2018年冬季賞与商戦真っ只中に思う-自店および近隣店舗の営業状況雑感

今回は、冬季賞与商戦真っ只中のホールの営業現場から見た、会社員層の遊技動向についてお話ししたいと思います。

 

楽太郎のお店、営業エリアでは

冬季賞与商戦入りしているホール営業の現場や頭取りによる近隣他店舗の稼動状況なども総合的に見れば、あくまでも私の営業エリア定点での印象ですが、数年前と比べますと、

 

懐具合が暖かくなったからといって、その使い道としてパチ屋を選んで貰えているかと言えば、決してそうではない

 

と思っております。

 

たしかに売上水準が向上する日は増えているのですが、あくまでも自社データではありますが、期待していたほどではなかったり、「ユニットサンドに投入した紙幣の金額分を使い切らない」お客さんが多いのが現状です。

 

こういった事は、営業数値のどこに表れて来るかというと、「当日精算金額」という項目の水準によってある程度察する事が可能です。

 

パチ屋の「売上」とは「貸出金額」の事であり、紙幣を投入した時点ではなく玉/メダル貸しボタンをPUSHしてもらって初めて売上金額としてカウントされます。

 

遊ばなかった分は、ICカード/コイン残高として、当日中であれば精算機で現金として払い戻す事が可能です。

犬ビール

この当日精算金額の増減に影響を及ぼす要素はいくつかあります。

 

①1万円券を投入して500円でオスイチを決めれば、残高は9,500円であり、お客さんの多くがこんな感じの遊技状況なのであれば精算される金額は大きくなるのは道理です。

 

そういった意味で、初当たりが軽い/重いという違いにまずは影響を受けます

 

②次に、設置している遊技機の「スペック(リターン期待値)の高低」、「釘の見た目」、「回り具合(スランプの大小)」などの影響も大きいと言えます。

 

これは、私などよりも、読者の皆さんの方が日々強く実感しておられる事でしょうが、張り切って遊びに来て、いざ玉を打ち出してみたらどうにもこうにも回らない…

 

これでは、遊技を続行する意欲が損なわれてしまいます。

 

当然の帰結として、

 

「やってらんねーから、さっさと帰っちゃうぜ!」

 

となる訳であり、こういうお客さんが多ければ精算金額は大きくなります。

 

極論を言えば、いわゆる「業務両替」を沢山される日があれば、一切打たない方に1万円分の残高を全額千円券で払い戻す訳ですから、売上が伸びないのに当日精算金額だけはどんどん上昇するといった状況にもなります。

 

③そして、これはしっかりとデータ化するのは難しいのですが、「生活状況も含めた、お客さんの懐具合」によっても影響を受けると思っております。

 

これはどういう事かと言うと、遊技に使用できるお金がそもそも多くない場合は、例えば1万円券を投入したからと言って、それを全部使うのではなく、ある程度遊んで残りは精算して退店する事になります。

 

あまり大きな声では言えませんが、自店の北斗コーナーは今の時期非常にオススメであり、運用レベルを上げて提供しています。

 

しかし、ホール巡回しながらお客さん個々人単位で遊技状況を細かく見させて頂くと、無双2をご遊技頂いて5,000円で115回転しているにも拘わらず、止めて帰ってしまうなどといった場面を結構見掛けます。

 

こういった際に私が思うのは、回る/回らないが問題なのではないお客さんが増えているのかな、という事です。

 

もちろん、遊べる運用で止めてしまうのには、お客さんご自身の懐具合以外の理由もあります。

 

  • 遊技環境として快適ではない
  • 遊技機自体が面白くない

 

こういった理由です。

 

しかし、まずはやはり自店の営業や機種運用に何か問題があるのかな、と考えるのがお店側の立場での王道であり、それでもやはり

 

「これくらい回っても、ユニットサンドに入れたお金を使い切るまで遊んでくれないのか…」

 

「景気が良いとか聞くけど、実際のところ会社員の可処分所得が増えている訳ではないらしいし、そういう状況でパチ屋で使って貰える金額が増える訳ないよな」

 

などと、色々と思う場面は多々あります。

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会社員の、実際の懐具合は?

