジされたりすれば、面白いとも思いますが、そこらへんはメーカー側にも「大手ホールは1/319タイプの売り上げを欲している」という言い分があるでしょうから、これ以上は申し上げません。

 

軽めのタイプ機メインでは…

さて、今回のご質問では、遅れて来た男 さんからご覧になって、多くのユーザー、特に会社員層の事を仰っているのだと思いますが、初当たりにもあり付けないままミドル機で負けているお客さんが多いのでは?

 

というご指摘もありました。

 

これは、リターン期待値が下がっているのに、従来と同じ金銭感覚や時間感覚で現金遊技しているから収支が荒れ易くなっていて、そういう事情が「分っている」ユーザーから見れば、あまり良い立ち回りではないのでは?

 

このように言い換えても良い事かと思います。

 

これはある意味正論と言え、それゆえにまた別のご質問である

 

ホールは稼動を増やすためにミドルではなくライト(ライトミドル)を多く設置するべきだと思うのですが、プロの視点ではそうではなかったりするのでしょうか?

 

こちらへの回答として、

 

ホールは売上/粗利が欲しいから、最も初当たりが重いタイプ機をそれなりのシェアで設置している、という応えになります。

 

稼動だけを意識すれば、たしかに軽めのタイプ機メインの方がホール内の雰囲気づくりという観点でも貢度度が高いのは事実ですが、やはり「抜けた時に大きい」1/319タイプ機で新機種が出て来た方が重宝するというホールが多いのもまた事実です。

 

最後に

そんなこんなで、データを参照しつつ、パチンコのタイプ別稼動状況に関するご質問に、ごく簡単にではありますがお応えして参りました。

 

これは釘調整に関わる事なのであまり突っ込んだ事は申し上げにくいのですが、どんなタイプ機であっても、お店ごとの交換個数や営業スタイル(一回交換、定量制、ラッキーナンバー制など)、確率帯/スペックなどに応じた調整=叩き分けをマメに実施すれば、それなりの稼動水準は維持できます。

 

しかし、それが出来ていないから、業界全体として4円パチンコの稼動が振るわないとも言えます。

 

もちろん、回るかどうか、という事ですらなく、1玉=4円で遊ぶほどの価値をホール内に見いだせないという客層も増えていたり、或いは可処分所得の観点で遊技産業にそんなにお小遣いを振り分けられないという、ぱちんこ業界としては抗い難い事情もまた存在しているかと思います。

 

私としては、ぱちんこ業界、パチンコ稼動が「昔の水準まで戻って業界が復興」する可能性はゼロだと思っていて、せいぜい出来て「凄く悪い時期よりはマシ」な程度までの回復に留まると思っております。

 

もっと言えば、最盛期にまで戻す事を意識する必要すらなく、世の中的なニーズに見合うだけの産業規模で長く存続できればそれで十分とも思っております。

 

ここらへんの考え方については、所論あるでしょうし記事の本旨からは外れますので、今回はこれくらいにしておこうかと思います。

 

 

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皆さん、いつも、ありがとうございます。

 

[記事情報]

2018年6月26日公開

5 comments on “ホールは稼動を増やすために1/319タイプ機ではなく軽めの機種を多く設置するべき-回答

  1. daidai

    近隣のホールも「遊びやすさ」をアピールしていわゆるライトを増台していますが、それでも5割強が319タイプ、2割強が甘、1割が低貸し、のこりのせいぜい2割程度ですね。シンフォギア増台、(今更)ヤマト増台、AKBとか、どっから引っ張り出してきたのか古いライトの復活、という感じ。

    ただ、回んないんですねえ~回らなさすぎて「結局319に誘導しているのかよ」と言いたくなるくらい。
    以前楽太郎さんが言われてた「ホールは複数の価値を同時に提供しない」という言葉が重くのしかかります。

    Reply
  2. 通りすがり1号

    小当たりラッシュを確変ループさせると出玉が平均化してマイルドになることはメーカーもホールもわかっているはずなのに、1/319で出すことに固執するメリットっていったい…。
    それをあたかも爆発力があるように煽ってるから余計にたちが悪いですよ。

    Reply
  3. 匿名

    私は、初代ナナシーやマジカルランプ、オークスあたりの確率と出玉感覚を、無制限ではなくラッキーナンバー制にして運用するのがバランスがとれてちょうど良いと感じています。換金率は、2.5〜3円で。
    その昔、故田山プロと用賀のクローバーや日の丸で、ナナシーや一発台のミサイルを打っていた頃に戻って、あの頃の感覚で、純粋にパチンコを打ってみたいと思う時があります。

    Reply
  4. 匿名

    状態の良いシンフォギアと偽物語を打った。両方とも良スペックだと思う。シンフォギアは毎回ラッシュ突入のチャンスがあり、偽物語は100%STである。北斗無双の219verも良スペックだと思う。319verに比べたら連チャン性能は劣るが安定感がある。
    これらを甘く運用するホールには客が付いている。
    甘では、甘海やフィーバークイーン、フィーバーパワフル等々、100 %ST機が楽しめる。
    クソ台ばかりではなく、扱いがクソな台も多数あるってこと。北斗やルパン、ガンダム、ヱヴァ等のビッグコンテンツが1/199で出せは人気も出ると思うのだが。

    Reply
  5. ゴンザレス

    「ライトな台=甘い台」とは限らないのも難しいですね。いわゆる突破型も増えて確変ループ機が殆ど出ませんから、安定しにくいですし。

    おまけに『軽めのタイプ機の存在感が上昇』しているなら「だったらそこから利益を得なきゃ」と考えるのが、商売というもの。特に新台は、確変中も一般入賞口に入ることを前提としてるから、そこをゴニョゴニョして入りにくくすれば、簡単に客の利益を削れますし。

    全体的に軽めになってるなら、目標利益も軽めになれば、ちょうど良さそうではありますが、1度喰ったことのある美食の味が忘れられんのが、人の世の常(´・ω・)

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