世の中的には、色んな節々で景況感に関わる統計数値が発表されて、データ上では好景気であり民間大手では賞与水準が上昇しているといった、何やらいい感じの報道をよく見聞きします。

 

国家公務員についても、昨日参議院本会議にて賛成多数で可決した改正給与法によれば、8月に提出された人事院勧告の通りに、月給額も賞与額も引き上げる事となり、それによって平均年収額は3.1万円増の678.3万円となる事が決まっています。

 

会社員の動向が営業数字(売上/稼動/粗利)に大きく影響する余暇産業であるぱちんこ業界にとっては、こういった事は結構大事であり、この楽太郎もざっくりとした感じではありますが、大局観としてこのような統計データが発表された際やその推移については、いつも参考にしております。

 

例えば、国税庁調べによる民間平均給与によれば、2017年の給与額は432.2万円という数値になっていました。

 

これは、2012年から2017年にかけての雇用状況の好転が影響していて、5年連続での増加により、かのリーマンショック前の2007年の437.2万円という数値付近まで10年掛けてようやく戻って来たような水準と言えます。

 

また、直近で出て来た厚生労働省調べによる大卒初任給額については、今年の金額は206,700円になっていました。

 

これは、10年前の2008年(平成20年)の金額である198,700円と比べると、8,000円増という数値です。

 

こういった金額の推移は、近年の、全体として見た際の景気回復と、営業現場における人手不足感と言いますか労働力の確保が容易では無くなって来ているという事情を反映もしているのかな、と思っております。

 

まあ、

 

「そもそも、諸外国と比べて大卒初任給は低すぎるよね」

 

とか、

 

「副業が難しかったり、社員を社畜化する体質が日本社会にはあって、いくら景気が良くなったり水準が上がっているとは言え、まだまだこんなのじゃ早いうちに結婚して子供を作ったり、幸福度が高い生活を送る事なんてできないよ」

 

といった話も色んな場面で見聞きしますし、私もそのように思っております。

 

こうした中でも、時間やお金にちょっと余裕があって、

 

「気晴らしも兼ねて、今日はのんびりパチンコでも打つか」

 

「社会人になってまずは色々やってみたい、好きなコンテンツがスロットになってるみたいだから、チャレンジしてみようかな」

 

「思ったよりも良く回るな!確率分母までは打ってみよう」

 

といった具合に、いかに会社員層の支持を得るか、といった事が業界として大事であるか、現役店長の立場では強く実感させられるような時期がまさに今であると言えます。

 

もちろん、それ以外にも、若者からどう遊んでもらうかを考えたり、会社員の退勤後の短時間勝負に向いたタイプ機が沢山世に出て来ている割には、ホール側の懐具合が悪い事も関係して遊べる運用レベルの役物抽選機が少ない、といった問題もあったりしますので、事はそう簡単ではありません。

 

色々とお話しして参りましたが、冬季賞与商戦のちょうど中ほど、といった時期に、自店の営業エリアの状況をレポートさせて頂くと、ざっとこんな感じになっております。

 

 

以上、今回は、これくらいにしておこうかと思います。

コメント頂ける方は、下の方からお願い致します。

 

 

「近所のお店は、この時期どこも会社員客から全力で抜きに掛かっている。特にパチンコには、打ち気をそそる運用レベルの台なんか無いという方や、「なんだかんだで、毎日覗きに来ている」という常連読者の方は、1日1回のボタンPUSHにご協力願います↓ m(_)m
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[記事情報]

2018年11月29日公開

21 comments on “2018年冬季賞与商戦真っ只中に思う-自店および近隣店舗の営業状況雑感

  1. のんべえ

    客の財布の大きさを数字で捉える事が必要なのかなと思います。
    自店に来るお客がどれだけの月間予算があるのか想定した上で、
    店内の1台当たりの差玉平均を予算以下に収めるように努力する。
    粗利は驚愕の少なさになると思いますが、それができない店は
    将来的には客が居なくなるように思います。
    客の財布をパンクさせたら来店するはずも無いので。

    Reply
    1. 匿名

      人口2,3万人切ってる田舎町の個人店の店長さんは、そんな考えの方が多いですね。
      1万人切ってくると、お客さんの財布の中身まで大体分るって言ってました。
      チェーン店の雇われ店長や、大手の店長は粗利ノルマ稼ぐのに必死でそんな考えは出来ないのが現実です。

      客が多くて(客への戻しが)8割以下の営業の店と
      客は少なくても9割前後で頑張ってる店

      客が多い方が出てるように見えるのがパチンコ屋ですからねw

      Reply
      1. のんべえ

        なるほど、既定路線でしたか。

        個人的な予想ですが、今の根拠のないノルマ必達の営業方針では
        将来的に都心の店も田舎の個人店と同程度の客入りになると見てまして
        そうなったときの考え方は既に地方では実施済みという事ですね。

        現業をされている方はやっぱり的確に把握してらっしゃいますね。

        Reply
  2. 匿名

    田舎はもっと酷い。パチ屋に人が居ない。特定日を煽れば特定日以外でパチ屋に行くのは損と理解しており、普段の稼働は散々たるもの。その特定日さえ、ガセが蔓延し、転落の一途。
    パチンコは30回転/千円、スロットは全6、それ位の営業を続けてから愚痴は言ってもらいたい。何年にも渡って月別売上が減少し、遊技人口も減り続けている現状を理解しなきゃ。
    中央競馬や他の公営ギャンブルもネット購入の推進で売上は伸びてるんじゃないの?
    業界の状況は業界人が一番知らない。悪い数字から目を背けてるから。頭取りをすれば安心する。よそも客が居ないから。頭取り、やめれば良いのに。
    楽太郎さんの会社のオーナーは正しい。オリンピック前で不動産屋は忙しいだろう。儲からないパチ屋に投資は行かない。若者の育成も無駄。辞めるヤツの方が多いから。よそで育った者を中途で雇った方が得。

    Reply
    1. 匿名

      30回/千円の機械のスペックを逆算してみてから文句言ってもらいたいわwwwwww

      設定6で出率100%位の台を打ちたいのかい?
      オレだったらそんな台絶対嫌だけどねーーーーーーーw

      Reply
  3. 匿名

    客が不景気じゃなくてパチンコ店だけが不景気なのを理解した方がいいよ

    金が無いからパチンコ出来ないんじゃなくてパチンコなんて無駄なものに金を使わないってこと

    パチンコ業界人って馬鹿だから物差しがパチンコしかないもんね(笑)

    Reply
    1. びん

      所得税納めてないやつが偉そうに景気だの客心理だの語るなってw
      馬鹿がばれるぞ

      まあ、ここの管理人は最底辺の馬鹿だがな

      Reply
      1. 匿名

        喫煙者って自分の服や髪に付いた自分のタバコの臭いに気付かないんですよねw

        いくら休憩中に車の外に出てタバコ吸ってても、自分の服や髪や口臭がタバコ臭いんだよ!
        このタクシードライバー!

        こんな小さなブログのコメント欄でストレス発散してんじゃねー!

        Reply
  4. ゴンザレス

    近頃の台は胃もたれがすごい。

    昔だったらそこそこにチャンスだった演出がただのリーチ演出に成り下がったり。
    「激熱の●●ゾーンに入る?入らない?入る?入らない?」を繰り返して「やっぱり入らなーいw」というガセ予告演出が増えた、それも激熱演出どころか只の疑似連予告ですらそういうガセの繰り返し。
    音と光は激しいが、熱いんだか熱くないんだか分からん演出も激増等々。

    そんなこんなで食傷気味で、サンドの金を使いきらずに「もうええわ」と使いきらずに帰ることも増えましたね。

    それにあの今どき珍しい充満するタバコの煙。知人がそのコンテンツが好きで「連れてって!」と言われて連れてってもタバコの臭いに耐えきれず早々に撤退するし、タバコ臭が服に付くから「パチンコに行ってきたね!」と家族にバレるから長居もできん。いまどき彼処までタバコの臭いが付く施設はパチンコ以外に無いし(´・ω・)

    そんなこんなで遊技頻度や滞在時間は減ってますね、たしかに。むろん金銭的な面もあるのも事実ではありますが。

    Reply
      1. ゴンザレス

        ご指摘ありがとうございます・・・

        「『四号機時代は良かった』おじさんがウザい(笑)」と常々思っていましたが、自分もそんなおじさんの仲間入りしつつあったとは。

        年をとるのは辛いものですな(´・ω・)

        Reply
  5. とよ

    はじめまして
    いつも記事の更新を
    楽しみにしています

    クロロさんも
    ブログでおっしゃってますが
    大阪府内では取材と称したような
    イベントが禁止となりました

    これを受けて
    特に大手企業は
    自分たちの特定日の定着のため
    12月は相当頑張るのではないかと
    推測しています(笑)

    この件に関して
    楽太郎さんの見解を
    お聞きしたいです

    よろしくお願いします。

    Reply
  6. 匿名

    うちの地域はパチンコもスロットも厳しい店ばかり。
    パチンコがそこそこ回る店もあるけど、特定日のスロットに力を入れ過ぎた結果、普段はガラガラで客が離れてる店も。
    自分は最近パチンコメインで立ち回ってるのでその店で打ってますが、やっぱり一度特定日を煽り過ぎると普段の信用がなくなるんだなと実感しました。

    Reply
  7. ジャグキチ

    >ユニットサンドに入れたお金を使い切るまで遊んでくれないのか

    やっぱりあの高額対応サンドって、そういう役割(全部使わせる)があるんですよね。

    のめり込みに注意しましょうとかさかんに言っといて、何この二枚舌(笑)

    私は万券入れて、コインを買ったら(正確には借りたなんでしょうが、客の意識では買ったでしかない)カード即払い出して9千円を精算しています。
    パチンコカードで遊んでいても1円の得にもならないしね。

    Reply

コメントをどうぞ! ※2018年に入ってから、本社業務が加わって忙しい立場になってしまいました。返信ご希望のご質問などは、お問い合わせフォームをご利用下さいませm(_)m